首藤瓜於の作品一覧

「首藤瓜於」の「アガタ」「脳男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

プロフィール

  • 作者名:首藤瓜於(シュドウウリオ)
  • 性別:男性
  • 出身地:日本 / 栃木県
  • 職業:作家

上智大学法学部卒。代表作であり、デビュー作は『脳男』。第46回江戸川乱歩賞受賞作で、映画化された。ほかに『事故係 生稲昇太の多感』、『刑事の墓場』などの作品を手がける。

作品一覧

  • モンテスキューノート アガタ2
    3.0
    1巻2,134円 (税込)
    『脳男』にも挑んだ超個性的ヒロイン! 被害者の思いがけない接点に隠された謎! 立て続けに起きた殺人事件の被害者となった 若い女性たちは片目を抉りとられていた――。 殺人者はなぜそんな残酷な犯行に及んだのか? 事件に動揺したレイチェルが姿を消した理由とは? 感情は厄介、数学は完璧。 若い女性がサバイバルナイフで刺され、顔を激しく傷つけられたうえに片目を抉りとられるという異様な殺人事件が立て続けに発生した。捜査本部で被害者の接点を探る青木一は何か助言を得ようと鵜飼縣とともに元精神科医のレイチェルの部屋に集まって事件の概要を説明したところ、レイチェルが異常なほどに動揺し、ワイングラスを取り落としてしまう。その時に漏らした言葉が気になってしかたがない縣は、彼女がかつて行った犯罪者の精神鑑定のカルテを調べるよう桜端道に指示して、十年数前に鑑定した凶悪犯が来日していることを突き止めるも、第三の事件の発生とともにレイチェルの失踪を知らされる……。
  • アガタ
    値引きあり
    4.0
    1巻774円 (税込)
    「見えているのに見えないもの、それを捜すの」 オシャレすぎる女性警視が新米刑事に突きつけた言葉の意味は? 美大に通う女子学生が背中をめった刺しにされて殺された。しかし、指紋も足跡もなく、防犯カメラの映像も残っていない。警視庁の捜査一課に異動したばかりの青木一は捜査本部に呼ばれ、地元の有力者の息子がストーカーだったという噂を耳にして、無断で本人に接触したため管理官から大目玉を食らう。一方、鵜飼縣は警視庁本部庁舎の片隅であらゆる犯罪情報を収集分析して汎用性の高い検索システムを構築している。スタッフの桜端道が投資詐欺事件の情報をつつきまわすうちにたどり着いた謎の闇サイトには殺人現場の生々しい写真が。縣は秘かに美大生殺害事件の捜査の進み行きを探り始める……。 『脳男』の作者による規格外の警察小説の誕生!
  • ブックキーパー 脳男(上)
    値引きあり
    4.0
    1~2巻100~646円 (税込)
    乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた! 驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決! 警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ3件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。 鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは?  乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢60名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。
  • 脳男 新装版
    値引きあり
    3.5
    1巻616円 (税込)
    猟奇的な連続爆弾犯のアジトで発見された、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。 あらゆる感情が欠落した男。男の正体の解明に挑む精神科医と共に事件の核心にたどりついた刑事が見たものとは。 全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。2000年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。
  • 【無料版】「ブックキーパー 脳男」試し読み 特別書評付き
    無料あり
    5.0
    1巻0円 (税込)
    乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた! 特別書評2本付き第一章「無料お試し版」! 驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決! 警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ三件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。 鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは? 『指し手の顔』から十四年、乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢六十名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。

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  • 大幽霊烏賊 名探偵 面鏡真澄 上下合本版
    値引きあり
    -
    1巻1,078円 (税込)
    昭和の初め、日本の精神医学界を黎明期からリードしてきた養父院長が作り上げた愛宕市の葦沢病院。その数ある病棟のなかでもとりわけ厳重な隔離室には不思議な患者がいた。新米医師の使降醫は、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎の患者の正体を探るが……。現実と非現実が錯綜する精神医学ミステリー。
  • 指し手の顔 脳男2 上下合本版
    値引きあり
    -
    1巻1,078円 (税込)
    「わたしの顔を見た罰よ」 闇の中で囁く女の声がじわじわと心を破壊する 元関取が愛宕(おたぎ)市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事2人が殺される。
  • 大幽霊烏賊(上) 名探偵 面鏡真澄
    値引きあり
    3.7
    1~2巻562~803円 (税込)
    昭和の初め、日本の精神医学界を黎明期からリードしてきた養父院長が作り上げた愛宕市の葦沢病院。その数ある病棟のなかでもとりわけ厳重な隔離室には不思議な患者がいた。新米医師の使降醫は、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎の患者の正体を探るが……。現実と非現実が錯綜する精神医学ミステリー。
  • 刑事のはらわた
    3.4
    1巻660円 (税込)
    幹部に目をかけられ、所轄署刑事から県警本部へと異例の出世を果たした八神は、畑違いの鑑識課でベテラン課員を率いて緊張の連続。愛宕港で引き揚げられた死体は、窃盗で5ヵ月前に出所したばかりの男だった。男の行動を不審に思った八神が秘かに調べていくうちに、未解決の金塊盗難事件が浮かび上がる。(講談社文庫)
  • 脳男
    完結
    3.7
    全1巻660円 (税込)
    江戸川乱歩賞受賞のサイコ・ミステリーの傑作を、鬼才・外薗昌也が描き下ろし漫画化! 心を持たない連続殺人鬼=脳男とは、何者なのか!? ――連続爆弾事件の容疑者として逮捕された、謎の男・鈴木一郎(すずき・いちろう)。警視庁から、鈴木一郎の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子(わしや・まりこ)は、彼こそが、心を持たない、脳だけの男、「脳男」であると知る。そして、脳男が、凶悪犯罪者を次々と殺し続けていることも! 神か? 悪魔か? 裁きの時が、近づく!
  • 指し手の顔(上) 脳男2
    値引きあり
    3.5
    2~3巻398円 (税込)
    元関取が愛宕(おたぎ)市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事2人が殺される。(講談社文庫)
  • 事故係 生稲昇太の多感
    3.2
    1巻691円 (税込)
    22歳の昇太は、正義感たっぷりで直情型の愛宕南署交通課巡査。南署のマドンナ・大西碧とつきあうクールな先輩・見目とコンビを組んで交通事故の解決を目指す。だが、社会や組織の壁にぶち当たり、うまくいかないことばかりで……。これこそ警察小説の新境地! 『脳男』で乱歩賞を獲得した著者の受賞後第一作。
  • 刑事の墓場
    値引きあり
    3.3
    1巻398円 (税込)
    警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂される動坂署。思いがけない転任に不貞腐れて署内で寝泊まりする雨森は、たまたま聴取した些細な傷害事件の被害者である女子大生の部屋を訪ねて死体を発見する。開署以来初めて捜査本部が置かれたものの、主導権を奪われた署員たちは秘かに動き出した。

ユーザーレビュー

  • ブックキーパー 脳男(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやいやいやいやいや、ずっとずっと良かったよ!
    納得の上下巻!って感じw

    タイトルの「ブックキーパー」が出てきた時には震えたし、鈴木一郎が鈴木一郎である意味が深くて感動した。
    物語としては、縣がメインになることでとても読みやすい一方、どうしても「鈴木一郎」っていう絶対的な存在があるから、脆い危うい不備不足の否めない人間臭さが際立つというか、そこが鷲尾先生とも重なって、何とも言い難い。
    茶屋や古代=男が強くて、女が弱いみたいな、古いしきたりみたいな押し付けはちょっと嫌だなーとは思うけども、、、
    そして何より、この先まだまだ続きまっせー、縣も出まっせー!な感じは、ますます嫌だなーとは思いましたw

    0
    2023年12月01日
  • ブックキーパー 脳男(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作に比べて、グッと読みやすくなった気がする。
    前作はとにかく、医学的な難しい言葉とか精神世界の話が多くてしんどかった気がするので、そういう意味で、今回のキーパーソンになっているのが、警察側の人間ってのがかなりわかりやすくなったよなーってとこよね。
    上下巻で、結構早いタイミングで鈴木一郎も出てきているし、それであってもまだ全貌がわからないミステリを残した状態で下巻に臨めるのがとても良い。
    アガタを未読のため、鵜飼縣の人となりが半透明のまま進んでいますが、それでも面白いのは素晴らしです。
    正直いえば、ここまで重たいサスペンスは好みではないけれど、最近の購入傾向が首藤先生の影響であることは否めず、

    0
    2023年11月25日
  • ブックキーパー 脳男(下)

    Posted by ブクログ

    首藤瓜於『ブックキーバー 脳男 下』講談社文庫。

    『脳男』の13年ぶりの続編。

    何というストーリーだ。上巻でばら撒かれた数々の謎ばかりか、『脳男』シリーズの全ての謎が、この下巻で全て一つにまとまり、驚愕の結末に帰結するのだ。これは見事と言うしかない。

    一連の拷問殺人事件の犯人、愛宕市の財閥の氷室家と愛宕市で代々続く謎に満ちた権力を持つ能判官家の秘密、そして『脳男』こと鈴木一郎の全てが一つに繋がり、鈴木一郎の真の目的も明らかになる。これだけ捻くれた謎に包まれたストーリーで、最後に腑に落ちることは珍しい。


    鵜飼縣警視は茶屋警部と共に一連の拷問殺人事件を捜査すると、何層にも積み重なった事件

    0
    2023年09月06日
  • ブックキーパー 脳男(上)

    Posted by ブクログ

    首藤瓜於『ブックキーバー 脳男 上』講談社文庫。

    『脳男』の13年ぶりの続編。『脳男』の文庫が刊行されたのは20年前、『指し手の顔 脳男 2』の文庫が刊行されたのが13年前というから、時代の流れを感じる。

    相変わらず、何層にも積み重なっていく謎と不気味な事件の数々がこれでもかとばかりに描かれる。全く先の見えない展開が続き、タイトルの『ブックキーパー』とは一体何かと興味は尽きない。上巻の終盤ではいよいよ、恐るべき知能と驚異的な身体能力を持ちながら一切の人間らしい感情を持たない男、『脳男』こと鈴木一郎が本格的に姿を見せる。


    警視庁で、異常犯罪のみをデータベース化する作業を任されていた桜端道

    0
    2023年09月05日
  • 【無料版】「ブックキーパー 脳男」試し読み 特別書評付き

    購入済み

    心の必要性について考えさせる

    内容としては警察の捜査の展開をメインに描いていますが、登場人物の性格や背景に着目して読むと、また違った考えが生まれてきます。例えば登場する男に着目して詳しく読んでいくと、人間が生きていくためには心は必要不可欠なのか、といった哲学的な問題すら彷彿とさせ、一種の人間ドラマを見ているような気持ちにもなりました。

    #ドキドキハラハラ #深い #泣ける

    0
    2021年11月06日

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