作品一覧

    • もういちど、あなたと食べたい(新潮文庫)
      4.0
      1巻737円 (税込)
      大切な思い出はいつだって“食”とともにある。松田優作と食べたにぎり寿司、佐野洋子が作ってくれた野菜炒め煮、樹木希林に伝えた玄米の味噌雑炊、深作欣二が大好きだったキムチ鍋……。かれらと囲んだ味や匂いは、やがて私の肉となり血となった。映画「それから」「失楽園」等で知られる脚本家が、俳優や監督たちとの出会いと別れ、そして忘れられない食事を振り返る美味しくも儚いエッセイ集。(解説・ハルノ宵子)
    • 食べる女―決定版―(新潮文庫)
      3.6
      1巻693円 (税込)
      おいしいものを食べているときと、いとしいセックスをしているとき、女は一番幸せになれる。台所で立ったまま生玉子かけごはんをすする自由。深夜のラーメン屋で相席になった男とのラブアフェア。恋人の裏切りを知った後に食べるチーズの官能。逝ってしまった大切な人たちを想いつつ縁先で傾ける日本酒と肴。味覚と心を研ぎ澄まし、人生の酸いも甘いも楽しむ女たちを祝福する、美味なる短編集。
    • いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46
      値引きあり
      3.8
      「おいしい食事は細胞を元気にし、五感をくっきりさせてくれる。愛情やセックスについて、自分が何を求めているかもはっきりさせてくれる」――食べることへのプリミティブな希求と、料理についての自由な精神が詰まったエッセイは、食が心も体も、人生も開放し、豊かにすることを教えてくれます。女優たちにもその味にファンの多い筒井さんによる料理レシピも紹介。ササッとつくれてしみじみおいしい恋愛が深まるごはんです。
    • 旅する女
      3.4
      1巻1,463円 (税込)
      個人旅行のコーディネイトを手がけていた集子(あつこ)が死に、依頼中の4人の女が彼女の部屋に集まる。編集者、主婦、学生と、職業はまちまちの4人は、自分に用意された旅にも興味はあったが、集子の自分のための「最後の旅」にも魅かれる。キューバ、ポルトガル、南フランス、インドと、4人は集子が残した資料を受け取り、それぞれの生活に戻ってゆく。集子の死は、残された女たちを自由な旅へと連れ出そうとしていた。
    • いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46

      Posted by ブクログ

      食べることは好きだけど、好きよりも億劫な気持ちが上回ってて、正直今日生きる分のエネルギーに足りるんだったらもう口に入る物は何でもいいくらいの気持ち。だから食べることや料理をするのを愛している人は本当に尊敬する。
      『食べる女』に登場する女性たち、みんな筒井さんの分身なんだなと感心した。

      0
      2022年04月16日
    • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

      Posted by ブクログ

      心も体も美味しいもの。
      最近、食べものの描写が美味しいエッセイぽいものを求めてた私にぴったりだった。酸いも甘いもあるからこそ極上な人生…わたしも季節に寄り添って生きていきたい

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      2021年10月03日
    • 旅する女

      Posted by ブクログ

      ネタバレ

      読みながら映像が浮かぶようで、とてもいい一冊だった。ななかでも、ポルトガルのファドについての話は心にしみた。
      そういえば、歌手のちあきなおみが「ファド」に魅せられて、これを取り入れたアルバムを発表していることを思い出した。
      集子、という今はこの世にいない一人の女性が、この本に登場する4人の女性たち以外にも、世界の女性を緩やかにつないでいるようで、読後感がさわやか。
      他に気になったのがほおづきのチョコレート、そしてインドの刺繍が施された美しい布。
      心に留めておけば、いつか私の元にやって来るかも知れない。

      1
      2021年07月08日
    • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

      Posted by ブクログ

      三大欲求のふたつを取り上げる作品
      ふたつが満たされれば、ココロは満たされるのでは。と思った。し思い当たる。
      年齢、家族の背景を短編でイロイロな女性が主役。きっと誰かに当てはまる。こんな生き方をしてみたい。こんな女友達がいたら。もしかして母ってこうなのか。とかも思ってしまう。良い意味で。笑
      サクッと読みやすく、おススメです。

      0
      2019年05月07日
    • もういちど、あなたと食べたい(新潮文庫)

      Posted by ブクログ

      筆者のことはあまり知らずに、タイトル&あらすじ買いした一冊。
      日本のドラマ&映画界の、かなり偏ったところに食い込んだエッセイでおもしろかった。

      0
      2025年02月23日

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