首藤瓜於のレビュー一覧
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一郎には喜怒哀楽といった感情はない。
何が正義で何が悪か・・・選別の基準はどこにいったいあるのだろう。
法に照らし合わせて、とは違う。一郎にだけわかる特別な基準。
多くの人を殺せば悪で、ひとりならば許されるのか。
チャップリンの「殺人狂時代」に、「一人殺せば殺人者となり、百万の人間を殺せば英雄となる...続きを読むPosted by ブクログ -
黒幕や実行犯の背景がわかってきて、真梨子どうなる!?櫻子は無事なのか!?とドキドキさせられる中盤頃までは面白かった。しかし、尺が足りなかったのか、終盤はバタバタで結局実行犯の最後やら、茶屋の仲間?はどうなったのか、一郎の嘘か本当かわからない話でしか明らかにならない。もやもや感残る。
しかし、茶屋への...続きを読むPosted by ブクログ -
前作(脳男)の内容が全く思い出せず、無痛とごっちゃになってしまっている。ちょっとグロいところが似ているのかな。
その関係で多少ついていけないところや、背景がよくわからないところがあるが、先の気になる展開なので続きもすぐ読めそう。精神病に関する知識も面白い。Posted by ブクログ -
精神科医を中心に、精神科患者と精神科患者を取り巻く世界を題材にしたサスペンスドラマの2。常識では考えられない世界に、警察機構がもてあそばれる部分は、ストーリーの主軸ではないのでやや稚拙。しかし精神病患者をとりまく世界はこれまた想像を越えており、なんだか引き込まれつつどんでん返しを受けつつ、先を読み進...続きを読むPosted by ブクログ
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4月-9。3.0点。
昭和の精神病院。前半は、癖のある医師・患者たちの
紹介的な物語。
中盤から、病院が隠そうとするある患者を中心に、
物語が進む。
題名にもなった、大烏賊は前半終盤に。
後半へすすむ。Posted by ブクログ -
精神疾患者による犯罪に加え、連続爆破や残虐な殺人が。美貌の殺人者とは、鈴木一郎のもくろみとは何なのか。日本の精神医学界の問題に言及するテーマ性もなかなかだわ。Posted by ブクログ
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「脳男」が良かったので続編に手を出してみた。前作から1年後、精神疾患者による異常犯罪が多発し…。評判悪かったけど面白かたヨ。ただねぇ、キーマン鈴木一郎の出番少なすぎ。だから評価低いのかな。Posted by ブクログ
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心の問題に向きあおうとすれば一歩間違えば、呑まれる。
作中では先生が、闇に呑まれそうで呑まれない感じを出していた。
前巻では一郎の存在、私忘れてたわ(苦笑)。一郎さんお久しぶり。
ファッショナブルな狂気を感じさせる作品。作者がどういう人か知らないけど、作者のアイデンティティーが作中の文章にはでる著者...続きを読むPosted by ブクログ -
やっと読み終わったって感じ。
読むのしんどかったけどラストは好き。こういう終わり方は面白いと思う。あの映像をリアルで観たい(笑)
猿給黎が好き!Posted by ブクログ -
☆3.6
山場に向かうにつれページをめくる手が止まらなくなる。
唐突な性描写は不快だったけど、全体としては面白かった。
でも欲を言えば、鈴木一郎と真梨子の直接的なからみが欲しかった。
↓↓ここからネタバレ↓↓
どうして真梨子は潘を死なせたのが鈴木一郎だって思ったんだ?
しかも自分を殺そうとした潘を...続きを読むPosted by ブクログ -
脳男の続編。
精神科の患者が、次々と犯罪を起こす。
それは偶然なのか、故意なのか。
その背景を調べるため、茶屋刑事と精神科医鷲谷が動き出す。
脳男・鈴木一郎はどう絡んでいるのか。
鈴木さんが裏方過ぎて、ちょっと寂しかった。
そして前作以上にえぐい部分が多くてつらかった。
真梨子...続きを読むPosted by ブクログ -
話としてはおもしろい感じはしたが、全体的にはもう一声、と言う感じ。
潘氏は鈴木一郎をどうしたかったのか、がよくわからない。
みんな死んでしまうのもありだが、死なせない終わり方はなかったのだろうか。Posted by ブクログ -
なんていうか…いまいち。
前作『脳男』がおもしろかっただけに、よけい…。
なんだろ、ふつーすぎる?
ストーリーもふつーだし(特にスリルもなく、テーマ性もなく)、キャラクターの設定もふつーだし(特に魅力もなく)。
なんかいまいち、何が書きたかったのか(何が主題となっているのか)がよくわからない作品...続きを読むPosted by ブクログ -
脳男の続編ということで読みました。
脳男を先に読んでいないとわからない部分もあるし、
単独で読もうとしても読めなくはない。
ただ、登場人物が増えて、場所が病院だけじゃなくなったこと。
その関連性を整理するのは特に問題はないと思います。
でも続編って感じはしなかったな。Posted by ブクログ