ため息の時間

ため息の時間

528円 (税込)

2pt

愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ──。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股をかけた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。

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ため息の時間 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編集なのだけど、主役を張る男性達が揃いも揃って身勝手なので腹が立つやら呆れるやら。
    しかし、男性側の視線で描かれた恋愛問題や夫婦問題の話を読むのは初めての機会なのでそれは新鮮に感じた。
    理不尽で感情より打算が働いてしまい、パートナーを振り回して傷つけてしまう。
    それは男性にも女性にも有り得る話

    0
    2024年11月27日

    Posted by ブクログ

    女性作家による、男性が主人公の短編集。
    男女の関係を大胆に(セックスの話多め)赤裸々に(セックスの話多め)描く。
    サイコサスペンス、ホラーなどの要素が強く、純粋に読み物としての面白さもじゅうぶん。

    0
    2017年01月11日

    Posted by ブクログ

    「夜の匂い」「僕の愛しい人」「分身」には驚きと寒気がした。
    また、どの短篇の中にも性描写が書かれており、生々しさがあったが、最後の「父が帰る日」は何かホッとさせる話であり気持ち良く読み終えることができたので大満足です。

    0
    2014年04月25日

    Posted by ブクログ

    「私ね、ずっと考えていたの」
    「どうせ奥さんになれないのだから」
    「あなたの子供になれたらいいのにって」

    (口紅/夜の匂い/終の季節/言い分/僕の愛しい人/バス・ストップ/濡れ羽色/分身/父が帰る日)

    0
    2014年03月12日

    Posted by ブクログ

    男のだらしなさとかクソさにイライラしながらも、現実的な感情と非現実的な出来事(?)に、読むのが止まらなかった!

    0
    2024年10月04日

    Posted by ブクログ

    男性目線で描かれている愛し方が少し変わっていた男女の短編集。サクサク読めるからオススメ。
    リアリティがあるものもあれば、背筋少し冷たくなる唯川さんホラー?のような作品もある。
    最後の男は悔しがり、女は寂しがりの表現は言い得て妙だと思いました。

    0
    2023年09月01日

    Posted by ブクログ

    男性目線で女性を描いた9つの短編。
    ただ少し愛し方を間違えただけ。
    それぞれの男性主人公の身勝手さに言葉が出ない。話にオチがあり(非現実的だったり)男は痛い目に合う(自業自得的に)。女性のしたたかさが際立っていた。
    個性に富んでさくさく読める面白さだった。一時間完結ドラマになりそうな題材だと思った。

    0
    2022年02月12日

    Posted by ブクログ

    「ったく、男ってばよぉ」と男のズルさに嫌気がさすが、「女はやはり、したたかよのぉ」そんな気持ちにさせられる恋愛9短編集。男がぎゃふんと言う話が多いのだが.....好みの話はブリッコ女とサバサバ女の狭間で揺れる『言い分』、ラストに驚いた『分身』、ざまーみろな『バス・ストップ』。『終の季節』と『父が帰る

    0
    2019年08月03日

    Posted by ブクログ

    唯川作品では珍しい男性視点の短編集でした。女の怖さ、狡さを知っているからか、出てくる女性がなんだか怖い!男って…と思いながら読むか、女って…と思いながら読むか…。一度で二度も楽しめる本でした。

    0
    2018年05月29日

    Posted by ブクログ

    「口紅」
    入院した余命僅かな妻が口紅を欲しいと言った。
    原田は妻が化粧するのを好まなかった。一度だけ妻が薄く化粧した時も、化粧をするなと怒った。

    →気付かず失ったものは大きいんだなーと思った。

    「夜の匂い」
    井沢は地味な女幹子と付き合い始めた。結婚も意識していた。
    だが、幹子の友人のまり絵が頻繁

    0
    2015年05月26日

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