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昭和の初め、日本の精神医学界を黎明期からリードしてきた養父院長が作り上げた愛宕市の葦沢病院。その数ある病棟のなかでもとりわけ厳重な隔離室には不思議な患者がいた。新米医師の使降醫は、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎の患者の正体を探るが……。現実と非現実が錯綜する精神医学ミステリー。
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Posted by ブクログ
昭和の初め頃の精神病院が舞台で、日常でいながら非日常的な独特の雰囲気に魅入られます。 第二部の「大幽霊烏賊」は、おぞましさと不気味さにクラクラしながら読みました。 詳しいレビューは下巻を読み終えた後で。
首藤瓜於らしい奇異に満ちた、兎に角、一筋縄では行かないミステリー小説である。タイトルも変わっているのだが、登場人物の名前も皆、変わっている。使降に面鏡、養父、老鼠、穂鹿、常呂… 昭和初期の精神科病院に赴任して来た新米医師の使降醫と面鏡真澄が厳重な隔離室の謎の患者の正体に迫る。 毎回、怪しいという...続きを読むか、変わった作品ばかりを上梓し続ける首藤瓜於であるが、本書は一風変わっている。
4月-9。3.0点。 昭和の精神病院。前半は、癖のある医師・患者たちの 紹介的な物語。 中盤から、病院が隠そうとするある患者を中心に、 物語が進む。 題名にもなった、大烏賊は前半終盤に。 後半へすすむ。
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