Posted by ブクログ 2023年01月10日
芸人が描く芸人は、何故これ程にもどうしようもなくて、愛らしいのか。家族旅行で岡山県に出向いた際に、たまたま出会った一冊。旅先で一冊、がモットーで購入したが良い出会いだった。さりげなくだが繋がっている物語は、奇跡のように見えて、案外現実的なのかもしれない。劇団ひとりの実父が書き上げた【劇団ひとりの生い...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月30日
個人的憂鬱を持った「どんまい」な人達が交錯しながら、それぞれの自分を見つけていくのがおもろい。
自分の不幸は他人には解かってもらえやんし、他人の悩みは自分には関係無い。
バラエティーに富んだ登場人物ばかりで、「劇団」の名にふさわしいと思った。
彼の妄想力とか成りきり力とか、すげぇ。
「キス我慢選手...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月20日
出版された学生の頃に読んだような記憶があるのだけど、内容を覚えていなかったので再読。
5篇の短編からなり、それぞれの登場人物が他の短編に出てきたりして少しずつ繋がりがあり、最後まで読むと「あっあの時の…!」となる仕組みが面白い。
社会の表舞台に立つ人物でなく、ホームレスや売れないアイドルのファン、...続きを読む