殺す

殺す

717円 (税込)

3pt

「もしかしたら幸せなのかな、このほうが」殺害された女子高校生の遺体発見現場で刑事が洩らすひと言。性的暴行の痕跡はない。怨恨の線で捜査は開始されたが翌日、またもや同じクラスの女子が全裸で殺害された。そして、すぐさま第三の殺人。残酷な女子高生心理と、容赦なき刑事の異常な行動が交錯する大胆不敵な警察小説。『猟死の果て』改題。

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    Posted by ブクログ

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    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

     異様な遺体となって見つかる女子高生、常軌を逸した行動を繰り返す刑事。被害者たちの共通点が分かるとともに、やがて明らかになる犯人の意外すぎる動機。ということで、西澤保彦『殺す』は、元々のタイトルは『猟死の果て』で、どちらであったとしても、過激さを感じるタイトルですが、内容も名前負けしない異様さを持っ

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    フーダニットでもあるけれど、僕はどちらかというとホワイダニットの傑作かなと思う。情報がうまく散りばめられていて、ミッシングリングが絶妙なタイミングで開示されるのが魅力的。現代の社会的病理をうまく表現したキャラクターがいい。動機が理解できないとか後味が悪いという人もいるけれど、僕は殺人の動機なんか本来

    0
    2017年08月01日

    Posted by ブクログ

    今の西澤保彦の根底がある作品ですね。
    古い作品ですが、西澤保彦らしい痛い物語や狂気、そして展開がありよかった。

    0
    2012年02月07日

    Posted by ブクログ

    読んでいて退屈しなかったし、きちんとミステリ的な真相も決まっていた。
    完全な悪者として描かれている登場人物が、実際の社会にはうようよ見られる思考の持ち主で、それについての理解が深まった。

    0
    2011年11月13日

    Posted by ブクログ

    強烈なタイトルだし、内容もそれに見合うようなグロテスクさなんだけど、読後感はちょっと中途半端。真相は結構意外なものだったし、なるほどって感じだったんだけど、ここに狂った警官を絡ませた意味は?どこかで繋がるのかと思いきや、結局それぞれが別の事件で、たまたま同時進行だっただけ。そりゃないよ。これまで読ん

    0
    2021年07月14日

    Posted by ブクログ

    会話文の比率を極端に上げたことで、ハードボイルド感が出てるような感じで、結構好きな部類の作品だった。だが、ミステリーとしての決着を優先せたせいか、最後の駆け足ご都合エンドが気に食わない。

    0
    2017年04月01日

    Posted by ブクログ

    通算900冊目。光門の存在の必要性にやや疑問。追い込まれた人間の心理や狂気に至る過程など、展開もしっかり練られていただけに余計に蛇足感が強くなってしまった。

    0
    2016年12月31日

    Posted by ブクログ

    珍しい読みの名字の人が多く出てきて、取っ散らかった感じに。
    光門は一体なんだったの?
    城田も最後にそんだけ推理できるなら、もっと早くなんとか出来たでしょ。

    0
    2017年01月12日

    Posted by ブクログ

    『猟死の果て』改題。
    警察/ミステリー/サスペンス
    ミステリーとしては、ミッシングリンクが徐々に明らかになっていく展開が秀逸。
    欠点は、あまりにも救いがないこと。登場人物の誰もが狂っていて、感情移入できないこと。

    0
    2015年04月07日

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