あらすじ
劇団ひとりの大ベストセラー小説が電子書籍化!ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれるフリーター。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す――。不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。
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Posted by ブクログ
想像の何十倍もおもしろくて驚きました。最初から最後までずっと楽しめました。
短編集ですが少しずつ繋がっているのが上手くできてるなあと。
いろんな問題を抱えている登場人物たちを応援したくなりました。個人的にはアイドルのお話が好きです。
もっと早く読めばよかったなと思いました。
Posted by ブクログ
初めて読みました。登場人物それぞれの世界観が上手く描かれていて素晴らしかったです。
最後の解説を自分のお父様に依頼している所が劇団ひとりさんらしくて良かったです。
Posted by ブクログ
今更!?って感じですが、予備知識ゼロで読みました。
ミスリードの連発でした。
書いてるのが芸人さんだからなのか、全ての話にしっかりオチがある。濃い目に。
劇団ひとりが面白いわけだわ。
最初の2話ぐらいでオチを予想して読み始めるけど、オチまでの文章に引き込まれていつのまにか予想を忘れ、気づいた時に落とされてる感覚。読み終わった後に浮遊感さえ漂い、その余韻に浸りながら、もう一回何がどう繋がってるのか読み直したい1冊でした。
Posted by ブクログ
陰日向・・・
1.日のあたらない場所と日のあたる場所
2. 人の見ている所と見ていない所とで言行が違うこと。
それぞれの人生。それぞれの葛藤。
それぞれの章の主人公の人間性と考え方が面白い。伏線とどんでん返しが爽快だった。
Posted by ブクログ
想像以上の展開だった。短編集。ホームレスに憧れる会社員の話から始まる。どこか抜けててアホちんでおバカで優しい人のたちの物語だったけど、すでに一本の線が入っていた。ひとりさんの経験も綴られてるのかな、と感じつつどこか心が救われてく感じがした。
不覚にも伊坂幸太郎さんや青山美智子さんを思い浮かべるような短編の作りかただった。でもやっぱりひとりさんオリジナルだと思う。なにこれ。この人の本好きだ。もっと本書いて欲しい。
でもやっぱ最後の解説にじんわりくる。すてきすぎる。
全員が主人公
面白かった!の一言!
テンポがよく一気に読んでしまいました!
全ての話が繋がっていて、2話目以降は、ハッとさせられることが度々あってそれがなんとも気持ちいい(笑)
読み終わってから主人公は誰なのか?という疑問が出たけど、“読む人によって違う”と思った。
何度も読むことでまだまだ味が出そうです!
Posted by ブクログ
おお、なんか器用な人なんだな、この人は、手な感じの。それぞれになかなか面白いのですよ。展開もこなれてる感じ。それぞれの話で登場人物が繋がってるな。
いやなんかそんなこんなで意外と印象が薄くて、やっぱ、ちょっと読んでみたら良いじゃないということで。
Posted by ブクログ
小学校の頃からの憧れの存在的女の子が、大人に
なってアイドル歌手になってTVに出たりして手の届
きにくい存在 になったり、母親と少年をおいて逃げ
た父親を大人になっ た少年が許したり、今の日本人
が忘れかけている大事な人情を描いた話ばかりで良
かったです。
Posted by ブクログ
小学生のころ、登校すると朝のホームルームの前に10分ほど、読書の時間があった。当時僕は本はほとんど読んでいなかったので、教室の本棚に並んでいたこの本の単行本をなんとなく手に取った。
数日間かけて読み切った。そして、
めちゃくちゃおもしろくて、えっちだ!!!!
という感想を抱いた、と記憶している。
だが、内容をはっきり覚えていないことに最近気がついて、文庫版で再読した。
おもしろかった。
ちゃんと小説として成り立っているし、少しづつ物語が繋がっていくのも、無理がなくて面白く読めた。
あのころ、えっちだと感じたのは、たぶん、「ピンボケな私」なんだと思う。あとはストリップ劇場を舞台にした「鳴き砂を歩く犬」もか。
大人になって読むと、そこまで過激ではないものの、たしかに小学生がこれを読んだら、びっくりするだろうな。
これを教室の本棚に置いていた小学校、なかなか面白い。笑
それ以外のエピソードも、少年が読んだ時に抱いた感想とは、また違って、心温まるものだった。
Posted by ブクログ
劇団ひとりさんらしさ(特に雷太の話はキュンとしちゃうくらい劇団ひとり感が!)が随所で感じられる、実は連動している短編小説集でした。
電車の中でサクサク読めて思わずニヤッとしたり、うわあーやられた!っていうオチがあってよかったな、と思いました。
Posted by ブクログ
最後の話はハマらなかったけど、それ以外の物語はとても良かった。もしかして、最後の話は全てと繋がっているって事はないよね。
と思い、検索すると。。。なんと、頭の堅いことか。そういう事だったのね。
劇団ひとりさん。。。凄い。
1つ前の登場人物が次の話の主人公になってて、それはとてもおもしろかったし、そういうものを書きたかったんだなぁと思った。
Posted by ブクログ
サクサク読めた。面白かった。しんみりする話もあったけど、最後もよく分からず終わったけど、面白かった。劇団ひとりさんは才能ある人だなと改めて思った。短編なのに、ちょっと登場人物につながりがあって、うまいなあと思った。
Posted by ブクログ
面白かった。面白かったのですがどうしても脳内で主人公などを劇団ひとりさんが演じてしまうのです。悪いのは私なのですがひとりさんの顔がちらつき集中しきれなかったので星一つ減。重ねて言いますが悪いのは私です。皆さまもお気をつけください。
Posted by ブクログ
芸人の劇団ひとり氏執筆の短編集。 どのお話しも、最後のページで「え?」てなる展開には驚かされた。そして、それがちょっと心にニヤッと刺さる。短編だが繋がりを感じさせる持っていき方はユーモア。内容も読みやすく、キャラクターも面白かったです。 長編小説も出されてるようなので、そちらも読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
すべてがちょっとずつ繋がってる短編は好きだけど、あまりにも登場人物が意味不明すぎて感情移入出来なかった。ホームレスに憧れるサラリーマンも推しに貢ぐためにご飯をほとんど食べないとかも極端すぎて…
Posted by ブクログ
素人の感覚で申し訳ないが、コント台本を短編小説として改編されたかのような一冊と捉えた。
改編では言葉が悪いかもしれない。秀逸なイメージの増幅とでも。
劇団ひとりのコントは何度か見たことがあるので、その設定やストーリーは想像しやすく読みやすい。
その反面、小説にさえリアリティを求める読み手には刺さらない可能性はある。
時に…、
日常会話でも偏屈で思想が強い人の話の方が他人に与えるインパクトは強いと思う。
さらにそのこだわりの対象がくだらないことだったりユーモアのあることだったりすると、逆にその人は面白キャラとして重宝されることもあるだろう。
劇団ひとりのコント師としての職人気質の真髄を垣間見える良著。面白さの中に仕事人としての真摯さを見たような気がした。
Posted by ブクログ
さくさく読める短編集
登場人物がやんわり繋がっているし
どの話もユーモアがあり面白かった。
世間的にはどうしようもない登場人物達が
懸命に生きる姿が愛らしかった
陰日向に咲く
タイトルの意味がなんとなく分かった気がして
うまいな、良いなと思った
Posted by ブクログ
普通に面白かったです
芸能人の書く物語に少し舐めてましたが、よくできてました
全体的に話が浅いとか、ボリュームが薄いとかはありますが、物語の前後で登場人物を関連づけ様とする試みが無理なく作られていたと思います
昔話題になり、映画も観た覚えはあるのですがストーリーを全く覚えてなかったので改めて作品を楽しめました
また、忘れるかもしれませんが(笑)
Posted by ブクログ
劇団ひとりさんの単独ライブを活字で読ませてもらった感覚で、非常に楽しませてもらいました。
みんながみんな繋がって、支え合って、誰かに優しくされた分、自分の事を好きになってく世界。
素敵だと思います。
Posted by ブクログ
さすが日頃からネタ書いている芸人さん!短編集だけどちょっとずつ繋がっていてみんな同じ地球で生きている人達って感じ。キラキラしたテレビドラマでは絶対主役にならないような人たちにスポットをあてている。
私的にはお父さんの解説が温かくて良かった。
Posted by ブクログ
映画未視聴の小説初見で読みました。短編集だけど一つの物語でもある。グッとくるエピソードあります。
私には、登場人物相関図の解説がないとわからない所がありました。
Posted by ブクログ
元々有名人の自叙伝的なものかと思って読み始めたら、人間の日常を描いた文学だった。
短編集かと思ったら、それぞれの人物に関連があった。
その内、この人の人生はどうだったんだろうと気になるようになった。
Posted by ブクログ
2007年第4回本屋大賞8位。著者のデビュー作。
借金に借金を重ねるギャンブラー、ホームレスに自由を求めた会社員、アイドルを一途に追いかける青年、売れないお笑いコンビ、合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。なかなか陽の当たらないそれぞれの人生の瞬間を切り取り、生きることの不器用さ、苦しさを描いた連作短編集。
それぞれの人生がどこかで繋がっており、ふとした時に差し込む光が明日への希望を与えてくれる。そんな読後感を残す作品。
Posted by ブクログ
期待してたより不発 それなりに話題にもなってた劇団ひとりの小説デビュー作。
今頃になって読んでみたものの、、、
わりとフツー。
いや、お笑い芸人が書いたと言えば、凄いことなんかも知れんけど、
それだけかな。
フツーに読めると言うこと自体が凄いことなのかもしれないけれど、
特に印象には残らない感じ。
Posted by ブクログ
劇団ひとりって、私は「熱血!平成教育学院」で顔見るぐらいで、この本が評価されてからも、そうした本書く人の割には漢字も読めねぇし、てな感想しか持ってないのだけど、夏休みのヒマなところに文庫が出たので読んでみた。
ホームレスにあこがれて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、秋葉系のアイドルおたく、男に遊ばれる自称カメラマンの卵の女の子、ギャンブルで借金まみれになってオレオレ詐欺を働く駅員、浅草のストリップ劇場の売れない芸人の男女。
5つの話それぞれオチが付き、どこかで重なり連なって、最後に全体としてもう一回オチが付く。
よく練れた話に、台詞も活きててサクサクと読めるが、世間で言うほど上手いとも思わず、まあ普通じゃないですかね。
単行本の帯の恩田陸とか山田宗樹とか褒め過ぎじゃないかと思うけれど、よく素人でも一冊は書けると言うし(私には無理ですけどね、ゴメン)、恩田陸が言うように『あと2冊は書いて』こそ真価じゃないでしょうか。