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愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ──。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股をかけた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。
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Posted by ブクログ
短編集なのだけど、主役を張る男性達が揃いも揃って身勝手なので腹が立つやら呆れるやら。 しかし、男性側の視線で描かれた恋愛問題や夫婦問題の話を読むのは初めての機会なのでそれは新鮮に感じた。 理不尽で感情より打算が働いてしまい、パートナーを振り回して傷つけてしまう。 それは男性にも女性にも有り得る話
女性作家による、男性が主人公の短編集。 男女の関係を大胆に(セックスの話多め)赤裸々に(セックスの話多め)描く。 サイコサスペンス、ホラーなどの要素が強く、純粋に読み物としての面白さもじゅうぶん。
「夜の匂い」「僕の愛しい人」「分身」には驚きと寒気がした。 また、どの短篇の中にも性描写が書かれており、生々しさがあったが、最後の「父が帰る日」は何かホッとさせる話であり気持ち良く読み終えることができたので大満足です。
「私ね、ずっと考えていたの」 「どうせ奥さんになれないのだから」 「あなたの子供になれたらいいのにって」 (口紅/夜の匂い/終の季節/言い分/僕の愛しい人/バス・ストップ/濡れ羽色/分身/父が帰る日)
男のだらしなさとかクソさにイライラしながらも、現実的な感情と非現実的な出来事(?)に、読むのが止まらなかった!
男性目線で描かれている愛し方が少し変わっていた男女の短編集。サクサク読めるからオススメ。 リアリティがあるものもあれば、背筋少し冷たくなる唯川さんホラー?のような作品もある。 最後の男は悔しがり、女は寂しがりの表現は言い得て妙だと思いました。
男性目線で女性を描いた9つの短編。 ただ少し愛し方を間違えただけ。 それぞれの男性主人公の身勝手さに言葉が出ない。話にオチがあり(非現実的だったり)男は痛い目に合う(自業自得的に)。女性のしたたかさが際立っていた。 個性に富んでさくさく読める面白さだった。一時間完結ドラマになりそうな題材だと思った。...続きを読む 裏切り裏切られても、惹かれ合って繰り返すんですよね、それでも…。 (男性ではないので)共感とは違うが、寂寥感に包まれた男性の姿が、身近に居そうでリアルだった。 終の季節、バス・ストップ、分身(このラストは好み)が特に良かった。濡れ羽色のカラスはなんて言ったのだろう。
「ったく、男ってばよぉ」と男のズルさに嫌気がさすが、「女はやはり、したたかよのぉ」そんな気持ちにさせられる恋愛9短編集。男がぎゃふんと言う話が多いのだが.....好みの話はブリッコ女とサバサバ女の狭間で揺れる『言い分』、ラストに驚いた『分身』、ざまーみろな『バス・ストップ』。『終の季節』と『父が帰る...続きを読む日』は毛色が変わってちょっといい話。どの話も短くてサクサク読み易く、隙間読書には良かった。
唯川作品では珍しい男性視点の短編集でした。女の怖さ、狡さを知っているからか、出てくる女性がなんだか怖い!男って…と思いながら読むか、女って…と思いながら読むか…。一度で二度も楽しめる本でした。
「口紅」 入院した余命僅かな妻が口紅を欲しいと言った。 原田は妻が化粧するのを好まなかった。一度だけ妻が薄く化粧した時も、化粧をするなと怒った。 →気付かず失ったものは大きいんだなーと思った。 「夜の匂い」 井沢は地味な女幹子と付き合い始めた。結婚も意識していた。 だが、幹子の友人のまり絵が頻繁...続きを読むに電話をかけてくる。面倒だな、と思っていた井沢だったが、ある日幹子の家にいるとまり絵が来て……。 →赤裸々だなぁと思った。そして結末が意外すぎた。あ、そっち? っていう。まぁこういう話もありじゃないかな。 「終の季節」 リストラにあった杉浦は、それまで家庭を蔑ろにしていたせいでリストラと同時に離婚する。だが、その時に杉浦は娘の友人で援助交際をしている女子高生に電話をした。どうしても、援助交際をやめさせたかった。 →なんか切ないなぁ。いいお話だと思う。 「言い分」 婚約者がいると言うのに同僚の女の子と浮気する洪一。二人の対立する主張に挟まれてしまう。 →優柔不断な男の話かな。それにしても「自分」というものがなくて驚いた。こういう人と付き合うと大変だろうな…。 「僕の愛しい人」 千晶を愛しながらも金持ちの令嬢真帆子と結婚した。結婚しても千晶との関係は続けた。だが千晶は死んでしまった。そこで僕がとった行動は。 →千晶は嬉しくなかっただろうなぁ…いろんな意味で。でも生まれてくる子供は女の子なんだろうと思わされた。 「バス・ストップ」 妻子がいる木島は浮気を続けている。浮気発覚直後は怒っていた妻も、今では模範的な妻だ。だから木島は安心して浮気を重ねていたーー。 →失ってから大切だったと気づくんですね。 「濡れ羽色」 取引先のるみ子と付き合って半年、考次はカラスが好きなるみ子と別れ同じ会社の久美と付き合い始めた。だが、家で戯れている最中にベランダにカラスがやってくる。そして、久美は唐突に家を出て行った。 →るみ子怖いです。あの時のあの台詞はそういうことだったのか〜って。しかもオウムじゃなくてカラスってところがまた怖さを倍増させてます。 「分身」 一回り以上年下の妻を貰った田崎は、パソコンを覚えた妻に暮林という名前でメールを送り始める。最初は返信しなかった妻も、やがて心を開き始めた。そして二人は会うことになり……。 →誰やねん。 ってなった。不思議な話。田崎さん趣味悪いね。 「父が帰る日」 借金をして妻子を捨てていった男。その息子が、自分を捨てた父を引き取ることになった。父は病身の身だった。 →最後にこの話持ってくるのは卑怯だと思う。皆んなで幸せになれたらいいね。きっと、父親を許すことで息子も楽になれると思う。
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