お話としては、聖イレーネ祭が始まるところから、魔物を浄化する薬の開発に着手して、テオドールが使者としてシャンゼルにやってきたところまでです。
今回の 11 話の聖イレーネ祭までで、乙女ゲーのエンディングと同時にフェリシアとウィリアムが結ばれたので、第一部の婚約破棄編が完結。次の 12 話のトレマ公
...続きを読む会議からが教会編で第二部開始といったところでしょうか。
婚約破棄編を総括すると、フェリシアが徐々に自分の気持ちに気づき、目を背けながらも少しずつ向き合う過程が、とても可愛くいじらしく描かれていて、そこが一番の見どころだったのではないでしょうか。フェリシアは、賢く達観していながらも恋愛には疎く鈍感、かといって自分の気持ちに気づかないわけでもなく、ひとり悶々とする。そんな様子がとても良かったと思います。
そして教会編が始まりましたが、もうとにかくフェリシアとウィリアムがいちゃいちゃしていて最高でした。フェリシアを膝に乗せたまま仕事をする様子は、本当に素晴らしかったです。頼むからずっとそのまま過ごしていてくれと思いました。内容については、今までのお話では意外とファンタジー要素は出てこなかった(聖女と魔物くらい)わけですが、この辺から魔物の浄化が鍵になってくるので、もう少しファンタジー要素が出てくるのでしょうか。その辺も期待したいと思います。
新章に入って、教会にきな臭い動きがあったり、かつて毒殺を企てたブリジットの名前がまた出たり、まだまだ波乱が起きそうな様子ですが、フェリシアとウィリアムのいちゃいちゃを見るために引き続き楽しみにしたいと思います。