ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
美人で金持ちで傲慢で、あの女は昔からいやな女だった。その女の美しい夫を寝取った“私”は…(「いやな女」)。年に一度の逢瀬には、必ず新調した着物を着る“私”。その日だけは、特別の存在になるのだから(「雪おんな」)。月が満ちては欠けるように、女もまた変化する。おもての顔の裏に別の顔を隠しもって。金沢を舞台に、せつないほどに“女”に満ちた10人10話。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
唯川さんの小説を読むと、女の人はこういう考えを持っているのかとゾッとさせられることが多い。 この病む月でも特にいやな女、魔女、愛される女はゾッとさせられた。
「女性心理を書かせたらすっばらしく上手く読ませる作家」。 特にこの本は オンナのもろさや怖さが書かれていて読みごたえありました。
恋愛から性生活まで何でも話し合える母とはもちろん本の趣味も合う訳で。 そんな母から勧められて読んだ一冊。彼女は唯川恵さんの本が好きらしくよく読んでいる。 女を巡る短編集で一話完結なので大変読みやすい上にラスト1ページあたりで話が 谷を転がり落ちるように展開するのが大変小気味良い。 中にはありがちな...続きを読む展開だな、とゆう話も何篇かあったが全体的に女の情念がリアルに、しかし美しく書かれており満足。 どの話も作者さんのご出身地の金沢が舞台になっており、読んでいると眼前に古都金沢の美しい風景が 目に浮かぶようです。・・・そうだ、旅に出よう・・・! 母から鼻息荒く次の唯川恵さんの本を薦められているのでそちらも楽しみです。 唯川恵さん、好きな作家さんになりました。
凄い。面白い。収められている十話にはバラツキもあるし、すべての話はそんなに統一性があるわけでは無い。舞台になる金沢も、特に重要な要素になっているということも無いと思う。しかし、あえて統一したものを挙げるとしたら、各章に登場する女性が、タイトルどおりに”どこかが病んでいる”と言えるかもしれない。十話す...続きを読むべてのラストが魅力的である。
【幸福とは何なのか。そんな抽象的なことを常に頭の片隅で考えつつ、考えても考えても出ない結論に見切りをつけて、女たちはとりあえず今日という日をしのいで生きる。身を守りながらも放埒に、飛翔しているはずなのに堕落しながら、生きるのである。】
金沢を舞台にした10の短編。 色んな女の物語があってどれもおもしろかった 玻璃の雨降る が1番好きやった 単純な思考回路で生きとる男とは違って 複雑な感情を内に秘めて 女はそれぞれの生き方をしよるんやなと思った
どのストーリーもほの暗く狂気を帯びていて、どの主人公、登場人物にもなりたくないと切実に感じる、一種のホラーでした。金沢には当分怖くていけないかも。
全体的に静かで哀しい。このところ唯川さんの短編集を続けて読んで、わりと女性の脆さにスポットを当てられていることが多い気がして、もっとたくましい話も読みたいなと思った。でも作品によって文体まで少し違っているのが流石だなぁ。まあ、みんな逞しくも脆いもんね。
私は金沢に住んでいるので、知っている地名やホテルなどの固有名詞、方言などがそこここに出てきて、物語がすぐ近くで繰り広げられているような感覚になりました。
この作品の中では、『夏の少女』が切なくなって 好きです。 『過去が届く午後』は恐く。 『雪女』何か響きます。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
病む月
新刊情報をお知らせします。
唯川恵
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
一瞬でいい
夜明け前に会いたい
ナナイロノコイ
愛しても届かない
愛なんか
愛に似たもの
愛には少し足りない
青の使者 【単話売】
「唯川恵」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲病む月 ページトップヘ