作品一覧 2023/03/25更新 あなたに安全な人 試し読み フォロー アンデル 試し読み フォロー 春待ち海岸カルナヴァル 試し読み フォロー Valentine Stories 試し読み フォロー 見知らぬ人へ、おめでとう 試し読み フォロー 雪子さんの足音 試し読み フォロー 夜のだれかの岸辺 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 木村紅美の作品をすべて見る
ユーザーレビュー あなたに安全な人 木村紅美 ストーリー自体は盛り上がりのあるタイプではなく、鬱々とした日常を書き出している。読み手によって受ける衝撃の度合いが異なるタイプの小説だった。何かしら脛に傷のある人じゃないと、読んでもつまらないかも。この物語の登場人物達は家族や職場、地域などのコミュニティから受け入れられなかった人々なんだと思う。それ...続きを読むでも誰かと共にある安心を求めたから、よそよそしくても2人の生活が始まったのかな。自分が罪を犯したのではないかという不安を打ち消しながらの暮らしとそれぞれが抱える孤独、コロナ禍の生活が辛く感じられ、湊かなえよりよっぽど読後感がイヤ。 Posted by ブクログ 雪子さんの足音 木村紅美 木村紅美(くみ)さん、初読みです。「雪子さんの足音」、2018.2発行。一息に読み終えました。20年前に住んでいた月光壮の大家である川島雪子さん(90歳)死去のニュースを知り、20年前のことを回顧する湯佐薫。とても親切でお節介な雪子さん(70歳)、大学3年の薫、高卒のOLで同い年の小野田さん。この3...続きを読む人の奇妙な人間関係が描かれています。度の過ぎた世話焼きの雪子さん、愛情を寄せる小野田さん、潔癖で不器用な薫。人間関係が噛み合わない切なさを描いた秀作だと思います。 Posted by ブクログ 夜のだれかの岸辺 木村紅美 不思議な雰囲気、魅力がある。老婆との添い寝でお金をもらう女性、周りの人々との不思議な関係。淡々としているようで濃い内容。 Posted by ブクログ 雪子さんの足音 木村紅美 人との距離感というのは難しい。押し付けず嘘をつかず相手の気持ちを考えながら誠実に向き合う。程度の差はあれ完璧にこれをこなしている人は実は少ないのかもしれない。みんなどこかで矛盾しながらも人間関係を成立させているのかな、なんて事を考えた。 にしても雪子さんは極端だし薫は甘え過ぎだ Posted by ブクログ 雪子さんの足音 木村紅美 雪子さんの不安、薫のもどかしい思い、小野田さんの抱える闇、それらを月光荘というアパートが包みこんでいる。未来に希望を見つけられないまま生きていく、そんな人たちを切り取ったお話だった。 Posted by ブクログ 木村紅美のレビューをもっと見る