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池井戸花しす、二八歳。職業はAVのモザイクがけ。誰にも嫌われない「癒し」の存在であることに、こっそり全力をそそぐ毎日。だがそんな彼女に訪れる変化とは。日常の奇跡を祝福する「いのち」の物語。
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Posted by ブクログ
忘れんといてな。 今読んでよかった。もっと積極的に生きようと思った。周りの人に与えられたもの、人は影響しあって生きていくこと、忘れたくない。 私の一方的な決めつけは嫌ですか、でもあなたのことが好きです。私たち同じ女じゃないですか。
ちょっと難しかったけど、漠然とある女性性に共感を覚えた。すこし違うライフステージに入ったときに読んでみると印象が変わるのかもしれない。
猫の名前が面白くて好き。カルメンを声出していつのまにうたってしまうところも可愛くて好き。ちょっと難しかったけどふわふわしていた気がする。何個か心に留まった言葉多かったな。会話を録音して聞き返すやつ私もやってるから何だか同じで嬉しくなった。
「生きる」ということについて、考えさせれらる本。 私も「今、この瞬間」を忘れたくないと何度も思ったことがある。それで実際に記録をしたりはしていないけれど、自分の人生を歩む中で、一瞬で過ぎ去る「今」が、今の私を作り出している。だから1秒でも無駄にしたくないし、「生きている実感をするために」その積み重...続きを読むねを覚えておきたいと何度も思ったことがある。 でも、私たちは必ず忘れる。 いろんな人に出会って、忘れて、忘れられ、傷ついて傷つきあう。 それはみんなそうで、それが「生きる」ということなのだ と、この本が教えてくれたと思う。
風船に書かれた文字や、壁にかかるふざけた社訓の言葉を巧みに操るのは西加奈子ワールドそのもの。 西さんが見てる世界では言葉達が意思を持って動き回っているのだろう。 本書では空から落ちてきたような言葉がたくさん出てくる。 空から落ちて、わたしたちに降りかかるもの。 全人類に共通で降りかかるもの。私たち...続きを読むが生まれた時に頂いたものがわかる。 本の最後、スピードをぐんぐん上げて物語のラストを飾る演出の切れ味は「i 」や「夜が明ける」と似ている。
「i」の前兆とでもいうべき、いのちの物語序章。 たくさんの人たちとのふれあいを経て、わたしたちは大人になる。空気を読み、それは感情よりも速いスピードでわたしの対応を決定してしまう。あとにのこるのは、わたしはいい子でいられたかなという自問自答ループしかない。その無に抗う方法が、花しすにとっては録音だ...続きを読むったのだろう。 いまここを生きよう、いのちを祝福しよう、というメッセージが必死に紡がれていた。
自分が他人を傷つけたくないから、別の人が自分の気になることを聞いてほしいって気持ち分かる。 今の自分が昔の自分と同じなのか分からなくなるのも分かる。 色んな時代に出てくる「新田人生」は、忘れてしまった誰かなのだ。 色んな人の声を思い出すラストはするする読めた。 あとがきによれば、白いものはいのち...続きを読む、らしい。 自分のことを忘れてほしくないんでしょう、みんなに。だからせめて自分で、自分の声を、自分がいた場面を、覚えておこうとしているんだ。 … あなたは、誰かと能動的に関わってゆくことが、忘れられない確かな方法であると言うことを知っているはずだ。でも出来ない。出来ないから、せめて記録しておこうとしている。 … 誰かを愛してるって、強い気持ちがあったら、その人を傷つけることは、怖くなくなるはずなんだ。
ちょっと私には難しかった。 思ってることは分かるんだけど、 文章が私の感覚とちょっと違ってて 読み進めるのに時間がかかってしまった。
読んでいてモヤモヤするが先が気になる話だった。 誰しも弱い面があって主人公がそれに気付きながら変われない自分を客観的に見つめていく。最後の展開でモヤモヤが解消された。
気持ち悪っ シモの話ばっかり だけどアダルトビデオのモザイクがけという奇異な仕事が花しすを変えていく 女なのに女性器なんてほとんど見ることは ないからちょっと興味がある 自分の身体を愛そう! 西加奈子の普遍のテーマである
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