首藤瓜於のレビュー一覧
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心を持たない連続殺人鬼=脳男とは、何者なのか!? ――連続爆弾事件の容疑者として逮捕された、謎の男・鈴木一郎(すずき・いちろう)。警視庁から、鈴木一郎の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子(わしや・まりこ)は、彼こそが、心を持たない、脳だけの男、「脳男」であると知る。
そして、脳男が、凶悪犯罪者を次々と殺し続けていることも! 神か? 悪魔か? 裁きの時が、近づく!
江戸川乱歩賞受賞のサイコ・ミステリーの傑作を、鬼才・外薗昌也が描き下ろし漫画化!
ストーリー展開は、原作に忠実なので、映画版で二階堂ふみが演じる爆弾魔緑川のキャラクターが食い足りなかったり、鷲谷医師のキャラクターが陰影がない -
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脳男の続編 上巻
女は誰なんや?!かなり狂った人物であることは間違いないけど、まだ動機が謎だ。本作もなかなか良い。
これからに期待。
真梨子は茶屋の頼みで、ある事件の捜査に協力する。
精神病院を退院して間もなく、順調に過ごしていた患者が失踪する。ある日フラッと姿を現したと思うと、事件を起こす。過去に同じ例があることに気づいた2人は、失踪している間に何か、精神状態を操作されている可能性を考えた。そして捜査が進む中、立て続けに殺人が起こる。捜査の中でまさか、鈴木一郎の痕跡が見つかった。
一年前に失踪を遂げた人物。真梨子と茶屋が探していた男だった。殺人犯は鈴木一郎ではないと茶屋は確信している。鈴 -
ネタバレ 購入済み
どうなるの…
シリーズ最初の「脳男」を再読して、続けて読みました。
途中まで、本当に続編?疑いながらでしたが、あぁそう繋がるのかと腹落ちしました。
潘マーシーという人には共感できませんでしたが、哀しみという感情の連鎖が人を残酷にするのは、わかる気がします。
なら、感情がないはずの鈴木一郎の行動の源になっているものは何か?
続きが気になります。 -
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エラの張った四角い顔。ゲジゲジ眉毛にタラコ唇。
ブ男。
というより、悪相である。
(本文より)
これが、本作の主人公である生稲昇太。
愛宕(おたぎ)南署の交通課交通事故係勤務の二十二歳の独身巡査です。
風貌に関しては、さんざんな言われようの彼ですが、巡査なのに膨大な知識と明晰な頭脳を駆使して事件を…
解決したりはしません。
警察官としての経験こそ浅いものの、あふれんばかりの正義感と、元気で明るい性格で、署内の人気者…
というわけでもありません。
実際、熱血漢であり、青臭い正義感をもってはいるものの、組織のしがらみはじめ、自分の思い通りにならないことに、時には愚痴をこぼします。
自分が -
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首藤瓜於の小説は初めて読みました。タイトルを見て面白そうだなと思って購入しましたが、当たりでした。
動坂署は別名、刑事の墓場と呼ばれ、不祥事などを起こした者たちが異動してくる。管轄地域も狭く、事件があっても隣の署が事件を受け持つような状態だった。
雨森はそんな動坂署に異動になり、当直室で毎晩過ごしていた。
そんな時に、管内で殺人事件が発生した。捜査本部はこんな動坂署にはおかれないが、上層部は動坂署を無くすため解決ができない動坂署に本部をおいたのだ。
刑事課の面々は過去はさておき、それぞれ得意分野があり、本部に隠れて捜査を行い、真犯人を突き止めてしまう。
痛快コメディーのような感じでとても面白か -
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ネタバレ映画化もされた脳男の続編下巻。
上巻で不可解な行動をとっていた鈴木一郎の真の目的が明らかになるとともに、寒河江治をはじめとする精神病経験者が引き起こした事件の謎、あるいはその謎に迫っていた刑事二人を殺害した人物との関わりなど、おおよその謎にまっとうな解決がなされる。鈴木一郎がどうやって今のような人物になり得たのか、なぜ警察の手に余る犯罪者を手にかけてきたのか、といった前作から引き続いての謎についてはほとんどそのまま謎とされているが、鈴木一郎の過去の一部が本作で明かされている。
ラストはショッキングといえばショッキングだが、さらに続きそうな勢いであり、作者にその気があればさらなる続編に期待を寄せ -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画化もされた首藤瓜於による「脳男」の続編上巻。
本作は全3章に分かれているが、第1章は前作「脳男」の主役ともいえる鈴木一郎は出てこない。準主役級の土屋もそれほどの活躍もせず、どちらかというと真梨子が主役的な扱いを受けている。一方で、謎の人物によるモノローグが随所に差し込まれ、物語に奥行きを与えつつ、一方で読者を混乱に陥れる。
精神病院に通院記録のある人物による事件が頻発するようになったことで、そこから事件の裏にある背景を探ろうとする茶屋と真梨子。しかし、あと少しで届きそうなところですべての鍵を握っていそうな人物が殺され、捜査は混迷を極めていく。
上巻を読み終えた段階ではまだまだ謎は謎のままで -
Posted by ブクログ
読み応えあり♪でした ^^ 続編が出てるのは知っていたんですが、前作を読んだのがかなり前で、その内容を余り覚えてなかったのですぐには続編に手が伸びなかった(上下巻だしw)んですが、DVDで映画を観て、俄然読みたくなって即買いでしたw
長いし専門用語は飛び交うしで、正直とっつきにくさはありましたが、ダレることなく一気読み♪
最重要人物の登場シーンが意外に少なかったりするのは展開上仕方ないことだったんだろうな、と思いつつ、次回作では前面に押し出してきて欲しいなあと思わずにいられない。それほどの存在感。イイ♪
映画は原作とかなり設定に差異があったみたいですが、どっちも出来が良かったので、映画の方でも