筒井ともみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食とセックスにまつわる短編集。
食とセックスって、ものすごく関係性が深く思えるし、(壇蜜さんが解説で言っているように)相性が悪いとも言える。
でも、人間の三大欲求のうち記憶が残るのは食と性だけ。様々な場面で関係してくるのは当然かもしれない。
収載されている作品はいずれも食と性に関する短編だが、なぜだが生と死を連想するものが多い。男女の関係だけでなく、人間として欲望にどう向き合うのかを考えさせられた作品だ。と難しく書いてしまったかもしれないが、登場する女性たちの嗜好にニヤニヤしたり、驚かされたり、応援したり…、様々な楽しみ方ができる短編集だと思う。 -
Posted by ブクログ
短編小説なので時間がある時にサクッと読み進められて良かったです。
この本を読んでいて、
あ、意外と思い出と食って繋がっているんだなぁと思いました。そうすると、そこに恋や性も絡んでくるわけで…。
本の内容自体がものすご〜く面白いっていうわけではなかったのですが、人の人生を覗いた楽しさや、自分のことを思い出すきっかけにはなりました。
◎好きな話
・ピクニックの支度をしたが父がこなくて
泣きながら食べた母の話
▶︎そう、母も泣くんですよね。私も、母が泣いてる姿を見て、母も1人の人間なんだ、弱い時だってあるんだ、そう思いました。子どもの前では強くいようとしてくれるものの、母も1人の女性の -
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個人旅行のコーディネイトを手がけていた集子(あつこ)が死んだ。数日後、旅行を依頼していた4人の女が彼女の部屋に集まる。彼女たちは、生前の集子が書き残した「最後の旅」のことを知って心を動かされる。集子は世界中を旅しながら「私のための樹」を探していたという。4人はキューバ、ポルトガル、南フランス、インドと、集子がそれぞれの旅の為に残した資料を受け取り、各々の生活に戻ってゆく。しかし集子の死、無くなってしまった旅、集子の最後の旅が、4人を新しい人生へと導いていく。
展開が少々無理矢理な感は否めないが、気付かされることが多い本だった。私は見知らぬ土地を歩くのが好きで、連休があればどこへ行こうか妄想ば -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生、一寸先は闇のきらめき
色んな生き方がありますよね
それぞれの旅もあります。
4人の女と集子の生き方…
草太みたいな恋人がほしい!
美味しい料理と美味しいワインを選んでくれる恋人!
『小娘』と『ギャランティ』が気になってしょうがなかった
ケイが小娘みたいって自嘲するのはわかるけど
風が、風の年代の子が自分を小娘っていうかのな?
自分が若いのは当たり前で、
若くない自分は自分じゃないってくらいの年代だと思うけど
空っぽだって自覚してる風だったら、
余計に「若さ」はアイデンティティのひとつだと思うんだけどな
ケイの若さと風の若さについて対比があってもよかったのでは?
なんだか、風の