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Posted by ブクログ
実在した画家たちと、彼らのそばで生きた人々を描いた短編集。史実をもとにしながら、残されていない会話や心情を想像して物語にしていると知り、「これはどこまで本当なんだろう?」と調べながら読むのも楽しかったです。
中でも一番お気に入りは「タンギー爺さん」。
画家本人ではなく、彼らをそばで見ていた人たちの視点から描かれることで、セザンヌをはじめとする有名な画家たちが、歴史上の人物ではなく一人の人間として身近に感じられました。
絵だけを見ているだけでは知ることのできない、画家たちの人生や人間関係に触れられるのが原田マハさんの作品の面白さ。読み終わると、登場した画家や作品についてもっと知りたくなります。
美術館で作品を見る楽しみが、またひとつ増えたような一冊でした。
Posted by ブクログ
赤が基調になった楽しげな静物画。マグノリアが活けられた翡翠色の花瓶の後ろに、オレンジ色の鍋がおいてあるでしょう?大きな丸い口をこっち向きにしてね。芸術家の感性っていうのは、どういうものなんでしょう。マグノリアと、鍋。そんな取り合わせすら、うつくしい、と思わせてしまう巧妙さ。どんなに陰鬱な時代でも、ひととき、せめて絵を眺めているあいだくらいは、何もかも忘れて、夢を見ることができるように。痛みをなくす麻酔のような力が、マティス先生の絵にはある。
....ぜんっぜん分からん!まず鍋ではなくて古代の鏡か太鼓かと思ったし、全く夢なんて見られない色調でむしろ焦燥感に駆られる。葉と花瓶の色が同じで色彩は派手なのにメリハリを感じないし。マハさんらしい良い描写だけれども共感はできなかった。
世の中が難しい時期にあって、画家にできることは、ただ調和を表現すること。もしも、完璧な調和を表現できれば、それが私の勝利なんだ。
ということは派手な色彩を重ねて一つのキャンバスに調和させているということ?
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