首藤瓜於の作品一覧
「首藤瓜於」の「アガタ」「ブックキーパー 脳男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「首藤瓜於」の「アガタ」「ブックキーパー 脳男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
上智大学法学部卒。代表作であり、デビュー作は『脳男』。第46回江戸川乱歩賞受賞作で、映画化された。ほかに『事故係 生稲昇太の多感』、『刑事の墓場』などの作品を手がける。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
タイトルと言いあらすじと言い、湿っぽい感じなのかなと思ったけど意外とそうでも無い?
主人公の雨森はプライドばかりが肥大していてお荷物状態だから左遷されたという訳では無いようだ。むしろ訳アリなだけで実は腕のある面子が集める目的で動坂署送りにされているの…?なんて思っていたら予想的中。
動坂署メンバーは確かに曲者揃いには違いないのだけど、刑事としてのプライドが掛かった事件の解決に向けて結果一丸となる展開は良い盛り上がり方だった。変に脱線し過ぎずひとつの事件を追及していくスタイルで読後感も割とスッキリ。
後に『ブックキーパー脳男』にて雨森たち動坂署の面々が再登場して活躍しているところも見れるので、脳男シリーズを読んでいる方も是非。
自分は偶然『ブックキーパー脳男』を先に読んでたから、何処かで見たような登場人物だなと思ったらこちらの『刑事の墓場』が脳男シリーズの外伝になっていたとは。
逆輸入してきたのだろうけど回収できて良かった。後で脳男側のお話も読み返そう〜
26/08/28時点 さて雨森はどこで登場してたかなと『ブックキーパー脳男』をかなり軽く読み返したものの、あれ、雨森いない?動坂署とメンバーは確かに居たのだけど…記憶違いがあるかも
Posted by ブクログ
首藤瓜於ワールドのニューヒロイン。続編が出たことを鑑みるとそんな感想。
ブックキーパー脳男で登場した謎多き女・鵜飼縣とこの世の全ての「情報」を掌握したようにネットワーク世界を渡り歩く男・桜端通。このふたりだから繰り広げられる事件の解決が楽しめる脳男シリーズの外伝。
当初の事件はきっかけに過ぎない世界の広がりが見られる。結論を言えば犯人の動機は闇の中。御大の作品全般にあるあるだったりする。
事件そのものではなく、解決の糸口に導かれるプロセスに重きを置いているのかな、とこの作品を読んで感じた。
続編・モンテスキューノートも文庫化の暁には必ず読みます。今後どんなキャラクターが愛宕市に現れ脳男の世界観に影響を及ぼすのかが楽しみ。
Posted by ブクログ
いやいやいやいやいや、ずっとずっと良かったよ!
納得の上下巻!って感じw
タイトルの「ブックキーパー」が出てきた時には震えたし、鈴木一郎が鈴木一郎である意味が深くて感動した。
物語としては、縣がメインになることでとても読みやすい一方、どうしても「鈴木一郎」っていう絶対的な存在があるから、脆い危うい不備不足の否めない人間臭さが際立つというか、そこが鷲尾先生とも重なって、何とも言い難い。
茶屋や古代=男が強くて、女が弱いみたいな、古いしきたりみたいな押し付けはちょっと嫌だなーとは思うけども、、、
そして何より、この先まだまだ続きまっせー、縣も出まっせー!な感じは、ますます嫌だなーとは思いましたw
このあと「アガタ」を読むので、そこでどうなってるかだよなー。
Posted by ブクログ
前作に比べて、グッと読みやすくなった気がする。
前作はとにかく、医学的な難しい言葉とか精神世界の話が多くてしんどかった気がするので、そういう意味で、今回のキーパーソンになっているのが、警察側の人間ってのがかなりわかりやすくなったよなーってとこよね。
上下巻で、結構早いタイミングで鈴木一郎も出てきているし、それであってもまだ全貌がわからないミステリを残した状態で下巻に臨めるのがとても良い。
アガタを未読のため、鵜飼縣の人となりが半透明のまま進んでいますが、それでも面白いのは素晴らしです。
正直いえば、ここまで重たいサスペンスは好みではないけれど、最近の購入傾向が首藤先生の影響であることは否めず、慌てて購入した「アガタ」を早く読みたい!と思えているのが楽しくて仕方ないよねー。
Posted by ブクログ
首藤瓜於『ブックキーバー 脳男 下』講談社文庫。
『脳男』の13年ぶりの続編。
何というストーリーだ。上巻でばら撒かれた数々の謎ばかりか、『脳男』シリーズの全ての謎が、この下巻で全て一つにまとまり、驚愕の結末に帰結するのだ。これは見事と言うしかない。
一連の拷問殺人事件の犯人、愛宕市の財閥の氷室家と愛宕市で代々続く謎に満ちた権力を持つ能判官家の秘密、そして『脳男』こと鈴木一郎の全てが一つに繋がり、鈴木一郎の真の目的も明らかになる。これだけ捻くれた謎に包まれたストーリーで、最後に腑に落ちることは珍しい。
鵜飼縣警視は茶屋警部と共に一連の拷問殺人事件を捜査すると、何層にも積み重なった事件の謎と鞍掛署の腐敗の構造、恐るべき犯人の姿が見えて来る。
そして、ついにタイトルの『ブックキーパー』の正体が明らかになる。亡くなった愛宕市に代々続く旧家の能判官家に過去から脈々と受継がれて来た文書を管理する人物が『ブックキーパー』であり、頭師倫太郎という名の老人だった。
何故か頭師倫太郎の傍らには鈴木一郎の影が……
鈴木一郎が一連の拷問殺人事件の犯人の行動を阻止するかのような行動を取るのは何故なのか……
定価924円
★★★★★