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テレビでは明るくふるまう人気芸人の、意外なまでにストイックな日常。お笑い芸人として、俳優として、そして作家として、めくるめく独特の「ひとりワールド」大全開! ダイエットにはげみ、便秘に悩む。その驚くべき解決法とは? 理想の自分になるために、自己啓発本を読み漁り、催眠療法や“AVOS”なるマイルールを課してみたりも……。ひとりで遊び、ひとりで悩み、ひとりで書いた 「週刊文春」連載エッセイ、大幅加筆!
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Posted by ブクログ
劇団ひとり名義で書かれた「人間・川島省吾」の発見と挑戦の記録。 情けなくてとびっきりユニークでどこか真面目でナルシストで飽きっぽい、そんな自分を余す所なく軽妙かつ、どこか上品さを忘れない語り口で語る文章はとにかく面白くて読みやすい。 頭が良く聡明で育ちが良い、けれどそれを鼻にかけたような所を感じさせ...続きを読むない所にこの人のセンスの良さを感じます。
人生に勝るストーリーなし✩ そのノブは心の扉 (文春文庫) 劇団ひとり (文庫 - 2010/6/10) ✩✩✩✩✩ 著者は父の仕事の関係で幼少期をアラスカで過ごす。1992年にコンビ芸人としてデビュー。2000年ピン芸人として再出発。その後俳優として映画やドラマでも活躍。 代表作に「嫌われ松子...続きを読むの一生」「ゴールデンスランバー」等。1996年に刊行された「陰日向に咲く」はミリオンセラーとなり映画化された。 ご存知。強烈な個性を持ちピン芸人として活躍中の「劇団ひとり」 お笑いの才能だけではなく、上記紹介の「陰日向に咲く」では物書きとしての才能を世界にまざまざとみせつけた。 本書は物語は物語でも「劇団ひとり」の人生の一部分を記したもの。 書かれていることは主に分けて以下の3つ ①チャレンジ(乗馬・登山・船舶免許・大型二輪免許等・体験修行) ②創作ルール(AVOS・PMS等) ③考えても何の役にも立たない考え(十センチか十メートル・二文字・数字の世界) エッセイを読んで声を出して笑ったのはいつ以来だろうか。 個性が強いだけあって好き嫌いがはっきりと別れるだろうと思われる本書。 改めて「劇団ひとり」の凄さを実感させられた。 ●何事も果敢にチャレンジするスピリッツ ●個性的にまで研ぎ澄まされた独自のルール ●くだらないだけではなく変に納得感のある考え ビジネス書を読んでいるという著者だけあり、随所に織り込まれる真っ当な理論。 しかし、著者はポジティブというよりはネガティブ。継続性はなく飽き性。未来を見据えていなく短絡的。全てを自覚した上で彼の人生は送られている。 かっこ悪いのがかっこいいそんな素敵な彼の行い。 読んで行くうちにどんどん彼の魅力を知ることになる。 独自の視点は一番の彼の能力。 色んな角度から事象を捉える能力に非常に憧れる✩
素晴らしいの一言(^ ^ 取り上げるネタ、文章力、落としどころ、 全てが高いレベルに昇華され、 しかも「そつなく」まとまっている...訳ではなく 切れば血が吹き出るような生々しさを持ってる。 ある意味「エッセイの理想形」を体現しているのでは。 また、著者のネガティブっぷりが半端ない。 当人もそ...続きを読むれを自覚していて、このままではいけないと あれこれ改善・向上するための努力を厭わない。 そしてネガティブをネガティブのままで 前進するパワーに変換する「黒いオーラ」が 奇跡的に笑えるレベルまで昇華されているのは、 著者の地力としか言いようがない。 著者は、本書を読む限りでは かなり人見知りで自意識過剰で、 言ってみれば「損な人生」を歩むタイプに見える。 そんな著者が、デパートの屋上などから 町を見下ろしながら「ありがとう」とつぶやき 「独裁者気分」を味わう。 時に「ごめん」と謝ってみる。 「みんな、不景気で、ごめん」と。 世の中の不景気が自分のせいであるかのごとく。 この、妄想をベースにした暗い満足感(^ ^; こんなことを考えつくことも驚きだが、 それを「テレビに出ている有名人」が 堂々とエッセイに綴ってしまう勇気(^ ^; そして、文庫版巻末にある解説が秀逸。 著者の「自分に甘いながらストイック」な 人間性について分かりやすくほめている(^ ^ 本書を読むと、劇団ひとりという芸人を もの凄く好きになるか、キモイと思うか どっちかに分かれるかも知れません。 が、著者がどうこうということではなく、 「一読み物としてとても楽しく読める」 ことをここに保証して、 私の挨拶に代えさせていただきます(^ ^;
素晴らしき変人 いや、もう変人極めて変態の域。純粋な変態。 陰日向に咲くを昔読んで気になっていた芸人さんだったが(お笑いには詳しくないけど)。 ひとつの(どうでもいい)アイディアの思い付きからの展開力や実行力。そのめり込みっぷりが本当に凄い。ほんとにそこまでやらないんだよね、普通は。 デベソ...続きを読むとか10センチと10メートルとか駄目ナルシストとかすき。 でも私がドン引きされると困るので、知人には貸せない(笑) なにが困るって、共感できる内容があること! 文体もしゃべり言葉でさっくり読める。
もうこれほんと大好き。 劇団ひとりって、ちょっと他の芸人さんと違う雰囲気があるように感じていたのですが、このエッセイを読んで確信しました。 変人。 共感できる話、できない話、どれをとっても面白い! 『十センチか十メートル』『数字の世界』『二文字』の3つが特にお気に入り。
劇団ひとりの馬鹿馬鹿しいまでの発想力、行動力が凄すぎる。そしてその描写がうますぎて読みながら何度も吹き出してしまった。面白すぎます。天才・劇団ひとりここにあり。
芸人さんのエッセイだからほとんど嘘だろう… そう思いたくなるような内容のオンパレードです。 ただ、劇団ひとりがもっているあの危ない雰囲気からすると ここに書いてあることを本当にやっているかもしれない… と思っていたら、案の定あとがきにそう書いてありました(笑) 危ないけれど針が振れたような爆発的...続きを読むな危なさではなくて、 劇団ひとりさんには何か淡々とした危なさというか、 危ないことが通常であるような印象があります 言葉遊びの面白さでいったら小説のほうが面白いですが、 劇団ひとりさんのアブノーマルな思考回路の一端を知るには エッセイのほうがいいのかな?と思わされる一冊です
内容(「BOOK」データベースより) 多忙を極める人気タレントであり売れっ子作家の意外なまでにストイックな日常。ダイエットに励み便秘に悩む。その驚くべき解決法!理想の自分になるために、自己啓発本を読み漁り、催眠療法を試したり、AVOSなるルールを課してみたり。私生活でも新しい挑戦が止まらない!「週刊...続きを読む文春」好評連載の決定版。 通常の男は? かっこ悪いところはできれば見せたくないというのがあるような気がします。 そういう中でかっこ悪いところを逆に見せてしまうとなんだか魅力がアップするような気がするのは僕だけでしょうか? すべてをさらけ出す魅力というのはそういうことをやらないと出ないような気がしてならないのです。。。
久しぶりに本を読みながら声を出して何度も笑ってしまいました。劇団ひとり、恐るべし。作家としてのセンスは、まるで全盛期の大槻ケンヂのようでした。 この人の「書き物」は買う価値ありです♪
劇団ひとりのエッセイ集。 一編ごとにオチがあってとても面白い。 自分にとっても励みになる文章が多くて、また読み返したくなる。 イヤな人がいたら腹の中で「こいつはオタンコナスだ」と繰り返します。 そして、その人がオタンコナスだと心底思い込めたら次に「私みたいな立派な人間はこんなオタンコナスからストレ...続きを読むスを感じてはいけない」と思うのです。 なるほど!
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そのノブは心の扉
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