無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
ボクシング、フライ級4回戦。対戦中のボクサー二人が、青酸中毒で相次いで倒れ、死亡した。編集者の福永麻沙美は、週刊誌記者の中江聡介、ボクシング評論家の八田芳樹と真相を追い始める。リングの上で堂々と二十殺人をやってのけたトリックは? そして動機は? 二転三転する事件の陰に巧妙に身を隠す意外な真犯人とは? 岡嶋前半期の『タイトルマッチ』にも通じる、ボクシングを舞台とした傑作長編ミステリー。1987年刊行。(講談社文庫)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
岡嶋作品の良さが前半はよく出ていた。いきなりのトップスピードで物語に入っていく。前振りがほとんどなく事件のあらまし(試合中に対戦相手が同時に死亡、しかも毒殺)という圧倒的な謎が即提示される。それを女性編集者と週刊誌記者、元ボクサーの作家が迫っていくという内容。展開の移り変わりが激しいにもかかわらず謎の解明が全く見えてこず、中盤までどこに向かうのか分からないのが面白い。多少、間延びしている点もあるが筆力とキャラの良さが物語を引っ張ってくれる。ただラストのまとめ方は流石に強引。本人も認めているのだが締め切りのために終わらざるを得なかったように思う。非常にもったいない作品かなあ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。