ジヴェルニーの食卓

ジヴェルニーの食卓

616円 (税込)

3pt

ジヴェルニーに移り住み、青空の下で庭の風景を描き続けたクロード・モネ。その傍には義理の娘、ブランシュがいた。身を持ち崩したパトロン一家を引き取り、制作を続けた彼の目には何が映っていたのか。(「ジヴェルニーの食卓」)新しい美を求め、時代を切り拓いた芸術家の人生が色鮮やかに蘇る。マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌら印象派たちの、葛藤と作品への真摯な姿を描いた四つの物語。

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ジヴェルニーの食卓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    恩田陸の作品を読んだ後だったこともあり、ドビュッシーやラヴェルといった19世紀末から20世紀初頭の音楽家に触れたことを思い起した。彼らがパリで印象主義を音で表現する際の源泉となったのが、ドガやモネが描いた滲み出る色彩であった。その描写を通じて、当時のフランスの空気をうかがい知ることができた。

    モネ

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    美術好きな友達が入院した時、短編で薄い文庫なら、とお見舞いで渡した。以来、彼女もマハさんファンになり何冊も読んで美術館にも行って、トークショーにも参加したな!そんな思い出深い一冊。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    画家と、その人生に触れた女性との短編集。
    表現が色鮮やかで、おいしい匂いがして、暖かくて、愛で溢れてる。

    3つ目の « Le père Tanguy »が1番好き!タンギーの娘がセザンヌへ宛てた手紙のみで構成されていて、ほろり。表題もかなりいい。

    史実には忠実、でも間をこんなに鮮やかに埋めるなん

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    マティスに始まり、ドガ、ゴッホ、モネ。4人の芸術家がまさに1人の人間として生きた物語。絵描きだと絵が、音楽家だと音楽が後世に残る。でもどうやってその彼らの子供たちが生み出されたのかずっと知りたかった。初めて読み終わりたくない、まだその芸術家のそばに寄り添いたいと丁寧にページを巡った一冊。憧れの芸術の

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    印象派はどうもそんなに好きでなかったけど、その人たちの人生の一部を読んでみて少しだけ好きになれたような気がする。

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ


    まるで印象派の絵のように心がグッと引き込まれ、しばし見つめていたくなるような作品だった。
    日本でも絵が来日してはその人気が話題になる印象派の画家。そんな画家たちがかつては作風が認められず日々苦労に苛まれ、それでも絵に対する純粋な思いを失わずにいられたのはどうしてか、を作品を読んで知れた気がした。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。あまりにも有名な印象派の画家たち。その人生について、こんなふうに深く思いを巡らせたことがありませんでした。

    美術に造詣の深いマハさんは、そんな彼らがどんなふうに当時を生きていたのかを、物語を通して想像する楽しさを教えてくれました。
    そしてアートをより身近なものとして

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    画家たちにも生活があって、家族で食卓を囲む幸せもあれば、大切な人との別れもある。きっとその時の感情の移ろいは、作品にも繊細に現れてるんだろうなと。絵画をみるときに、どんな想いで描いたんやろう、って考えるのも深いなと思った。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    面白かった。襟を正して作品と向き合いたいそんな読書時間 登場する作品を調べ人物たちと同じように引き込まれ、まるでそこに作品があるかのように感じてしまう
    4つの短編
    アンリ マティス
    エドガー ドガ
    ポール セザンヌ
    クロード モネ
    一章二章と聞いたことない画家だったがすごさを引き立たせるワクワクさせ

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    友人に勧められて読みました。
    芸術やアートの知識は全くなく、今まで美術館などに行ってもなんとなーく絵を観てるだけでしたが、こういった背景を知ることで以前よりずっと絵を観た時に楽しめそう!と思ってワクワクしています。

    0
    2025年09月12日

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