母校が開催した公開講座「オースティンの世界」で紹介された本。
原題[Death Comes to Pemberley(死がペンバリー館にやって来る)]よりも断然良い邦題だと思います。
多少原作とは登場人物達の雰囲気が違うような気もしましたが、それは作者が違うからなのか、あれから六年経って彼らが成長
...続きを読むしたからなのか。
まあ、些細な違和です。
そしてミステリとしては…やられました。
とりあえず「こいつが怪しい」と目をつけていた人物がいたのですが、違いました。
貴族としての面子を保たなければならなかったり、家族を守らなければならなかったり、自分の都合を押し通したかったりといろいろな思惑が絡み合い、結果、全く想像していなかったところに着地しました。
エリザベスが本当にいい奥様になっていて、安心しました。←誰目線?
ジェーンについては心配してなかったけどね。
数十年ぶりに『高慢と偏見』再読したくなりました。