首藤瓜於のレビュー一覧

  • アガタ
    総じて良かったです。
    警察組織のアレコレとか、ネットワークのコレソレとか、そういうめんどい内容はさておき、それでも純粋にお話として面白かったし、最後は納得の結末だったし。

    惜しむらくは、同じ説明が何度も出てくるとこがちょっとウザかったかなー。
    月刊の雑誌とかの連載なのか、何かのか知らんけども、ノン...続きを読む
  • ブックキーパー 脳男(下)
    いやいやいやいやいや、ずっとずっと良かったよ!
    納得の上下巻!って感じw

    タイトルの「ブックキーパー」が出てきた時には震えたし、鈴木一郎が鈴木一郎である意味が深くて感動した。
    物語としては、縣がメインになることでとても読みやすい一方、どうしても「鈴木一郎」っていう絶対的な存在があるから、脆い危うい...続きを読む
  • ブックキーパー 脳男(上)
    前作に比べて、グッと読みやすくなった気がする。
    前作はとにかく、医学的な難しい言葉とか精神世界の話が多くてしんどかった気がするので、そういう意味で、今回のキーパーソンになっているのが、警察側の人間ってのがかなりわかりやすくなったよなーってとこよね。
    上下巻で、結構早いタイミングで鈴木一郎も出てきてい...続きを読む
  • アガタ
    警視庁捜1課与件記録統計分析係第二分室(長い!)に所属する桜庭道とその上司鵜飼縣がデジタル技術を駆使して連続殺人事件を解決、さらに巨悪を摘発する…。軽いタッチのストーリー展開に引き込まれる。脳男とは違った趣向。
  • アガタ
    読んだ後もう「やられたあ〜」のひとことに尽きる。予想外の展開、ラストの意外なる真実さすが傑作『脳男』の作者であるとうなってしまった。アガタと言う題名が読んでいてだんだんとわかる意味深な題名裏切られる展開に拍手喝采です。
  • 【無料版】「ブックキーパー 脳男」試し読み 特別書評付き

    心の必要性について考えさせる

    内容としては警察の捜査の展開をメインに描いていますが、登場人物の性格や背景に着目して読むと、また違った考えが生まれてきます。例えば登場する男に着目して詳しく読んでいくと、人間が生きていくためには心は必要不可欠なのか、といった哲学的な問題すら彷彿とさせ、一種の人間ドラマを見ているような気持ちにもなりま...続きを読む
  • 指し手の顔(下) 脳男2

    「脳男」の続編。7年の間を空けて刊行されたとのことで、私は続けて一気に読めてラッキーでした‼︎

    正直、上巻は、要素の多さに、その一つ一つのエピソードの細かさに、「いったいどこへ行くのだろう?」と事件のメインを見失いそうになりましたが、下巻ではパラパラだったそのピースが次々とハマっていき、勢いよく...続きを読む
  • 大幽霊烏賊(下) 名探偵 面鏡真澄
    上巻のラスト、つまり第二部の第一章である「大幽霊烏賊」の、悪夢か妄想のようなストーリー、その異様な迫力と不気味さに圧倒されました。

    病院の一室に閉じ込められていて、主人公の使降
    が勝手に「黙狂」と名付けている身動きしない患者や、院長、副院長、看護長の何か隠し事をしているような不穏な雰囲気も気になり...続きを読む
  • 脳男

    脳男

    奇想天外!想像もつかないストーリー!一気に読んでしまいました(*^^*)
  • 指し手の顔(上) 脳男2
    「指し手の顔 脳男Ⅱ」(首藤瓜於)電子書籍版を読んだ。
    こ、これは!
    かなりの問題作ではなかろうか。この後、物語はどこへ向かおうとしているんだ?
    しかしその向かう先がどのようなものであれ、最後には愛が勝つに違いない。
    と思わずには居られないのである。
    あー面白かった。
  • 脳男
    予想に反してストーリーに引き込まれてしまった。シリーズの続きを読みたくて、早速購入してしまいました。
  • 指し手の顔(下) 脳男2
    「人間はね、恐怖に駆られるとなにかに頼りたくなるの。なんでも良いからできるだけ大きな物の陰に隠れたくなるの。でもそれは自分の意志を誰であれ他人に明け渡すということよ。わたしは人間が人間であるのは誰にでも意志の力が備わっているからだと思っている。だから他人に意志を明け渡してしまったらその人はもう人間と...続きを読む
  • 指し手の顔(下) 脳男2
    上巻は、「あ〜日本人の癖に聖書ネタに、それもベタいところに手を出して〜下手なハリウッドもんみたいになるのか〜、やっぱ賞を取った本の続編はダメになっちゃうのね・・・ところで表題の鈴木さんは一体いつ出るのかしら〜」と思いながら読んでたけど、下巻途中からあれよあれよと話がすすみ結果後半一機読みしたので★×...続きを読む
  • 指し手の顔(上) 脳男2
    前作から一年後、精神科の受診歴のある者によって引き起こされる事件が続発するなか、精神科医の鷲谷と刑事の茶屋は、事件の裏に潜む恐ろしい可能性を調査し始め…
    前作同様、読み始めると本を置かせないリーダビリティに加え、精神医療やそれに対する偏見、マスコミの報道の問題など、内容も盛り沢山で飽きさせない。
    ...続きを読む
  • アガタ
    初めて読む作家さんです。『能男』の人です。

    ネタバレになりますが、一人暮らしの若い女性が殺された事件から始まり、連続殺人事件、挙げ句の果てにエプスタイン事件のような大がかりな事件まで解決してしまいます。有能な人は違うな。

    WOWOWなんかでドラマ化したら面白そうだ、と思いました。
  • アガタ

    ミステリーらしいミステリー作品でした。こいつ嫌いだなぁ〜と思ってたやつが最後に論破されるところは気持ちよかったです。これは続編を期待してもよさそうですね。
  • 脳男 新装版
    話の内容としては面白かった。単純にひとつの病名として括るには説明し難い男を、医療の面から推測し、過去の人脈から繋ぎ合わせ、男の正体に迫っていくのは面白かった。そこに精神科医の感情も合わさるので専門的な医療用語もたくさん出てくるが、そこは難なく物語として入ってきた。
    ただ、自分の好みの話になってしまう...続きを読む
  • 脳男 新装版
    終わりがモヤッとしてしまって、今後も鈴木は殺人し続けるのか、どうなのか。
    最後、感情が現れ始めてしまったのか、そうだとしたら、この先想像つかない苦しみを味わうことになりそう。
  • 脳男
     心を持たない連続殺人鬼=脳男とは、何者なのか!? ――連続爆弾事件の容疑者として逮捕された、謎の男・鈴木一郎(すずき・いちろう)。警視庁から、鈴木一郎の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子(わしや・まりこ)は、彼こそが、心を持たない、脳だけの男、「脳男」であると知る。
    そして、脳男が、凶悪犯罪...続きを読む
  • 大幽霊烏賊(下) 名探偵 面鏡真澄
    異様な雰囲気を纏ったミステリー小説。古典的な章立てで進むが、不思議と読みやすく筋書きは捉えやすい。精神病院が舞台なのでどこまでが事実でどこまでが妄想なのか不明瞭なところがこの作品のキモ。自分の理解が本当に正しいのか、不安を抱えたまま読み終えることになる。