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Posted by ブクログ 2021年07月17日
近ツリの社史を、前身の日本ツーリスト社長 馬場勇をメインにして描いた、いわゆる経済小説。著者の入念な資料調査と、機微な人間関係のタッチは良かったと思う。ただ個人的には、宮本常一と近ツリの結び付きについて、もう少し話が聞きたかったところではある。
観光研究の教科書では、往々にして、「マスツーリズム...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月26日
日本ツーリスト (現・近畿日本ツーリスト) の創業メンバーである馬場勇の伝記を中心とした、当時の社員たちの活躍を描いた小説。城山三郎著、近畿日本ツーリスト刊行と書いてある。
終戦間もないころの話であり、旅行業界のベンチャーとして、貸切列車の設定、新たな観光ルート開拓、オンラインシステムの導入など画...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月22日
こういうガツガツした感じはいいなあと思う。
近ツーの社史として書かれた割に、吸収した側の近畿交通社よりも吸収された側の日本ツーリストに焦点が当たっているのは、単純に依頼者が馬場副社長本人だから?
合併会社が軌道に乗り時が経つと、日本ツーリスト出身の役員はいなくなり、ベンチャーの名残がなくなっていくの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月14日
近畿日本ツーリストの創業者、馬場勇。
社史を基にした戦後企業の物語。
戦前戦後のこの辺りの起業した男たちの物語は熱いね。現代の日本企業の礎を築いてきたその変遷は、熱っぽくて良い。
戦後の荒廃と混乱の中で、資力もバックも、信用もないが、先見性と野武士的勇断を武器に、新しい世界"旅行代理...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月19日
近畿日本ツーリストの創業から発展を描いた小説。
足元固めるのが下手だが、誰よりも夢を持ち馬力を持つ主人公、馬場さんの生きざまはまさにベンチャーの社長という感じである。
日本ツーリストは近鉄の子会社である近畿交通社との合併で発展する。今まで弱かった経理が強くなったのが一因であろう。
やはり、守...続きを読む
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