筒井ともみのレビュー一覧

  • いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46

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    食べることは好きだけど、好きよりも億劫な気持ちが上回ってて、正直今日生きる分のエネルギーに足りるんだったらもう口に入る物は何でもいいくらいの気持ち。だから食べることや料理をするのを愛している人は本当に尊敬する。
    『食べる女』に登場する女性たち、みんな筒井さんの分身なんだなと感心した。

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    2022年04月16日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    心も体も美味しいもの。
    最近、食べものの描写が美味しいエッセイぽいものを求めてた私にぴったりだった。酸いも甘いもあるからこそ極上な人生…わたしも季節に寄り添って生きていきたい

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    2021年10月03日
  • 旅する女

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    ネタバレ

    読みながら映像が浮かぶようで、とてもいい一冊だった。ななかでも、ポルトガルのファドについての話は心にしみた。
    そういえば、歌手のちあきなおみが「ファド」に魅せられて、これを取り入れたアルバムを発表していることを思い出した。
    集子、という今はこの世にいない一人の女性が、この本に登場する4人の女性たち以外にも、世界の女性を緩やかにつないでいるようで、読後感がさわやか。
    他に気になったのがほおづきのチョコレート、そしてインドの刺繍が施された美しい布。
    心に留めておけば、いつか私の元にやって来るかも知れない。

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    2021年07月08日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    三大欲求のふたつを取り上げる作品
    ふたつが満たされれば、ココロは満たされるのでは。と思った。し思い当たる。
    年齢、家族の背景を短編でイロイロな女性が主役。きっと誰かに当てはまる。こんな生き方をしてみたい。こんな女友達がいたら。もしかして母ってこうなのか。とかも思ってしまう。良い意味で。笑
    サクッと読みやすく、おススメです。

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    2019年05月07日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    欲しがりましょう3大欲
    どれも経験したことのないものファンタジーだけど実にリアル
    話したことのない誰かはこんな経験してそうだなみたいなファンタジー
    すきでーす

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    2025年11月18日
  • もういちど、あなたと食べたい(新潮文庫)

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    一昔前のテレビや映画の裏事情のお話。
    こんな世界もあるのだなと読んでてとても面白かった。
    私だったら誰と何を食べたいかなと考えてしまった。

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    2025年06月08日
  • もういちど、あなたと食べたい(新潮文庫)

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    筆者のことはあまり知らずに、タイトル&あらすじ買いした一冊。
    日本のドラマ&映画界の、かなり偏ったところに食い込んだエッセイでおもしろかった。

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    2025年02月23日
  • もういちど、あなたと食べたい(新潮文庫)

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    日本映画とテレビの(裏)歴史。プラス食べ物エッセイ。しかも向田邦子とのエピソードまで。好きなものてんこ盛り。

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    2025年01月12日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    壇蜜さんの解説でスッキリした。
    食と性を繋げると不快に思う人間もいるけれど、やっぱりどうしても繋がっているのが生活なんだと思う。
    ある特定の食べ物は自分の中で特別で、ある人とある場面を思い出してしまうということは誰しも持っているかもしれない。また、あの人を思い出したからあれを食べたいという感覚もあるはず。

    「なんで素敵な夜」の男性2人には嫌悪感しか抱けなかった。

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    2023年05月26日
  • いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46

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    「食べる女」がだいすき(もはやバイブルである)なのでこちらも。うーん、やっぱりかっこいい。おいしいものをおいしく食べる女でいたい。そして食べるって全然関係ないようにみえて、セクシーなことなんだな、といつも気づかされる。

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    2020年08月17日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    この小説、映画化したのを観たかったんだよなぁ…と思いつつ購入。
    女の食と性がテーマの短編集。25編収録なので、超短編と言っても良いかも。合間に男が主人公のお話もいくつか有り。
    正直、最初の方は、似通った感じのお話が多いなぁと思いながら読み進めた。いちばんのテーマが食だから、当然何かしら食べるシーンは出てくるのだけど、それ以外の設定の部分が…不倫とかワンナイトラブが何度か出てくる感じで、性もこの小説における大事なテーマだからその設定に偏るのかしら…と思いながら読み進めていったら、後半は前半とは違って粒立った印象に変わった。
    単純に私の好みの問題かもしれないので、後半のお話の方が自分好みのものが多

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    2020年05月26日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    面白かったです。
    仕事して食事してセックスして恋愛に悩んで…生きている、と思いました。
    出てくる人たちがパワフルですし、食べものもとても美味しそうです。そして、ほぼ皆さん自分で自分の生活を回していて素敵。
    食べることはこれからも生きていこうとすることなのだろうな。先日読んだ「死にたくなったら電話して」のふたりは、食べることを辞めていて緩慢に心中していってるようなものでしたし……。
    「なにも若く見せたいために余分な肉を恐怖するのではなくて、余分な肉は身体だけでなく、確実に精神をも鈍くさせる」という、「きもちいいのが好き」の考え方にとても共感しました。わたしも身体を絞ることは続けて行きます。
    恋は

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    2020年01月11日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    10年も前の小説のようだけど、昔感は全くと言ってない。出てくる料理は美味しそうで、なかなかオシャレ。

    食と人生と幸せは密に結びついてるなーとしみじみ。

    メーキングファミリー、闖入者、賜物がお気に入り。

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    2019年12月26日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    食欲と性欲は似ている

    主に「食」をテーマにした短編集。
    女性が主人公で食を通じての人間関係を描いている。
    (何作かは男が主人公の話もある)
    男と女、父親と娘、母親と娘。
    短編のほとんどが食から性へとつながり、人間の欲求と感情が上手く伝えられている。
    男性が読むより女性が読むほうがより感情が伝わるんじゃないかな。
    一つ一つの話が短くてスラスラと読み進める事ができます。
    映画化にもなっているので今度見てみようと思います。

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    2019年06月30日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    面白かったです。
    寝る前に読むのにはちょうど良い。
    人間の身体は美味しいもので出来上がる。
    映画も観ようと思いました。

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    2018年12月09日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    映画化されて、知った作品。
    自分の欲求に素直な女たちが出てくる、食と恋愛の超短編集。
    美味しいものを食べるということは、丁寧に生きることでもあると感じた。
    「桜下美人」の、おはぎの話がよかったなあ

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    2018年10月07日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    私にとって思い出されたのは母のインスタ。
    一篇を読むたび、首を捻ったり、胸が重くなったり、思い出される何かにぼーっとしてみたり。
    特別夢中になったわけではないけど、思い出しては手に取りたい一冊。
    料理が得意な母の手で、美味しいものが好きな三人姉妹に育った私にはなにかと家族のような距離感の小説だった。

    解説が壇蜜で、嬉しいおまけのような気持ち。

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    2018年09月20日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    食とセックスにまつわる短編集。
    食とセックスって、ものすごく関係性が深く思えるし、(壇蜜さんが解説で言っているように)相性が悪いとも言える。
    でも、人間の三大欲求のうち記憶が残るのは食と性だけ。様々な場面で関係してくるのは当然かもしれない。
    収載されている作品はいずれも食と性に関する短編だが、なぜだが生と死を連想するものが多い。男女の関係だけでなく、人間として欲望にどう向き合うのかを考えさせられた作品だ。と難しく書いてしまったかもしれないが、登場する女性たちの嗜好にニヤニヤしたり、驚かされたり、応援したり…、様々な楽しみ方ができる短編集だと思う。

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    2018年09月12日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    「続・食べる女」もようやく文庫化
    …「世界の中心で愛を拒む」は収録されず
    だから「完全版」でなく「決定版」なんだね

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    2018年08月30日
  • 食べる女―決定版―(新潮文庫)

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    「人生の酸いも甘いも楽しむ女たちを祝福する」とあらすじにもあるように、背中をそっと押されるような温かみのある小説だった。この本を読んでいると、失恋しても大丈夫、世界にはたくさん素敵な出会いがあり人生なんてまだまだ分からないものだなぁと感じるようになった。それが面白くて勇気をもらい、これからも「私が私でありさえすれば、あとのことはわからなくたっていいや。333ページ-なんて素敵なせかい-」 の気持ちを大切にしようと思った。

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    2025年04月08日