小説作品一覧

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  • 歌集 ゆふすげ
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    三日の旅終へて還らす君を待つ庭の夕すげ傾ぐを見つつ―― 昭和から平成の終わりまでに詠まれながら,これまで私たちの目に触れることのなかった四六六首を収録する.よろこび,悲しみ,ときに言葉にできない驚きや共感…….うつろう時間の中で三一文字に凝縮された豊かな世界.その扉がいま開かれる.解説・永田和宏.

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  • 老人初心者の青春
    3.3
    1巻1,540円 (税込)
    古稀を迎えても好奇心は衰え知らず。 若いうちが花? いえいえ、我が青春は、今なり!  アガワさんの人気エッセイ、シリーズ第4弾。
  • だから捨ててと言ったのに
    無料あり
    3.3
    こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩
  • 浅草ルンタッタ
    3.3
    行き場のない女たちが集う浅草の置屋「燕屋」の前に赤ん坊が捨てられていた。遊女の千代は、周囲の反対を押し切り、「お雪」と名付け育て始める。明治から大正へ、お雪は浅草オペラに夢中の少女に成長。燕屋の大人たちと歌って踊る幸せな日々を過ごす。なのに、あの男がすべて台無しにした――。激しく交錯する運命。疾走感溢れる圧倒的感動の物語。
  • ゴールドサンセット
    3.3
    人生の黄昏を希望に変える温もり溢れる一冊。  人生は十人十色。悩みや悲しみ、後悔、生きづらさを抱え、傷つきながら進んでいく人々の姿の中に、希望と勇気を見いだす連作短編集。 中高年の劇団をモチーフに、その団員と周囲の人々の生き様を描く。   第一幕 ひろった光---同級生がいじめにより自殺。その事実に傷つきもがく少女が出逢う、隣部屋の老優。その奇妙な行動の果てには。 第二幕 金の水に泳ぐ---真面目に頑張って生きてきた40代独身女性。リストラと婚活に戸惑いながら、人生と自分を見つめ直して得た答えは。 第三幕 ゴールデンガールズ---定年後の男性。自分がかつてパワハラ、セクハラをしていた女性に偶然出逢うが……。痛快なラスト。 第四幕 なつかしい夕映え---老人の家を訪れる二人の若い男。その正体は一体?そして、珠玉の思い出とは。 第五幕 黄金色の名前---かつて女性の誰もが抱いていたつらさと葛藤を、女性ならではの目線で描ききる。 幕間 登場人物達が織りなす、出会いと絆。 終幕 ゴールド・ライト 老優の心に去来する悔恨に満ちた人生。そして戻らない深い愛。それでも生ききる強さ。 読後、生きること、歳を重ねることに前向きになれる作品です。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『ゴールドサンセット』の文庫版となります。
  • イッタイゼンタイ
    3.3
    とにかくなおしたい。無差別に徹底的に。「修繕衝動」に襲われた「なおし屋」と呼ばれる男たちは、「第二次世界修繕」以来の戦いを開始した。そんな彼らに怪しい影が忍び寄る。「オオモノ」が組織した十人の女たちだ。ものを「つくる」彼女たちにとって、男たちの修繕行為は大量殺戮に等しい。ものが売れなくなり仕事を失うからだ。女たちは驚きの策で対抗するーー。前代未聞の戦争の行方は!?
  • もしもわたしがあの子なら
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平凡な自分にモヤモヤとした気持ちを抱えていた中学2年生のひとみは、交通事故に遭い、気づいた時にはクラス1の美少女で人気者のしずかになっていた。そしてしずかはクラス1の嫌われ者押川さんに、押川さんはひとみになっていて……。接点がなかったクラスメイト3名が入れ替わることで、他人の苦労や葛藤を知り、相手も自分も“ありのまま”を肯定できるようになる物語。第12回ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作!
  • 名探偵は誰だ
    3.3
    1巻1,078円 (税込)
    「ホテルの客で唯一、自分を殺そうとしていないのは?」「一人暮らしの老婦人を始末しようとしているのは?」「伝説の殺し屋のターゲットは?」「雪の山荘が爆破される緊急事態に生き残ったのは?」「画廊に現れた《怪盗万華鏡》の正体は?」……。新本格ミステリの名手が贈る、トリックとロジックとサプライズに満ちあふれたフーダニット7編。
  • うつせみ
    3.3
    1巻1,672円 (税込)
    「もし自分に飽きたなら、いくらでも取り替えてしまえばいいのよ」。美容整形をくり返すばあちゃんは言うけれど、私は、なりたい自分がわからない。見られることの痛みを描く、紗倉まなの最新小説! 周囲に馴染めずバイト先をクビになり、グラビアアイドルの仕事を始めた辰子。 売れっ子の仕事仲間はSNSの評価に神経をとがらせ、79歳のばあちゃんは傷跡を重ねながら整形をくり返す。 ゴールの見えない「美しさ」に追われ、ままならない体と生きづらさを抱える彼女たちは……。 野間文芸新人賞候補となった『春、死なん』に続く、新境地注目作。
  • 嘉村礒多集
    3.3
    1巻1,001円 (税込)
    嘉村礒多(1897-1933)は,山口県仁保に生れ,夭折した作家.己の業苦の生を懺悔行の如く刻み,文学に結晶させた.小説は「業苦」から「神前結婚」まで8篇,宗教への憧憬,望郷の想いを語った随想6篇,近角常観,安倍能成ら宛の書簡6通を精選.悩み苦しむ者の生きる光源となる同朋の全貌を伝える.

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  • コミック・ヘブンへようこそ
    3.3
    本書に登場するのは今日も何事もなく生きていくために奮闘する、私たちの周りの特別でない人たち。 24時間営業の地下マンガ喫茶での夜勤中に絶体絶命の危機を経験し(「コミック・ヘブンへようこそ」)、がん患者がかつらを探しに行き(「秋夕目前」)、つらい毎日を送る売れない俳優に奇跡が起こり(「ほとんど永遠に近いレスリー・チャンの全盛期」)、兵役中のボーイフレンドを待つ女性たちが集まったインターネットコミュニティに没頭することもある(「IDはラバーシュー」)。 温かい視線とユーモアを交えながらSF、ホラー、コメディまで、韓国文学界の新鋭作家が放つ傑作短編集。 『ベル・ジャー』『危険なトランスガールのおしゃべりメモワール』が大好評、海外文学シリーズ「I am I am I am」第三弾!
  • このライトノベルがすごい! 2025
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今年度版は創刊20年を迎える20周年記念号になり、過去20年のライトノベルを振り返る企画や、過去に上位ランクインした人気作家たち20人からのコラムを掲載した特別保存版になります。 また2年連続で文庫部門1位を獲得し、アニメ化も決定した『千歳くんはラムネ瓶のなか』を特集。裕夢さんインタビューのほか、raemzさん描き下ろしのイラストがカバー&ピンナップポスターで登場します。 毎年の恒例、1位獲得作家のインタビューも掲載。今年の“すごい”ライトノベルを紹介する、ガイドブックです。
  • ここにひとつの□がある
    3.3
    フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」) 「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」) 中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!
  • 呪脈の街
    3.3
    一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。危害を及ぼすでもなくただ街を徘徊するだけの彼女たちと生きてきた母。その母が突然姿を消した。最近は奇妙な噂を聞いては怪異に悩まされる人々の相談に乗っていたようで、そこには泣き女が関わっているらしい。行方を追ううちに一葉も様々な怪異に巻き込まれ……。母の失踪と泣き女の正体、その衝撃の関係とは。戦慄のホラーミステリ!
  • 遺言書を読み上げます 血統書付きの相続人
    3.3
    ゆずりは相続法律事務所は、その名の通り相続問題を専門にしている。ありえない額の報酬を要するにも関わらず、依頼はひっきりなし、顧客満足度は100%を誇るという。代表を務める弁護士の竜胆杠葉は、脱法的ともとれる強引な手腕で、数々の困難な依頼を解決してきた。愛猫家の老人は、ペットに全財産を相続させたいと、無理難題を要求するが……。破天荒な弁護士の縦横無尽な活躍を描く、全く新しい相続ミステリ!
  • 闇に消えた男 フリーライター・新城誠の事件簿
    3.3
    断崖絶壁に建つ武家屋敷から一族が忽然と姿を消した「消失屋敷」の殺人事件で出会ったフリーライターの新城誠と文芸評論社の編集者・中島好美。その二人にまた不可解な人間消失事件が起こった。念入りな取材を重ねることで知られるノンフィクション作家が失踪したと、捜索を依頼してきたのは、その作家の妻だった。新城は聞き取りをさっそく初めていくのだが、失踪直後に作家の実家の放火事件が発生、まじめに見えていた作家の裏の顔が暴かれることに――。富豪だった父の謎の自殺、知らない人物への送金、そして顕れる疑惑の数々。新城は持ち前の推理力を活かし推理を続けた。そして事件は意外な方向へ。巧妙に張り巡らせたミステリの伏線と物語のダイナミズム。本格ミステリの女帝が放つ、驚愕の推理エンタテインメント。
  • 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト
    3.3
    1~2巻792~814円 (税込)
    京都府警に持ち込まれた傷害致死事件。引きこもりの大学生が、異様な姿で死亡した。伏見署に連行された母親は「娘の身体を突き破って悪魔が出てくる」と興奮気味に話し、供述は要を得ない。夫の事故死をきっかけに彼女がのめり込んでいた新興宗教は、「悪魔祓い」と称して、信者に加虐的な扱いをすることもあったという。遺体の状況から、母親の虐待を疑う京都府警は、検屍と司法解剖を千夏に依頼するが……(「エクソシズム」)。京都市北区の河川敷で、首のない遺体が発見される。被害者は刺青があり、小指も欠損していることから、暴力団関係者とみなされるが、身元はわからない。激しい暴行を加えられた後、首を切断するほどの動機とは一体何なのか? 現場に駆け付けた検視官の都倉は、何かしっくりしないものを感じながらも、何が違和感なのかわからない。司法解剖を担当した千夏の見解を聞くうち、都倉はあることに気づく。(「梟首」)など、4話を収録。
  • 波うつ土地・芻狗
    3.3
    さりげなく見える“日常”の底に、人間の“生と性”の深層を鋭く抉り、苛烈にして鮮烈な洞察の世界を描き出す、時代の尖端に立つ富岡多恵子の鮮やかな達成――。話題作『波うつ土地』『芻狗』の二著を収録。
  • 風配図 WIND ROSE
    3.3
    1巻2,398円 (税込)
    第34回紫式部文学賞受賞 皆川博子 新たな代表作、誕生。 自らの道を求め交易商人を志した二人の少女の物語。 少年の日に夢見た「本物の文学」という幻に、今日、出逢ってしまいました。 パンドラの匣に残された最後の希望のような言葉の冒険。 ――穂村弘 記録に決して残らない「が、あったはず!」の歴史的瞬間。 虐げられし者たちが織り成す、魂の生存を賭けた「智」の連鎖。 時を超えて掘り出されるその昏き光彩、まさに圧巻! ――マライ・メントライン 1160年5月、バルト海交易の要衝ゴットランド島。 流れ着いた難破船の積荷をめぐり、生存者であるドイツ商人と島民の間で決闘裁判が行われることとなった。重傷を負った商人の代闘に立ったのは、15歳の少女ヘルガ。 義妹アグネが見守る中、裁判の幕が開き、運命が動き出す―― ドイツ商人が北へ進出し、ロシア・ノヴゴロドでは政争が頻発するなど動乱の時代を生きた人々を詩歌や戯曲形式も交えて紡ぐ、小説の新たな可能性を拓く傑作長篇!
  • 今、出来る、精一杯。
    3.3
    演劇界の異才による傑作群像劇! 東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子に座る女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男…。 「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」 ――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。 演劇界の異才による傑作群像劇。 文庫版では著者自らによる「あとがき」を収録! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『今、出来る、精一杯。』 の文庫版となります。
  • DTOPIA
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    恋愛リアリティショー「DTOPIA」新シリーズの舞台はボラ・ボラ島。ミスユニバースを巡ってMr.LA、Mr.ロンドン等十人の男たちが争う──時代を象徴する圧倒的傑作、誕生! 第172回芥川賞受賞作 安堂ホセは、物語の磁石を持っている。現実世界で排除された不都合で不穏でヤバい砂つぶてのような言葉を、暴力と倫理の磁石で吸い寄せ、反発させ、交渉させ、渦巻かせる。あらゆる倫理が覆され、暴力が吹き荒れている今、「暴力から暴を取りはずす旅」の物語が出現したことは、一つの事件だ。 読もう! 旅立とう! 旅によって運ばれるのは、あなた自身だ。 ──柳美里 いくつもの物語が交じり合い、壮大な展開が繰り広げられ、「失われた歴史」が復元されるラストに感動した。 ──高橋源一郎 強烈な皮肉とクールな文体。 私たちの眼差しを切り開く手術(オペ)のような小説。 どこへ連れていかれるのかわからず、ひと晩で読み終えた。 ──佐藤究 語りと構造、ストーリーの面白さの中に、資本主義や植民地主義、ウクライナ戦争やガザでの虐殺についての鋭い批判が、当然のように滑り込む。 極めて刺激的かつ、開放的。国境を越えて、世界にリコメンドしたい。 ──須藤輝彦 この小説を読むことは自らの感性を問い直すことである。 異性愛主義や人種という不適切なカテゴライズにあらがうための、必読の一作。 ──渡邉英理 典型的な物語に閉じ込められないための強烈な意志、ねじ伏せられない悪意と復讐がこれほどまでに徹底された作品はなかなかない ──水上文
  • 中山民俗学探偵譚
    3.3
    昭和21年、栃木県足利郡にてひっそりと暮らす中山太郎の元を、下野新聞の記者が訪れる。探偵小説執筆の参考に、かつて柳田国男に師事し異端の民俗学者として知られる中山の、同時代を過ごした偉人達との交流について話を聞きたいという。明治、大正から昭和初期にかけて、柳田のほか、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎らと過ごした日々は、謎に満ちていた――。話を脱線させつつも、中山太郎は奇妙な出来事の数々をゆるりと語っていく。『三人書房』で鮮烈なデビューを飾った著者による、滋味溢れる連作ミステリ。/【目次】「オシラサマ」東北へ向かう汽車の中で柳田国男は奇妙な男と出会う。/「外法頭」宮武外骨と中山は二人で《明治文化探偵会》を立ち上げる。/「百物語」森鷗外も出席したという百物語の会場で高価な首飾りが消失する。/「秘薬」高橋お伝処刑の際に起きた椿事の背景を、若き日の江戸川乱歩が解き明かす。/「生人形」忘れられた生人形師の作品にまつわる不思議な現象。/「忘れない熊楠」南方熊楠が遺した謎の言葉の意味を下野新聞の記者とともに紐解く。
  • 怪談売りは笑う
    3.3
    ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。その男――怪談売りは、どこからともなく現れては『怪談あります』というのぼりを立て、路上販売の格好をしているという。古本の形をした商品は、怪談そのもの。買えばそこに書かれた怪異に見舞われ、売れば見舞われなくなるので、様々な事情を抱えた者たちが夜な夜な彼のもとを訪れる。彼はいったい何者なのか、その目的とは――。人間の闇と欲望に切り込む、一話完結の人間ドラマ!
  • 後宮冥府の料理人
    3.3
    処刑寸前で救われた林花が連れてこられたのは、後宮鬼門に建つ漆黒の宮殿・臘月宮(ろうげつきゅう)。そこは死者に、成仏するための「最期の晩餐」を提供する冥府の宮殿だった――。 謎めいた力を持つ女主人・墨蘭のもと、林花は宮殿の料理人として働くことに。死者たちが安らかに旅立てるよう心をこめて食事を作る林花だが、ここへやってくる死者の想いは様々で……。 なぜか、一筋縄ではいかないお客達の願いを叶えることになった林花は、相棒・猛虎(犬)と共に後宮を駆け巡る――! 後宮鬼門の不思議な宮殿で、新米女官が最期のご馳走叶えます。 ◆人物紹介◆ 林花(りんか) 敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮へやってきた。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。 黄辛(こうしん) 武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若く聡明な帝。林花とは、浅からぬ縁があるようで――? 猛虎(もうこ) 黄辛の命を救い、四品の位を賜った、帝の愛犬。人の顔をなめ回す悪癖があり、後宮の女官から恐れられている。
  • 日本の犯罪小説
    3.3
    1巻2,420円 (税込)
    昭和の頃、小説の中の犯罪者は、固定観念を打ち砕く革命家のようでもあった。激しい怒りと、震えるような苛立ちが彼らを突き動かしていた。作家たちは、彼らに何を仮託していたのか。そして、社会の変化と成熟は、犯罪小説をどう変容させたのか。大藪春彦、江戸川乱歩、松本清張、阿佐田哲也、池波正太郎、小池真理子、宮部みゆき……18人の作家の創作の秘密に、「犯罪」のキーワードから迫る、迫真の文学評論。
  • PIT 特殊心理捜査班・蒼井俊
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    車椅子の刑事・蒼井俊が捜査する連続殺人事件。被害者はSNSなどで糾弾されながら司法に裁かれなかった者たちだった。彼らの悪行をなぞらえるかのような異常な死に様に、蒼井は犯人の自己顕示欲を見て取る。そして、残酷な手口にかつて警察組織を裏切った稀代の犯罪者の存在を感じた。その人間こそ、彼の四肢の自由を奪った元凶だった――。瞠目の警察小説×サイコスリラー!
  • 罪名、一万年愛す
    3.3
    横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。九州を中心にデパートで財をなした有名一族の三代目・豊大から、ある宝石を探してほしいという。宝石の名は「一万年愛す」。ボナパルト王女も身に着けた25カラット以上のルビーで、時価35億円ともいわれる。蘭平は長崎の九十九島の一つでおこなわれる、創業者・梅田壮吾の米寿の祝いに訪れることになった。豊大の両親などの梅田家一族と、元警部の坂巻といった面々と梅田翁を祝うため、豪邸で一夜を過ごすことになった蘭平。だがその夜、梅田翁は失踪してしまう……。
  • 怖い噂のあるお店
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    戦慄の【闇】体験! 「怖い場所」超短編小説シリーズ、第3弾が登場! 「タイパ重視」の人たちのための超短編小説シリーズ。 「1話3P+1Pイラスト解説」の各4Pの超短編小説が全38話収録。 長編小説を読むのが苦手な人でも読みやすい、各話約「99秒」で読み切れるページ構成。 読み始めれば短い時間で、恐怖と驚きの連続。手軽に、だれでも戦慄の【闇】体験が味わえます! [概要] その町では、怪異なお店ばかりが繁盛しているという。 残酷な殺人鬼の手記を売る書店、死んだ人にそっくりなお面を売る屋台、 子どもの声が聞こえるコインランドリー、見覚えのある風景画ばかりが飾られている画廊、 別人になれるコスメショップ……果たしてそのお店を訪れた客の行く末は……? ある中学校のクラス38人が体験した、不思議で恐ろしいお店の経験をそれぞれが独白。 全38話の新感覚最凶ホラー短編集。 著者は、2021年にドラマ化された『私の夫は冷凍庫に眠っている』の原作者・八月美咲氏。                                         <目次> SHOP001 霧の中の蠟人形館 SHOP002 怖いコインランドリー SHOP003 屋台のお面屋 SHOP004 狭い店 SHOP005 別人になれるコスメ SHOP006 試し切りのできる刃物屋 SHOP007 勝手なプリクラ SHOP008 特別な写真を撮る写真館 SHOP009 新規オープンの看板のない店 SHOP010 閉館した映画館 SHOP011 行きつけのヘアーサロン SHOP012 変わった服を売る古着屋 SHOP013 路地裏にある画廊 SHOP014 悪夢のゲームセンター SHOP015 客のいないレストラン SHOP016 居心地のいいネットカフェ SHOP017 街中のアパレルショップ SHOP018 古いスーパーマーケット SHOP019 願いを叶えてくれるパワーストーン SHOP020 見えないものが見える眼鏡を売る、眼鏡屋 SHOP021 悲しい猫カフェ SHOP022 住めない家ばかり紹介してくる不動産屋 SHOP023 魅惑のケーキ屋 SHOP024 珍しい動物が売っているペットショップ SHOP025 駅前のケータイショップ SHOP026 高速道路のサービスエリアにあるガソリンスタンド SHOP027 恐怖のカラオケ店 SHOP028 追いかけてくる、にゃんにゃんパン SHOP029 私だけの香りを作ってくれるアロマショップ SHOP030 面白いメニューのある定食屋 SHOP031 ヘブンリーフラワーズ SHOP032 軍隊わんこ蕎麦 SHOP033 評判の占い師 SHOP034 田舎の大型ショッピングモール SHOP035 地元の人から愛される魚屋 SHOP036 灼熱のサウナ SHOP037 勝手に決められるファストフード店 SHOP038 家の近所の古本屋
  • 死念山葬
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。浅木というその男の指示のもと、遺体を見捨てられた別荘地の奥に埋めてきたが、そこもそろそろ手狭だという。裏社会では、学の祖母の出身地にある山に遺体をこっそり処理できるという噂があり、浅木に命じられた学は恋人の夢花と共に、祖母が六十年以上前に出たきりの山奥の集落を訪れるが……。集落の神社で祀られている山の頂では、御神体とされる巨石と地面に刺さる無数の風車が異様な雰囲気を纏い二人を誘う。一度は東京に戻った二人だが、山に心を囚われた夢花を救うために学は再び彼の地に向かう。
  • 添い寝フレンド
    3.3
    「添い寝フレンド」とは添い寝をする友達のこと。そんな、少しだけ広まり始めた関係を僕に求めて来た女子がいる。雪白光。フランス人形のように整った顔立ちで、クラスの中心で輝いていて、僕とは正反対の彼女が、いったいなぜ? ただ、近くに人の温もりを感じる関係性は、寂しく、孤独な僕には心地よく……。新しい関係性をテーマに、心に傷を持つ男女の切なさを描いた恋愛小説。
  • 選択
    3.3
    THE RAMPAGE 岩谷翔吾、初の書下ろし小説『選択』 ​原案は、俳優の横浜流星!​ ​ ~ あらすじ ~​ 「もう、うんざりだ。殺す。絶対殺してやる」。​ 包丁を忍ばせ、家を飛び出し、亮は走っていた。​ 母に酷い仕打ちをした、父親を探しあて殺害しに行くために。​ 息も絶え絶えに走っていた。​ そしてこれまでの世の中の不条理を憎んだ。​ しかしその途中、亮は歩道橋から身投げしようとしていた中学生を助ける。​ それは幼馴染みの匡平だった。​ やがて、どんよりした巨大な社会に飲み込まれていく二人の少年。​ 十数年後、行き場を失った亮は、ずるずると特殊詐欺実行犯グループに身を置くことになる――。​ この国を覆う息も出来なくなるほどの暗い圧迫感を描ききった、新たな物語。​ 日々を懸命に生き抜いてきた二人が直面した非情な現実、そしてその先に見えたものとは。​ ​ 【岩谷翔吾 コメント】​ 「いつか、こういう作品をやりたい」約四年前、流星の何気ない一言が、『選択』のすべてのキッカケでした。​ あの日のことは今でも鮮明に覚えています。​ そこから二人三脚での創作が始まり、互いに忙しくても毎日のように長文で連絡を取り合い、作品の進捗やアイデアの共有を怠ることはありませんでした。​ 流星とだから『選択』を書ききることができました。​ 僕一人では到底成し遂げられなかった道のりでした。​ 閉塞感漂う今の時代に救いを求めて、僕たちはこの作品に僅かな希望を託したのかもしれません。​ ​ 【横浜流星 コメント】​ 人生は選択の連続だ。​ 日々選択をし、その積み重ねで、今日までの自分が作り上げられている。​ そしてこれからも選択を繰り返し、 未来の自分が作られていく。​ 一つの動画を観たことがきっかけで この作品が生まれました。​ あの時、動画を見ていなければ、翔吾に自分の思いを伝えていなければ、 生まれなかった。それも選択です。​ 人生は自分では気付かぬ内に大きく変わる。​ 真意を知ろうとせず、責めたて、一度の失敗を許さない社会ですが、 生きていればやり直せる。​ 一筋の光をつかみ取れるように、愛と希望を込めた作品です。​ 自分の為でも、誰かの為でも良いが、後悔のない選択をしてほしい。自分自身が選択した道に自信を持って生きて欲しいです。​ ​ 【GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~】​
  • そらそうや
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    黒い川を渡って博打に行く……。 本格警察小説や、ハードボイルド作品で人気の著者が綴った、作家になるまでの日々、執筆を支える日常のこと、麻雀や将棋、競輪や競馬と運について、そして友人たちとの交流… 40年間の作家生活をぎゅっと詰め込んだエッセイ集。 巻末に、自作解説、東野圭吾との対談「僕は運が強いんです」を収録。
  • ひとでなし
    3.3
    1巻3,000円 (税込)
    作家人生の集大成 嫌な気分は何もかもノートにぶちまけて、言葉の部屋に閉じ込めなさい。  尊敬するセミ先生からそう教えられたのは、鬼村樹(イツキ)が小学五年生の梅雨時だった―― 「架空日記」を書きはじめた当初は、自分が書きつけたことばの持つ不思議な力に戸惑うばかりの樹だったが、やがて生きにくい現実にぶち当たるたびに、日記のなかに逃げ込み、日記のなかで生き延び、現実にあらがう術を身に着けていく。 そう、無力なイツキが、架空日記のなかでは、イッツキーにもなり、ニッキにもなり、イスキにもなり、タスキにもなり、さまざまな生を生き得るのだ。 より一層と酷薄さを増していく現実世界こそを、著者ならではのマジカルな言葉の力を駆使して「架空」に封じ込めようとする、文学的到達点。
  • 冷たい恋と雪の密室
    3.3
    1巻1,925円 (税込)
    2018年1月、新潟県三条市でJR信越線が大雪で立ち往生。電車に閉じこめられ、15時間“密室”となった車内で、熱い恋が動き出す……! センター試験を2日後に控えた高校生たちが乗った大混雑の電車内で、地元の友人、静時と再会した博人は、彼が博人の思いを寄せる幼馴染・千春からメッセージを受け取るのを見てしまい――? 実際の事件を基に、ラストのどんでん返しまで鮮やかに描き切る、著者待望の恋愛ミステリ。
  • 小料理屋「絶(たえ)」の縁起メシ
    3.3
    第9回ネット小説大賞受賞作! かつて自分を救ってくれた思い出のオムライスを探していたタクは、妙ママが切り盛りする“縁起メシ”が人気の小料理屋「絶(たえ)」に辿り着く。 金運上昇つくねの黄金焼き、幸せのサンドウィッチ、縁を取りもつ鶏のもつ煮、一人立ちの自立プリン、そしてタクの作る絶望オムライス――。 これは小料理屋「絶」で繰り広げられる明日への希望の物語。
  • ケストナーの戦争日記 1941-1945
    3.3
    「決めたぞ.戦時下の日常で起きた重要なことを,きょうからひとつひとつ書き残すことにする.」(一九四一年一月十六日)――戦時下に密かにつづられた日記.第三帝国の下劣さ,馬鹿らしさを批判し,空襲や迫害など戦争の中の日常を鋭い観察眼で描いたこの記録から,今わたしたちは何を読み取ることができるだろうか.

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  • 誰も幸せにできない僕らは夢を見る
    3.3
    市役所本庁舎の隅にある、健康福祉課夢調査係。そこで僕は他人の夢の中に入り、深層心理を調査する仕事をしている。その目的は「個人の精神の不調を減少させ、ひいては社会的不和を根本から減少せしめること」――要は、夢の中でお悩み解決だ。 でもこの仕事は僕に向いていない。……だってあなたが死んだあの日から、僕は誰かに寄り添うことも、夢を見ることも、全て諦めたから。 『ひきこもりの弟だった』で鮮烈デビューした葦舟ナツが描く、心震わす珠玉の物語。
  • メトーデ 健康監視国家
    3.3
    ドイツで110万部超のベストセラー! 健康が義務とされ、科学最優先の健康維持システム<メトーデ>が国民の生活を管理。体という究極の個人情報がすべて筒抜けの近未来ディストピア小説。
  • わたしの猫、永遠
    3.3
    1巻980円 (税込)
    幸せでいてはいけませんか―ー? 最愛の人とアメリカに渡ったわたし。 小説家を目指すも悪戦苦闘の日々。 苦節十年を支えた、唯一無二の猫がいた―ー。 ありがとう、わたしの猫。 平凡な日々の中にある、小さな確かな幸せ。 きみを失った今も、きみはここにいる。 愛し続けている限り、人は愛を失わない。 「運命」「幸福」「永遠」がひとつにつながって、 あなたの心を揺さぶる。 著者渾身、落涙必須の書き下ろし小説!!!
  • 3分で読める! 人を殺してしまった話
    値引きあり
    3.3
    最初の1行は全員同じ! 殺害方法は自由自在 累計140万部突破!宝島社の大人気ショートショートシリーズ最新刊。 「人を殺してしまった」の書き出しから始まる物語を“チーム・バチスタ”海堂尊、“さよならドビュッシー”中山七里ほか『このミス』大賞作家が全作書き下ろし!ゾクッとするどんでん返しから意味が分かると怖い話まで超ショートストーリーを25作品収録。 【執筆陣】※五十音順 秋尾秋/浅瀬明/上田春雨/歌田年/岡崎琢磨/おぎぬまⅩ/海堂尊/伽古屋圭市/柏木伸介/貴戸湊太/桐山徹也/くろきすがや/小西マサテル/佐藤青南/志駕晃/新藤元気/高野結史/塔山郁/中山七里/柊サナカ/降田天/堀内公太郎/三日市零/美原さつき/宮ヶ瀬水
  • 彼女は逃げ切れなかった
    3.3
    1巻1,799円 (税込)
    彼女は逃げ切れなかった――不思議な双子と元刑事が、すべての真相を見抜くから。轢き逃げを起こした車に積まれていた変死体、何度も殺人犯の身代わりになる男、全焼した家から発見された死後数十年の謎の死体……。酒場に持ち込まれる「奇妙な事件」の裏にあるものとは!? 五年前に警察を早期退職した纐纈古都乃は、ある朝、車での轢き逃げ現場に遭遇する。その瞬間、交差点の向かいにいた双子の姉妹が妙な閃光を放ったように見え、轢き逃げをした車が急停止し、別の車と接触。そして轢き逃げをした車のトランクからは女性の遺体が発見された。後日、居酒屋を切り盛りする旧友からの頼まれ事をきっかけに、古都乃は双子と再会する。古都乃は姉妹に、「ことさんは、やっぱり見えるんだ」と話しかけられて――。日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞の著者が放つ、極上の連作短編集。
  • アーネスト・サトウ伝
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幕末・明治維新の激動期に,日本語を自在に駆使して活躍したイギリスの外交官アーネスト・サトウ。日本,シャム,清国,モロッコ各地でのエピソードを交えてその生涯を活写する。
  • ふるさとは岡山にありて怖きもの 岩井志麻子怪談掌編集
    3.3
    「ぼく、人を殺しているかもしれないんですよ」 ふるさとの岡山で、暮らす歌舞伎町で、訪れた東南アジアで―― 『ぼっけえ、きょうてえ』著者が出会った超短編奇譚全37話! (あらすじ) マッチングアプリで知り合った女性に「アパートのそばに、ちょっと変わった祠みたいなものがある」と聞かされて会いに行くと――(「ふるさとは岡山にありて怖きもの」)。東洋一の歓楽街、不夜城と呼ばれるこの街は、事件だらけ事故物件だらけ。そんな街ではすれ違う“モノ”が人間かどうかも疑わしく……(「歌舞伎町は燃えているか」)。書き下ろし32編に傑作掌編を加えた最恐37編! (著者プロフィール) 1964年、岡山県生まれ。1999年、「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作を収録した短編集により第13回山本周五郎賞も受賞。他の著書に『チャイ・コイ』(第2回婦人公論文芸賞)、『自由戀愛』(第9回島清恋愛文学賞)など多数。
  • 義経千本桜
    3.3
    源平合戦を背景に、平家の復讐と、源義経主従の受難を壮大に描く。平知盛、弁慶、静御前、狐忠信の活躍と、市井の庶民たちの篤き忠義が絡まりあう名作浄瑠璃が、たおやかな日本語で甦る。
  • グレイスは死んだのか
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    「躾と調教は根本から違うんだ」調教師の男とその犬グレイスが深山で遭難した。劇的に逆転する人と獣の主従関係。山中での凄絶なサバイバル。そこに露呈した「命」の本質とは――。東京の只中にマジカルな異空間を出現させ、選考委員の称賛を得た新潮新人賞受賞作「シャーマンと爆弾男」を併録。注目の新鋭デビュー作品集。
  • 独裁者の学校
    3.3
    「ところで俺は,替え玉何号なんでしょうか?」 暗殺された大統領の替え玉を養成する「独裁者の学校」.大臣たちは彼らを使い回して権力の座に居座ろうとするが,思わぬ政変が起きる.果たしてその行方は….ナチ時代を生き抜いたケストナーが痛烈な皮肉で独裁体制のメカニズムを暴く.反骨の作家,渾身の戯曲.

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  • マーリ・アルメイダの七つの月 上
    3.3
    戦場カメラマンのマーリ・アルメイダは、冥界の受付で目が覚めた。現世に留まる猶予は七つの月が沈むまで。スリランカ内戦の狂騒を魔術的に駆け抜ける、圧巻のブッカー賞受賞作。 あなたはこの物語で、人間の悲劇的な愚かさと、目も眩むような愛を目撃することになる。 ──西加奈子 最高にグルーヴィーな語りのリズム。主人公マーリ(の幽霊)と一緒に知られざるスリランカの闇を突っ切った。 ──佐藤究 全ての諍いは死者たちの呪いから始まる。時にフィクションは現実の暴力に無力だ。が、この悪夢の旅はどうだ、シュールな笑いで飄々と死体の間をすり抜けて行く。これはすぐ間近に迫る我々の明日の物語だ。 ──幾原邦彦 強烈なエネルギー、悲しいユーモア、胸が張り裂けるような感情。そして、歴史が人々へしたことへの燃えるような怒り。 ──「ガーディアン」紙 「この世界の狂気をどう説明できる?」 1990年、内戦下のスリランカ・コロンボ。 戦場カメラマンにしてギャンブラー、皮肉屋で放埒なゲイであるマーリ・アルメイダは、目を覚ますと冥界のカウンターにいた。自分が死んだ記憶はないが、ここに来る前に内戦を終わらせるための重要な写真を撮ったことは覚えている。与えられた七夜の猶予のうちに、自分を殺した犯人を捜し、内戦を終結に導くことはできるのか? 復讐を誓う青年革命家、爆破テロの犠牲になった博士、魂を飲み込む邪神、錯綜する陰謀……。死者も生者も入り乱れた地の混沌を駆け抜ける、狂乱のゴースト・ストーリー。
  • 猟奇の贄 県警特殊情報管理室・桜庭有彩
    3.3
    とある犯罪組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には特殊能力があった。その能力を使うことで事件解決の糸口を見つけるが、数々の猟奇的な事件に巻き込まれることになり――。
  • 新装版 神南署安積班
    3.3
    新装版 神南署安積人と犯罪の溢れる街、渋谷。その街を管轄する警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、交通課の速水警部補が、援助交際をしているという、信じられない噂が流れた。記者の中には、真相を探ろうとするものも現れ、署内に不穏な空気が漂い始める。刑事課の安積警部補は、黙して語らない速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが──。新装版第五弾は、黒谷友香氏と著者の巻末付録特別対談を収録!!
  • 神秘(上)【毎日文庫】
    3.3
    1~2巻990円 (税込)
    余命一年の末期がんを宣告された私は、すべてを棄てて旅にでた。 奇跡を追って、世界の迷宮へ―― 「私は超能力で病気や痛みを治すことができる」。20年前、山下やよいと名乗る女は電話越しに菊池の足の捻挫を癒やしてみせた――53歳で末期がんを宣告された菊池は奇妙な体験を思い出し、彼女を見つけ出せれば、がんは治癒すると直感する。あらゆる治療を放棄し、たった一度電話で話しただけの女に、いのちを委ねることを決意する。 私たちの人生の神秘を解き明かす傑作長編。
  • 死にふさわしい罪
    3.3
    「愛」を解くのは、どんな謎より難しい。平家落人伝説の残る宝沼。そこに眠るのは、財宝か、平家の亡霊か、それともーー? 天才高校生・上杉和典が真相に挑む! 高校の秋休みに神戸の別荘を訪れた上杉和典は、駅で出会った女性が、少女マンガ家の伯母と隣家に住む気象予報士と知る。彼女の夫は一年前の十三夜に失踪していた。かつての探偵チームKZの仲間たちにも知恵を借りながら、真相を突き止めようとする和典は、事件の鍵を握ると思われた伯母に接触を試みる。
  • 50代からしたくなるコト、なくていいモノ
    3.3
    両親を見送り、少しのゆとりを手に入れた一方で、無理はきかないのが五〇代。一人暮らしのマンションをリフォームし、いらない物は減らして身軽に。将来に向けて生活を整えながらも、欲しい服を求め東奔西走、時にはのんびり一人旅も。自分らしく、柔軟に年を重ねるヒントが満載の、シニアへ向かう世代を応援するエッセイ。
  • 復活
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    ITベンチャーを起業し、M&Aを繰り返して、企業を急拡大させた「男」が、投資案件を物色中のフィリピンで、突然命を狙われる。九死に一生を得たものの、なぜか現地の刑務所に収監され、十数年にわたり屈辱の日々を送る。そして、ついに解放された男は、日本へ帰ってきた、あの頃とは、まったく違う姿で――。  物語は、「男」の恋人だった心臓カテーテル手術の名医と、その勤務先である大病院をも巻き込み、予想だにしない展開へ。金と権力への欲にまみれた世界で繰り広げられる復讐劇はどこへ向かうのか。2020年6月より公明新聞に連載された、サスペンスタッチの小説が待望の書籍化。  東京、フィリピン、北海道。IT業界、医療界、そして劣悪な環境の刑務所。時間と空間を超えた壮大なスケールのエンターテインメント大作が誕生した。
  • 京浜東北線怪談
    3.3
    全駅収録! 埼玉、東京、神奈川…鉄道沿線の身近な怖い話 東北本線、東海道本線の一部と根岸線を走る通称京浜東北線沿いに広がる街々に潜む不思議や恐怖79篇を全駅にわたり掲載した首都圏ご当地怪談集! ◉大宮のビル群に浮かぶ漆黒の異形 ◉死霊が蠢く赤羽の旧水門 ◉怪奇現象が相次ぐ上野の某医院 ◉品川にある異空間に繋がるコインロッカー ◉飛び込む女の霊が目撃される鶴見の踏切 ◉横浜の某ホテルに霊が多数出没 ◉妖怪か!?巨大蛙と黒い女が出現する南浦和の池 ◉西日暮里の線路沿いで江戸川乱歩が見た幽霊 ◉高輪ゲートウェイにある事故物件多発マンションの真相 ◉無惨にも頭が潰れた男が出没する川崎のアパート 埼玉の大宮を発して東京都心部を縦貫し、横浜を抜けて大船へ至る首都圏の通勤通学の要「京浜東北線」。その沿線に広がる街に潜む怪奇譚の数々を、気鋭の怪談師たちが徹底取材し完成した一都二県のご当地怪談集。 ・図面には存在しない謎の空間がある厭な家の恐怖「変な間取り」(蕨) ・平安時代の装束を纏った恐ろしい異形の男が現れる「飛鳥山公園」(王子) ・過去テレビにも取り上げられた怪奇現象が多発する最恐ゲーセンの顛末「ゲームセンター」(蒲田) ・バスに乗ってタイムスリップ!?時空を超える不思議な旅「バスの行先」(大船) ――など、沿線の怪異・全駅収録!
  • 標高二八〇〇米
    3.3
    「目がおかしくなったみたい。景色がぶれて見える」―標高3193メートルの南アルプス北岳山頂に立ったとき、息子・涼に高山病の兆候がみえ始めた。早めの下山を決意した父の滝川だが、途中で立ち寄った山小屋には誰ひとりとしていなかった。いったいこの山で何が起こったのか―?想像を絶するカタストロフィを描いた表題作など8篇の怪異譚にくわえ、新作『闇の底より』を特別収録!
  • キネマの天使 レンズの奥の殺人者
    3.3
    1~2巻924~1,001円 (税込)
    スクリプター・東風亜矢子。 ベテランの多い映画業界ではまだまだ若手。 人気映画監督が率いるチーム-正木組-で、現場全体を冷静に眺めることができるスクリプターゆえに、トラブル解決に奔走する日々だ。 職人気質のスタッフたちと、強烈な個性をもった役者たちと共に取り組む新作撮影もこれからが佳境――という最中、アクションシーンに欠かせないスタントマンが刺殺されてしまう。 一体誰が、何のために!?
  • 宮本武蔵の猿~奇剣三社流 望月竜之進~
    3.3
    独自に編み出した剣術、三社流の師範・望月竜之進は、諸国を剣術修行で廻っていた。武蔵国川越城下に入ると、有名な剣豪・宮本武蔵の剣の奥義を会得した猿がいるという話を聞く。はたして、その“剣豪”猿の腕前は、そして、その裏に隠れた陰謀とは……。抱腹絶倒、息を呑む剣戟の末に、ホロリとする、風野真知雄しか書けないオリジナル時代小説シリーズ第一弾。
  • マリーナ バルセロナの亡霊たち
    3.3
    ある日の放課後。寄宿学校に通う15歳のオスカルは、荒廃した城館に迷い込み、そこに住む少女マリーナと親しくなった。彼女に導かれ人知れぬ墓地を訪れると、黒い蝶が彫られた墓碑に赤いバラを添える貴婦人の姿が。好奇心で後を追うオスカルとマリーナ。しかしその先には霧の都バルセロナの覗いてはならない秘密が隠されていた――。物語の魔術師とも呼ばれるスペインの巨匠、カルロス・ルイス・サフォンが描く幻想と怪奇に満ちた幻の初期作。後に続く「忘れられた本の墓場」シリーズ四部作の原点!
  • ブランド
    3.3
    「ねえ。『喜び』って言葉から、どんな風景をイメージする?」風呂上がりの妻から唐突な質問を受けた慎一は、眼を閉じてみると、ふいにひとつの景色が見えてきた。海から眺める東京に似た大都市。同じく想像したらしい妻は、自分は空にいるという。(「ティファニー2021」)一流ブランドには物語があり、人生の一瞬を輝かせる。著者が20年をかけてその一瞬を切り取ってきた珠玉の作品集。
  • 冷蔵庫のように孤独に
    3.3
    1巻2,090円 (税込)
    14歳の時、ピアノを嫌っていた美咲が出逢ったのは、老齢の父と住むピアノの先生だった。彼女は、発想記号を理解する時は空き地に捨てられた冷蔵庫を思い浮かべればいいと不思議なことを言う。ピアノを好きになる美咲だが、先生には暗い過去があるようで……
  • 全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割
    3.3
    昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
  • 匣(はこ)の人~巡査部長・浦貴衣子の交番事件ファイル~
    3.3
    田園地帯の小さな町にある栗谷交番。ある事情で刑事課から異動になった巡査部長・浦貴衣子は、ここで新米巡査・澤田里志とペアを組んでいる。ある日、居宅訪問した別荘地の保養所で、二人は東南アジア系男性の他殺体を発見。被害者は近所の通称アジアンアパートに住む技能実習生だった。犯人を追う中、不審な動きを見せる里志に貴衣子は疑念を抱くが――。元女性白バイ隊員の著者ならではの繊細な眼差しが光る交番ミステリー!
  • 春色梅児誉美
    3.3
    江戸を舞台に、優柔不断な美男子と芸者たちの恋愛模様を描いた為永春水『春色梅児誉美』。たくましくキップが良い女たちの連帯をいきいきとした会話文で描く、珠玉の現代語訳!
  • 私はヒロインになれない
    3.3
    1巻1,485円 (税込)
    幸せなヒロインにはなれなくても、いつか、たったひとりの“特別”になれるだろうか――。自分と正反対の可愛い彼女がいる男に片想いする明。彼氏の浮気に気づいても、“一番”の座を手放せない沙夜。大好きな彼とセックスができなくなってしまったひより。この苦しい恋の先にある、自分らしい幸せとは――全ての女子に贈る、共感必至の恋愛短編集。
  • (霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫)
    3.3
    太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのか――。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁―S・カルマ氏の犯罪」に繋がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界に名を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。(解説・ヤマザキマリ)
  • 恋の謎解きはヒット曲にのせて
    3.3
    31歳、独身の大谷綾はデート相手と大喧嘩した帰り道、馴染みのバーに足を運ぶ。そこでママのみひろと過去の失恋について話していると、カウンターの隅で飲む初老の男性から声を掛けられる。“センセイ”と呼ばれるその男性は、フラれた当時の綾や相手男性の言動から「失恋したのには別の理由がある」と語り出す。自分が思い込んでいた「フラれた理由」と「失恋の真相」。恋する男女が陥る“スレ違い”を当時のヒット曲や流行、社会情勢を交えて描いた恋愛ミステリー。 ※本書は2021年5月に刊行された『いつものBarで、失恋の謎解きを』を改題・修正し文庫化したものです。
  • 殺人は太陽の下で フロリダ・シニア探偵クラブ
    3.3
    平和な高齢者向け住宅で起きた事件に、4人の元刑事が挑む! 刑事魂に火はつくのか!? Amazon.com編集者が選ぶ、この1冊!(2022年3月) 元ロンドン市警刑事で、過去の潜入捜査のせいでパニック障害に悩む58歳のモイラは穏やかな生活を送ろうとフロリダの高齢者向け高級住宅に家を購入するが、ある早朝、敷地内で若い女性の遺体を発見する。警察に通報したものの、発作のせいでふらふらしていると警官に続いてやってきたのはフィリップという隣人だった。元刑事で71歳のフィリップは殺人事件と聞いていても立ってもいられず現場に押しかけてきたのだが、元麻薬捜査官リックと元科学捜査官の妻リジーも巻き込んで、4人は高齢者の話には耳も貸してくれない警察を尻目に独自の調査を開始する……。
  • 人狩人
    3.3
    ドラマ映画プロデューサー・村瀬健氏、ミステリ書評家・若林踏氏、絶賛!!! 悪とは何か? 正義とは?を問う衝撃ミステリー。神奈川県警最悪の汚れ刑事、闇に潜み続けた最凶最悪の〝悪〟に挑む! 郊外の森林公園で発見された身元不明の死体の捜査に従事していた神奈川県警捜査第一課の桃井小百合は、県警本部に呼び出された。そこで彼女は本スジからはずれ、迷宮入り事件を専門に捜査する特命中隊の赤堂栄一郎警部補と組むように指示される。赤堂は以前、捜査一課の強行犯係にいた際は、“神の手”と呼ばれたエース刑事で、その検挙率は群を抜いていた。だが彼は汚職の疑いがある“汚れ刑事”でもあった。身元不明遺体発見現場に向かった赤堂と桃井は、その近くの山中で複数の遺体が埋められている場所を発見する。二人の捜査はやがて、戦後から続く人狩り集団の存在に辿り着いていく。それは神奈川で続く神隠し事件の真相につながっていた……。
  • そしてレコードはまわる
    3.3
    恋も、涙も、事件の答えも――。ぜんぶ”音楽”が教えてくれた。 東大卒、現役アイドルプロデューサー兼作詞作曲家。 異色の経歴を持つ著者がおくる、衝撃のデビュー作。 二人の別の人間が、偶然全く同じ音楽を作ることがあるのだろうか? 音楽プロデューサーの渋谷かえでが、ある仕事の相談のために大学の恩師を尋ねると、逆に奇妙な相談をされてしまった。今、日本で屈指の実力を誇る音楽家「蜂谷輪廻」。彼の新曲『恋の作法』が、教授が子供の頃に作った曲と瓜二つだというのだ。教授の知人として紹介された天才作詞家・猫宮と共に、盗作疑惑の真偽を調べることに。教授の勘違いだろうと思っていたかえでだったが、次第に蜂谷の盗作である根拠が明らかになっていく――。アイドルの失踪騒動 、デビューの意思を持たない天才ストリートシンガー……。音楽を愛する全ての人におくる、音楽業界連作ミステリ―。
  • 毒入り火刑法廷
    3.3
    1巻2,200円 (税込)
    十数年前、突如現れた魔女を取り締まる司法“火刑法廷”。この裁判で魔女と認定された者は火炙りとなる。ある日、空を飛行したのでなければ不可能な死亡事件が起こる。魔女と疑いをかけられた被告の少女カラーをじっと見つめるのは、被害者の義娘となる予定だったエリス。エリスは知っていた。あの夜、本当は何が起こっていたのかを――。怒濤のロジックと驚愕の結末に息をのむ、次世代本格ミステリの最高峰!
  • 革命の血
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    ハードボイルドは死なず! 「裏切りと破壊、薄汚れた時代をぶったぎる瞠目のハードボイルド」  “レジェンド”志水辰夫氏も認めた新時代のエンタメ超大作! 平成末期の2019年、神奈川県警の元公安刑事・吾妻仁志が爆殺された。吾妻が生前追い続けていた過激派組織“日反”の関与が濃厚だという。爆弾闘争を繰り広げた日反は幹部らの中東逃亡や内部分裂を経て、事実上の休眠状態だった。なぜ今になって?  平成元年の1989年、横総大の学生・沢木了輔は、吾妻の命を受ける形で、同大の日反組織に潜入していた。接近したのが日反幹部の娘とされる月原文目だ。沢木は文目とともに警視庁と合同で立案されたプロジェクトに深入りしていくも、悲劇とともに計画は頓挫した。 改元前夜、血塗られた30年前の計画に、公安刑事となった沢木が分け入ると官邸、警察、過激派、それぞれの思惑が絡まった国家の陰謀が見えてきた。相次ぐ関係者の死、行方をくらました日反幹部の出現、そして裏切り…ノンストップで展開する新時代のハードボイルド、ここに完成!
  • パラレル・パスポート
    3.3
    1巻1,782円 (税込)
    漫画家を夢見る絵衣子は、謎の女に支えられて努力を続けるが、突如盗作疑惑が巻き起こる。はたして父の失踪、母の病を乗り越えて、成功を掴めるか? 大人気脚本家が放つ青春小説第二弾!
  • 料理屋おやぶん ~ほろほろしょうゆの焼きむすび~
    3.3
    母親を亡くし、失踪した父親を捜しに、江戸に出てきた鈴。ふらふらになり、行き倒れたところを、料理屋「みと屋」を開くヤクザの親分、銀次郎に拾われる。そこで客に粥を振舞ったのをきっかけに、鈴はみと屋で働くことになった。「飯が道を開く」料理人だった父親の思いを胸に鈴は、ご飯で人々の心を掴んでいく。そんなある日、銀次郎が無実の罪を着せられて――!?
  • 母親病(新潮文庫)
    3.3
    1巻693円 (税込)
    女は、旦那様に一生愛されるのがしあわせなのよ――。珠美子にそう語っていた母・園枝が急死した。有毒植物が体内から検出されたという。事故か自殺か、それとも。困惑のなか遺品整理に出向いた珠美子だったが、そこに端正な顔立ちの若い男性・雪仁が訪ねてくる。園枝の死を知った彼は震えて嗚咽した。良妻賢母の見本のような園枝と雪仁の関係は……。すれ違いながら衝突する母娘を描く連作集。(解説・三宅香帆)
  • タスマニア
    3.3
    地球の環境問題が深刻なのに、僕は不妊治療なんかに悩んでいる。逃げるよう参加した気候変動会議で会った物理学者とは、世界の終末に逃げるならタスマニアだと話した。そして僕は、何かに駆られて広島と長崎ヘ被爆者の取材に来た。伊人気作家による傑作私小説
  • 好色一代男
    3.3
    生涯で戯れた女性は三七四二人、男性は七二五人。伝説の色好み・世之介の一生を描いた、井原西鶴「好色一代男」。破天荒な男たちの物語が、島田雅彦の現代語訳によってよみがえる!
  • 幸せな家族 そしてその頃はやった唄
    3.3
    「これからつぶやくひとふしは とても悲しい物語……」 保険会社のコマーシャル・キャンペーン《幸せな家族》のモデルに選ばれた中道家。しかし撮影はなかなか進まず、やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族が死んでゆく―― 刊行以来、全国各地の少年少女に衝撃を与えてきた伝説のジュヴナイル・ミステリ長篇、奇跡の復刊。 〈解説〉松井和翠
  • 紅葉山高校茶道部
    3.3
    1巻1,408円 (税込)
    ここは僕らの大切な場所 紅葉山高校茶道部部長・高2の桧山柊は二学期始業早々、 顧問から校内の茶室「紅葉楼(こうようろう)」の移転を告げられる。 紅葉山を借景に、池を抱く広い茶庭に四季折々の花が咲き、 観月にもふさわしいその茶室は、柊自身にも部員皆にもかけがえのない場所だった――。 「紅葉楼」を、そこでしか得られない時間を守るため、少年たちの熱い闘いが始まる!

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  • だまされ屋さん
    3.3
    1巻1,078円 (税込)
    夏川秋代は、夫を亡くして公団住宅にひとり暮らし。ある日、「(長女の巴と)家族になろうとしている」と語る若い男が突然やって来た。戸惑う秋代をよそに家に上がり込む謎めいた男。彼は本当に娘の婚約者なのか、それとも新手の詐欺なのか――。  秋代には実は、長女だけでなく、二人の息子にも男の来訪について相談できない理由があった。アメリカで未婚のまま娘を産んだ長女、男らしさの抑圧に悩み在日韓国人のパートナーとうまくいかない長男、借金を重ねて妻子に出て行かれた次男……こじれた家族の関係は修復できるのか。  現代文学の最前線を走る作家が、家族のあり方や人々のつながり方を問う渾身の長編。 〈解説〉大前粟生
  • 人探し
    3.3
    1巻1,848円 (税込)
    歩容解析――人間の歩き方で個人を特定する技術。顔認証を超える個人同定率を誇るシステムを開発した能勢は鉄道会社の社員に接触、警察とも関係を築く。能勢は鉄道会社が持つカメラや自動改札機のデータ、警察が運用できる市街の防犯カメラのデータを使用し「あること」をしようと画策していた……。驚愕の第44回小説推理新人賞受賞作。
  • 図書室の死体
    3.3
    わたしはイングランドの美しい古都バースにある、初版本協会の新米キュレーター。この協会は、アガサ・クリスティなどの初版本の蒐集家だった故レディ・ファウリングが設立した。事務局は彼女の住まいだった館にあり、図書室にはその膨大なコレクションが所蔵されている。自分がこの職にふさわしいと証明しようと試行錯誤していたところ、ある朝、図書室でなんと死体が発見される。被害者は、勉強会で館を使っていた創作サークルのひとりだった……。本を愛する人々に贈る、ミステリ・シリーズ第1弾!
  • お城の人々
    3.3
    人間の医者と呪いにかけられた妖精の王女の恋を描いたおとぎばなしのような表題作ほか、犬と少女の不思議な絆の物語「ロブの飼い主」、お城に住む伯爵夫人対音楽教師のちょっぴりずれた攻防「よこしまな伯爵夫人に音楽を」、独特の皮肉と暖かさが同居する幽霊譚「ハーブと自転車のためのソナタ」など、恐ろしくもあり、優しくもある人外たちと人間の関わりをテーマにした短編全10編を収録。ガーディアン賞、エドガー賞を受賞した著者の傑作短編集、第3弾。/【目次】ロブの飼い主/携帯用エレファント/よこしまな伯爵夫人に音楽を/ハープと自転車のためのソナタ/冷たい炎/足の悪い王/最後の標本/ひみつの壁/お城の人々/ワトキン、コンマ/訳者あとがき
  • 傷を抱えて闇を走れ
    3.3
    貧困家庭に育ち、義父から虐待を受けている高校生ビリーは、劣悪な環境から逃れるため、プロのアメフト選手になろうともがいていた。だがシーズンが始まるまさにその日、自宅で義父の死体が発見される。容疑は、前日に義父と喧嘩していたビリーに向くが……。
  • シェフ
    3.3
    三つ星シェフ、ポール・ルノワールが猟銃自殺を遂げた。世界最優秀シェフに選出されたばかりだった彼がなぜ? ネットフリックスの番組製作のために取材を受けていたさなかに……。伝説的な料理人だった祖母のいた時代から三つ星シェフに上りつめた現在までの彼の人生と、華やかなフランス料理界の裏側。料理人たちの野心、苦悩、嫉妬、愛、孤独、闘い、そしてガイドブックの星の重圧……。ポール・ボキューズもアラン・デュカスも登場する、元『ミシュランガイド』編集部員にしか書けない傑作美食小説! カゼス文学賞、海辺の文学賞受賞作。*カゼス文学賞は、ヘミングウェイ、アンドレ・ジッド、アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ポンピドゥー大統領などが通ったサン=ジェルマン=デ=プレのブラッスリー・リップが創設した文学賞。海辺の文学賞はサーブル・ドロンヌ市と「フィガロ・マガジン」が主催の文学賞。
  • 令和ブルガリアヨーグルト
    3.3
    商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる! 吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。 学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。 「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。 入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。 協力=株式会社 明治
  • 紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    一条天皇の后が里帰り先で臨月に。その父で朝廷の最高権力者・藤原道長を始め、皆が固唾を飲んで見守る中、后に仕えるわたしはなぜかブルーで、グルーミィ。そのわけをあなたにお伝えします。二〇二四年大河ドラマで大注目、世界的文学を書いた当時の最先端女性のすっぴんダイアリーを、現代の「同業者」がリ・リリース!
  • しりあがり寿版 瘋癲老人日記
    3.3
    77歳、元気ハツラツ!「今日ハオ爺チャン、ネッキングサセタゲマショウカ」――文豪・谷崎が〈老年の性〉を追究した晩年の最高傑作。挿絵・しりあがり寿。
  • 漱石先生と私たち
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    その時分の私たちというのが、なんでも先生の真似をして見ようという、随分馬鹿気きっていた時分なのである。――師・夏目漱石をはじめ、寺田寅彦、鈴木三重吉、森田草平から芥川龍之介まで。漱石山房で、ともに文学談義を交わし、酒を呑み、気焔を上げた人々を、第一の弟子が回想する。文庫オリジナル 〈コミックエッセイ〉香日ゆら 目次より 夏目漱石  休息している漱石/漱石二十三回忌/漱石と恋愛/漱石二題/漱石と読書/漱石と画/漱石と烟草/偽物/注釈/「漱石発狂」の報告者/漱石文庫/漱石半身像/漱石のうちの猫/修善寺日記 寺田寅彦と松根東洋城  『漱石・寅彦・三重吉』序/「寅彦全集」/「破門」/『回想の寺田寅彦』序/漱石と寅彦/寅彦と死相/寅彦と俳諧/寅彦と羽子板/「御髭」/松根東洋城のこと 鈴木三重吉 三重吉の思い出/鈴木三重吉/三重吉のこと/青春記/写真 安倍能成 安倍のこと/眼鏡/アンシュリアム 森田草平と内田百閒 森田草平/『実説草平記』/誤植/誤伝の経路/チョッキのまぼろし/白髪 野上豊一郎 野上の死/野上のこと 芥川龍之介 芥川龍之介の死/一挿話
  • アナウンサー辞めます
    3.3
    高校球児だった太田裕二は「将来プロ野球選手になる!」という夢を抱いていたが、あと一歩というところで甲子園の出場を逃し、その夢は儚くも散ってしまった。その後、太田は地方局のアナウンサーとなり、夢を諦めてから三十五年の歳月が流れ、五十三歳になっていた。そんなある日、番組で太田が発した一言がきっかけとなり、世の中が急激に動き出す。それと同時に、忘れかけていた「プロ野球選手になる!」という太田の夢が再び燃焼するが――。中年男の挑戦が今、始まる!
  • 世界でいちばん孤独な夜に~寺山修司のことば集
    3.3
    没後40年、現代に甦る寺山修司の名言集。 今年没後40周年の寺山修司の真骨頂といえる、ロマンチックで物語性があり、 現代においても私たちの揺れる心に寄り添う言葉のかけらを集めました。
  • 共に明るい
    3.3
    1巻1,562円 (税込)
    \『この世の喜びよ』で芥川賞受賞、待望の受賞後第一作!/ その瞬間、語られないものたちがあふれ出す。 早朝のバス、公園の端の野鳥園、つきあってまもない恋人の家、島への修学旅行、バイト先の工場の作業部屋――。 誰もが抱える痛みや不満、不安、葛藤。 目に見えない心の内に触れたとき、「他人」という存在が、つながりたい「他者」に変容する。 待望の芥川受賞後第一作、心ふるわす傑作小説集。 「共に明るい」 早朝のバス、女は過去を語り出す。 「野鳥園」 産後の母親と少年が過ごす、仮初のひととき。 「素晴らしく幸福で豊かな」 出会って一ヵ月、恋人と過ごす不安定な日常。 「風雨」 台風で足止めをくらった修学旅行生たちの三日間。 「池の中の」 電池の検品バイトでの会話、起こる揺れ。
  • ぼくが消えないうちに
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ラジャーは、アマンダが想像してつくり出した親友だ。 ふたりはいつも一緒に、楽しい時間をすごしていた。 しかしある日突然、アマンダがいなくなり、ラジャーはひとりぼっちになってしまう。 アマンダに忘れられると、ラジャーはこの世から消えてしまうというのに。 さらに、子どもたちの想像力を盗む、不気味な男もあらわれて…。 大切な友だちを探すため、ラジャーの旅がはじまった! 愛と友情、喪失の物語。
  • 神よ憐れみたまえ(新潮文庫)
    3.3
    昭和38年11月、三井三池炭鉱爆発と国鉄の多重衝突という、戦後事件史に残る大事故が同日に発生。「魔の土曜日」と言われたその日の夜、12歳の百々子の両親は何者かに惨殺された。裕福な家庭に生まれ育ち輝かしい未来が約束されていた少女を襲った悲劇。事件は拭えぬ悪夢として胸のうちに巣食い、彼女の運命をも揺るがしていく――。一人の女性の数奇な生涯を描破した著者畢生の大河小説。(解説・佐久間文子)
  • 実話奇談 異怪ノ門
    3.3
    この世に実在する本物の異空間。 最恐の怪談師芸人が綴る戦慄の実話怪談集! 「その子の顔や名前すらいまだに…」 異世界に迷い込んだ子どもは存在ごと消え… (「お菓子の家」より) お笑い芸人でありながら重度の怪談オタク、怪談ライブBarスリラーナイト歌舞伎町にて夜な夜なステージに立ち、怪談最恐戦2022で優勝し5代目怪談最恐位に輝いた実力者・伊山亮吉が華々しく怪談本デビュー! ・心霊スポットのトンネルで目を覚ますと…「無数の手形」 ・林で迷い込んだあるはずのない不気味な洋館「存在しない記憶」 ・降霊術に挑んだ中学生の身に降りかかった恐怖の一部始終「ひとりかくれんぼ」 ・赤一色の世界で血塗れの子どもに迫られ…夢と現実がリンクするおぞましい夜「赤い子ども」 ――など異世界系実話怪談を多数収録! 門〈ゲート〉は日常のすぐ真横にもあいている…。
  • 神戸怪談
    3.3
    港町・神戸の実話怪談 兵庫県神戸市――歴史ある港町に息づく、山・海・人にまつわる不思議の数々を、灘区出身のオカルトコレクターが綴る奇想の神戸裏ガイド! 怪奇現象が多発するポートタワー 三宮のセンタープラザに出る落ち武者 新神戸の某ホテルに広がる異次元空間 恐ろしいほどにご利益がある恋愛弁天 JR住吉駅で起きた怪奇事件の真相 元町高架下近くの最恐幽霊屋敷 動物園内にある旧ハンター住宅で謎の男が姿を現す 阪急・六甲駅付近に建つ最恐事故物件マンション つくはら湖に出没する悲鳴と呻きをまとった死霊 阪神地域屈指のミステリースポット・甲山の怪! 呪物コレクター&怪談師としてブレイク中の田中俊行が地元・神戸の怪談をまとめた一冊! ・エレベーターガールの間で語られる怪異「ポートタワーの怪」(中央区) ・著者がかつて勤めていた会社で起きた社長の悲劇「龍」(東灘区) ・祈りが祟りに変容したのはなぜ?「祟りの木」(北区) ・何か奇妙なものが棲む古い洋館「旧ハンター邸」(灘区) ・間取りが不思議な賃貸住宅、事故物件ではなさそうだが…「女性専用マンション」(須磨区) ・夜の街で母親の帰りを待つ幼い姉弟。家にいたくない奇妙な理由とは…「元町高架下の子ども」(中央区) ――など。神戸の街に蔓延る異界の数々を収録した実録暗黒ガイド!
  • 抜け首伝説の殺人~巽人形堂の事件簿~
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    北勢の老舗造り酒屋で殺人事件が起こった。蔵主の生首が酒蔵で見つかり、胴体は屋敷で布団に寝かされていたという。酒造には、門外不出の酒米とその米を材料にした地域を代表する銘酒がある。繁盛を妬んだ同業者の仕業なのか? 一方、この酒造には奇妙な言い伝えがあった。一族は妖怪・抜け首の血を引くというのだ。人形師・巽藤子は、頼まれもしないのに事件に首を突っ込むが……。謎が謎を呼ぶ長編ミステリ!
  • 帆船軍艦の殺人
    3.3
    1巻1,899円 (税込)
    1795年、フランスとの長きにわたる戦いによって、イギリス海軍は慢性的な兵士不足に陥っていた。戦列艦ハルバート号は一般市民の強制徴募によって水兵を補充し、任務地である北海へ向けて出航する。ある新月の晩、衆人環視下で水兵が何者かに殺害されるが、犯人を目撃した者は皆無だった。逃げ場のない船の上で、誰が、なぜ、そしてどうやって殺したのか? フランス海軍との苛烈な戦闘を挟んで、さらに殺人は続く。水兵出身の海尉ヴァーノンは姿なき殺人者の正体に迫るべく調査を進めるが――海上の軍艦という巨大な密室で起きる不可能犯罪を真っ向から描いた、第33回鮎川哲也賞受賞作。/第33回鮎川哲也賞選考経過、選評=辻真先 東川篤哉 麻耶雄嵩
  • イグジット
    3.3
    まもなく国家の財政は破綻します! 出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。 池内は面会するも、直後に彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。 古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。 この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員)
  • カム・ギャザー・ラウンド・ピープル
    3.3
    1巻561円 (税込)
    おばあちゃんは背中が一番美しかったこと、下校中知らないおじさんにお腹をなめられたこと、自分の言い分を看板に書いたりする「やりかた」があると知ったこと、高校時代、話のつまらない「ニシダ」という友だちがいたこと……。大人になった「私」は雨宿りのために立ち寄ったお店で「イズミ」と出会う。イズミは東京の記録を撮りため、SNSにアップしている。映像の中、デモの先頭に立っているのは、ドレス姿の美しい男性、成長したニシダだった。イズミにつれられてやってきたデモの群衆の中、ニシダはステージの上から私を見つけ、私は逃げ出した。敷き詰められた過去の記憶とともに……。芥川賞候補の表題作他3編を収録。
  • かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖
    3.3
    明治末期、木下杢太郎や北原白秋、石川啄木ら若き芸術家が集ったサロン「パンの会」。彼らは会合のたび、趣向を凝らした料理を味わいながら、推理合戦を繰り広げていた。生まれたての赤ん坊が目玉と臀部をくり貫かれ殺された事件(「さる華族の屋敷にて」)。陸軍士官学校の校長はなぜ自決したのか ――(「未来からの鳥」)など六篇。傑作ミステリ。

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