感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月02日
陰日向・・・
1.日のあたらない場所と日のあたる場所
2. 人の見ている所と見ていない所とで言行が違うこと。
それぞれの人生。それぞれの葛藤。
それぞれの章の主人公の人間性と考え方が面白い。伏線とどんでん返しが爽快だった。
Posted by ブクログ 2023年07月09日
想像以上の展開だった。短編集。ホームレスに憧れる会社員の話から始まる。どこか抜けててアホちんでおバカで優しい人のたちの物語だったけど、すでに一本の線が入っていた。ひとりさんの経験も綴られてるのかな、と感じつつどこか心が救われてく感じがした。
不覚にも伊坂幸太郎さんや青山美智子さんを思い浮かべるよう...続きを読むな短編の作りかただった。でもやっぱりひとりさんオリジナルだと思う。なにこれ。この人の本好きだ。もっと本書いて欲しい。
でもやっぱ最後の解説にじんわりくる。すてきすぎる。
Posted by ブクログ 2023年01月10日
芸人が描く芸人は、何故これ程にもどうしようもなくて、愛らしいのか。家族旅行で岡山県に出向いた際に、たまたま出会った一冊。旅先で一冊、がモットーで購入したが良い出会いだった。さりげなくだが繋がっている物語は、奇跡のように見えて、案外現実的なのかもしれない。劇団ひとりの実父が書き上げた【劇団ひとりの生い...続きを読む立ち(あとがき)】は、息子への愛で溢れる内容だった。それほど厚くない一冊だったが、ゆっくり大切に読み終えることが出来た。「青天の霹靂」「浅草ルンタッタ」などその他多数、またコンプリートしたい本が増えた。
Posted by ブクログ 2022年10月01日
物語全体に大小さまざまな伏線が張り巡らされており、この世界に対して敏感で、繊細な作者の気品が作品全体に滲み出ていた。 一つ一つの情報が、あ!ここで繋がっているのか!とわかり爽快な気分を何度も味わうことができた。
素敵な作品です
面白かった!の一言!
テンポがよく一気に読んでしまいました!
全ての話が繋がっていて、2話目以降は、ハッとさせられることが度々あってそれがなんとも気持ちいい(笑)
読み終わってから主人公は誰なのか?という疑問が出たけど、“読む人によって違う”と思った。
何度も読むことでまだまだ味が出そうです!
Posted by ブクログ 2023年01月08日
ゆっくり、ゆっくり、進んでいく。
そして、誰もが遭遇しそうな出来事。
それが、ほんわかと繋がって行く。
有川 浩の阪急電車みたいで、私は
好きな本。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
最後の話はハマらなかったけど、それ以外の物語はとても良かった。もしかして、最後の話は全てと繋がっているって事はないよね。
と思い、検索すると。。。なんと、頭の堅いことか。そういう事だったのね。
劇団ひとりさん。。。凄い。
1つ前の登場人物が次の話の主人公になってて、それはとてもおもしろかったし、そ...続きを読むういうものを書きたかったんだなぁと思った。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
サクサク読めた。面白かった。しんみりする話もあったけど、最後もよく分からず終わったけど、面白かった。劇団ひとりさんは才能ある人だなと改めて思った。短編なのに、ちょっと登場人物につながりがあって、うまいなあと思った。
Posted by ブクログ 2023年10月26日
面白かった。面白かったのですがどうしても脳内で主人公などを劇団ひとりさんが演じてしまうのです。悪いのは私なのですがひとりさんの顔がちらつき集中しきれなかったので星一つ減。重ねて言いますが悪いのは私です。皆さまもお気をつけください。
Posted by ブクログ 2023年10月09日
芸人の劇団ひとり氏執筆の短編集。 どのお話しも、最後のページで「え?」てなる展開には驚かされた。そして、それがちょっと心にニヤッと刺さる。短編だが繋がりを感じさせる持っていき方はユーモア。内容も読みやすく、キャラクターも面白かったです。 長編小説も出されてるようなので、そちらも読んでみたいと思いまし...続きを読むた。
Posted by ブクログ 2022年10月30日
私が個人的に好きな作家、伊坂幸太郎氏の作品に近いテイストの短編集。
彼らしいユーモアが感じられかつしみじみと心に沁みる作品でした。
是非もう2~3冊書いてもらって、まぐれではないことを証明して欲しいです。
彼自身が読書家で、感性豊かな人なのだろうと感じられました。
Posted by ブクログ 2022年07月20日
出版された学生の頃に読んだような記憶があるのだけど、内容を覚えていなかったので再読。
5篇の短編からなり、それぞれの登場人物が他の短編に出てきたりして少しずつ繋がりがあり、最後まで読むと「あっあの時の…!」となる仕組みが面白い。
社会の表舞台に立つ人物でなく、ホームレスや売れないアイドルのファン、...続きを読むフリーター、売れない芸人、ストリッパーなどに焦点を当てて描かれた作品。
世の中色々な人がいて成り立ってるけれど、そのそれぞれが自分なりの光を求めて、それに縋って頑張って生きているんだなぁと思った。
解説が実父なのも斬新で良かった。
Posted by ブクログ 2022年01月22日
中学ぶりくらいに読み直した。
群像劇というのかな、短編同士が繋がっててとてもまとまった小説。
Overrunが泣けた。文才がすごいな、劇団ひとり
94/100
Posted by ブクログ 2024年01月31日
さすが日頃からネタ書いている芸人さん!短編集だけどちょっとずつ繋がっていてみんな同じ地球で生きている人達って感じ。キラキラしたテレビドラマでは絶対主役にならないような人たちにスポットをあてている。
私的にはお父さんの解説が温かくて良かった。
Posted by ブクログ 2023年08月05日
映画未視聴の小説初見で読みました。短編集だけど一つの物語でもある。グッとくるエピソードあります。
私には、登場人物相関図の解説がないとわからない所がありました。
Posted by ブクログ 2023年03月05日
元々有名人の自叙伝的なものかと思って読み始めたら、人間の日常を描いた文学だった。
短編集かと思ったら、それぞれの人物に関連があった。
その内、この人の人生はどうだったんだろうと気になるようになった。
Posted by ブクログ 2023年03月05日
2007年第4回本屋大賞8位。著者のデビュー作。
借金に借金を重ねるギャンブラー、ホームレスに自由を求めた会社員、アイドルを一途に追いかける青年、売れないお笑いコンビ、合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。なかなか陽の当たらないそれぞれの人生の瞬間を切り取り、生きることの不器用さ、苦しさを描い...続きを読むた連作短編集。
それぞれの人生がどこかで繋がっており、ふとした時に差し込む光が明日への希望を与えてくれる。そんな読後感を残す作品。
Posted by ブクログ 2022年10月05日
劇団ひとりさんの独特な世界観が小説の中でも表れていた。内容として、現代社会という軸の中に、現実的で真面目な部分からコミカルさや驚きといったエンタメ要素も含まれており、スラスラと読みやすかった。
Posted by ブクログ 2022年05月31日
ゆるく結びついている短編集、というのはまあありがちなのだが、設定と登場人物が非常に興味深く、アイドル界やストリップ界などは、この作者でなければ出せなかったのかな、と思う。大ヒットだったためにちょっと事前の期待値が上がりすぎてしまったのだけれど、普通にすんなりと読めた。読み返したらまだなにか気付いてい...続きを読むない仕掛けに気付けそうでもある。
Posted by ブクログ 2022年04月13日
「劇団ひとり」の処女小説『陰日向に咲く』を読みました。
一見無関係そうな5つの物語が微妙に繋がっている連作小説集です。
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お笑い芸人「劇団ひとり」の処女小説。
ギャンブルで作った借金の末にオレオレ詐欺を働く駅員。
男を想うあまり、男を追い詰めるコンビ...続きを読む芸人の女。
女の愛に気づかず、他の女を追うコンビ芸人の男――。
落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集。
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収録されているのは以下の5篇。
■道草
■拝啓、僕のアイドル様
■ピンボケな私
■Over run
■鳴き砂を歩く犬
最も印象に残ったのは『Over run』ですね。
根っからのギャンブラーで多重債務者となった小心者の主人公「シンヤ」。
借金が400万円を超え、とうとう「オレオレ詐欺」に手を染めてしまう、、、
その破天荒な行動や言動に笑い、そしてエンディングで明らかになる衝撃の事実… 老女の遺した手紙に泣けました。
出張帰りの新幹線で読んでいたのですが… 涙がとまらなくなり、照れ隠しに花粉症の目薬を入れました。
でも、隣の人にはバレたかも。
社会の束縛から逃れたいと願うサラリーマンが出会ったホームレスの「モーゼ」、その自由な生活に憧れホームレスとなったサラリーマンと大ボラ吹き「モーゼ」の交流を描いた『道草』。
ホームレスとなったサラリーマンが社会復帰するきっかけとなった貧しい青年との出会い。
その青年が、自分の生活を失ってまでも応援するマイナーなアイドル「武田みやこ(通称:ミャーコ)」との切ない恋の物語『拝啓、アイドル様』。
社会復帰したサラリーマンの娘の失恋、そして、その娘が身近にいた大切なひとの愛情に気付くまでの物語を描いた『ピンボケな私』。
サラリーマンの娘の自殺を止めた駅員「シンヤ」の物語『Over run』(詳細は上述)。
ロクでもない家庭に育った不幸な少女「鳴子」と売れない芸人「プードル・雷太」の出会いと別れ… そして運命の再会を描いた『鳴き砂を歩く犬 』。
この物語で『Over run』の老女の正体も明らかになります。
そんな感じで、陽の当たらない落ちこぼれな人達の人生を巧みに描いた連作となっていました。
自分の人生にも重ね合わせながら読んでしまいましたね。
『Over run』のエピソードが中心となり映画化されているみたいなので、今度、観てみようと思います。
Posted by ブクログ 2022年02月11日
バタフライエフェクトのように、気づかないうちに誰かの人生を変えていたりするんだよなとしみじみと思う。良くも悪くも生きてるだけで世界と繋がってるんだよな。
Posted by ブクログ 2022年01月20日
あっという間に読んでしまえる。
さすが芸人さん。おもしろい。
しんみりくるとこもあるけど、泣くまではいかへんかなぁ
短編がすごくたくさん繋がってるんやと思うけど、勢い付けて読んだので、いまいちよくわからないまま、、(笑)
Posted by ブクログ 2023年09月24日
劇団ひとりって、私は「熱血!平成教育学院」で顔見るぐらいで、この本が評価されてからも、そうした本書く人の割には漢字も読めねぇし、てな感想しか持ってないのだけど、夏休みのヒマなところに文庫が出たので読んでみた。
ホームレスにあこがれて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、秋葉系のアイドルおたく、...続きを読む男に遊ばれる自称カメラマンの卵の女の子、ギャンブルで借金まみれになってオレオレ詐欺を働く駅員、浅草のストリップ劇場の売れない芸人の男女。
5つの話それぞれオチが付き、どこかで重なり連なって、最後に全体としてもう一回オチが付く。
よく練れた話に、台詞も活きててサクサクと読めるが、世間で言うほど上手いとも思わず、まあ普通じゃないですかね。
単行本の帯の恩田陸とか山田宗樹とか褒め過ぎじゃないかと思うけれど、よく素人でも一冊は書けると言うし(私には無理ですけどね、ゴメン)、恩田陸が言うように『あと2冊は書いて』こそ真価じゃないでしょうか。