首藤瓜於のレビュー一覧

  • 脳男

    Posted by ブクログ

     心を持たない連続殺人鬼=脳男とは、何者なのか!? ――連続爆弾事件の容疑者として逮捕された、謎の男・鈴木一郎(すずき・いちろう)。警視庁から、鈴木一郎の精神鑑定を依頼された精神科医・鷲谷真梨子(わしや・まりこ)は、彼こそが、心を持たない、脳だけの男、「脳男」であると知る。
    そして、脳男が、凶悪犯罪者を次々と殺し続けていることも! 神か? 悪魔か? 裁きの時が、近づく!
    江戸川乱歩賞受賞のサイコ・ミステリーの傑作を、鬼才・外薗昌也が描き下ろし漫画化!

    ストーリー展開は、原作に忠実なので、映画版で二階堂ふみが演じる爆弾魔緑川のキャラクターが食い足りなかったり、鷲谷医師のキャラクターが陰影がない

    0
    2023年02月23日
  • 大幽霊烏賊(下) 名探偵 面鏡真澄

    Posted by ブクログ

    異様な雰囲気を纏ったミステリー小説。古典的な章立てで進むが、不思議と読みやすく筋書きは捉えやすい。精神病院が舞台なのでどこまでが事実でどこまでが妄想なのか不明瞭なところがこの作品のキモ。自分の理解が本当に正しいのか、不安を抱えたまま読み終えることになる。

    0
    2022年12月04日
  • 脳男 新装版

    Posted by ブクログ

    連続爆破犯人の仲間だと思われ逮捕された鈴木一郎とは一体誰でどんな人間なのか?
    精神鑑定をする事になった真梨子はそれを探し求める

    記憶力・知能・身体能力抜群だが感情が無い人間

    ロボットの様かな?と思ったら過去の彼は生きて行くのが困難な状態で驚きでした

    この先彼はどう変わって行くのでしょうか?

    0
    2021年05月18日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    脳男の続編 上巻

    女は誰なんや?!かなり狂った人物であることは間違いないけど、まだ動機が謎だ。本作もなかなか良い。
    これからに期待。

    真梨子は茶屋の頼みで、ある事件の捜査に協力する。
    精神病院を退院して間もなく、順調に過ごしていた患者が失踪する。ある日フラッと姿を現したと思うと、事件を起こす。過去に同じ例があることに気づいた2人は、失踪している間に何か、精神状態を操作されている可能性を考えた。そして捜査が進む中、立て続けに殺人が起こる。捜査の中でまさか、鈴木一郎の痕跡が見つかった。
    一年前に失踪を遂げた人物。真梨子と茶屋が探していた男だった。殺人犯は鈴木一郎ではないと茶屋は確信している。鈴

    0
    2020年07月06日
  • 指し手の顔(下) 脳男2

    ネタバレ 購入済み

    どうなるの…

    シリーズ最初の「脳男」を再読して、続けて読みました。
    途中まで、本当に続編?疑いながらでしたが、あぁそう繋がるのかと腹落ちしました。

    潘マーシーという人には共感できませんでしたが、哀しみという感情の連鎖が人を残酷にするのは、わかる気がします。
    なら、感情がないはずの鈴木一郎の行動の源になっているものは何か?
    続きが気になります。

    0
    2018年11月10日
  • 大幽霊烏賊(上) 名探偵 面鏡真澄

    Posted by ブクログ

    昭和の初め頃の精神病院が舞台で、日常でいながら非日常的な独特の雰囲気に魅入られます。
    第二部の「大幽霊烏賊」は、おぞましさと不気味さにクラクラしながら読みました。

    詳しいレビューは下巻を読み終えた後で。

    0
    2015年07月30日
  • 大幽霊烏賊(下) 名探偵 面鏡真澄

    Posted by ブクログ

    頭が痛くなるような奇異に満ちたミステリー小説。タイトルは確かにストーリーと関係があるのだが、本流を示す訳ではなく、読み手に混乱を与えるだけだった。これが首藤瓜於の計算なら、見事にその術中にはまってしまった。

    途中から少し予想はしていたが、驚愕の大団円を迎える下巻。兎に角、変わったミステリー小説である。

    0
    2015年06月20日
  • 大幽霊烏賊(上) 名探偵 面鏡真澄

    Posted by ブクログ

    首藤瓜於らしい奇異に満ちた、兎に角、一筋縄では行かないミステリー小説である。タイトルも変わっているのだが、登場人物の名前も皆、変わっている。使降に面鏡、養父、老鼠、穂鹿、常呂…

    昭和初期の精神科病院に赴任して来た新米医師の使降醫と面鏡真澄が厳重な隔離室の謎の患者の正体に迫る。

    毎回、怪しいというか、変わった作品ばかりを上梓し続ける首藤瓜於であるが、本書は一風変わっている。

    0
    2015年06月20日
  • 事故係 生稲昇太の多感

    Posted by ブクログ

    エラの張った四角い顔。ゲジゲジ眉毛にタラコ唇。
    ブ男。
    というより、悪相である。
    (本文より)

    これが、本作の主人公である生稲昇太。
    愛宕(おたぎ)南署の交通課交通事故係勤務の二十二歳の独身巡査です。

    風貌に関しては、さんざんな言われようの彼ですが、巡査なのに膨大な知識と明晰な頭脳を駆使して事件を…
    解決したりはしません。

    警察官としての経験こそ浅いものの、あふれんばかりの正義感と、元気で明るい性格で、署内の人気者…
    というわけでもありません。

    実際、熱血漢であり、青臭い正義感をもってはいるものの、組織のしがらみはじめ、自分の思い通りにならないことに、時には愚痴をこぼします。
    自分が

    0
    2015年04月15日
  • 刑事のはらわた

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!・・・って、あれ?他の方のレビューを見ると、あまり評価高くないですね~w 終わり方は、ちょっと、なんでしたが、そこに行くまでのいろいろは面白かったですよ~♪ 疑心暗鬼は怖いな、というのが身に染みた作品でした・・・って、これも超~私的感想なので、誰も同意してくれないかとは思いますがwww 一気に読ませる、そんな引き込まれ感があれば、私にとっていい読書時間なのですw

    0
    2015年04月04日
  • 刑事の墓場

    Posted by ブクログ

    首藤瓜於の小説は初めて読みました。タイトルを見て面白そうだなと思って購入しましたが、当たりでした。
    動坂署は別名、刑事の墓場と呼ばれ、不祥事などを起こした者たちが異動してくる。管轄地域も狭く、事件があっても隣の署が事件を受け持つような状態だった。
    雨森はそんな動坂署に異動になり、当直室で毎晩過ごしていた。
    そんな時に、管内で殺人事件が発生した。捜査本部はこんな動坂署にはおかれないが、上層部は動坂署を無くすため解決ができない動坂署に本部をおいたのだ。
    刑事課の面々は過去はさておき、それぞれ得意分野があり、本部に隠れて捜査を行い、真犯人を突き止めてしまう。
    痛快コメディーのような感じでとても面白か

    0
    2015年02月28日
  • 指し手の顔(下) 脳男2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画化もされた脳男の続編下巻。
    上巻で不可解な行動をとっていた鈴木一郎の真の目的が明らかになるとともに、寒河江治をはじめとする精神病経験者が引き起こした事件の謎、あるいはその謎に迫っていた刑事二人を殺害した人物との関わりなど、おおよその謎にまっとうな解決がなされる。鈴木一郎がどうやって今のような人物になり得たのか、なぜ警察の手に余る犯罪者を手にかけてきたのか、といった前作から引き続いての謎についてはほとんどそのまま謎とされているが、鈴木一郎の過去の一部が本作で明かされている。
    ラストはショッキングといえばショッキングだが、さらに続きそうな勢いであり、作者にその気があればさらなる続編に期待を寄せ

    0
    2014年02月22日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画化もされた首藤瓜於による「脳男」の続編上巻。
    本作は全3章に分かれているが、第1章は前作「脳男」の主役ともいえる鈴木一郎は出てこない。準主役級の土屋もそれほどの活躍もせず、どちらかというと真梨子が主役的な扱いを受けている。一方で、謎の人物によるモノローグが随所に差し込まれ、物語に奥行きを与えつつ、一方で読者を混乱に陥れる。
    精神病院に通院記録のある人物による事件が頻発するようになったことで、そこから事件の裏にある背景を探ろうとする茶屋と真梨子。しかし、あと少しで届きそうなところですべての鍵を握っていそうな人物が殺され、捜査は混迷を極めていく。
    上巻を読み終えた段階ではまだまだ謎は謎のままで

    0
    2014年02月09日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    ☆4.0
    鈴木一郎が全然出て来ない。
    でも、続きが気になって仕方がないの下巻への期待を込めて星4つ。

    0
    2013年12月25日
  • 脳男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです。読み終えたとき、映画を1本見終わったような気持ちになりました。
    画があまり好きでなかったことと、ラストで脳男と安易に恋愛っぽく終わってしまったのが納得いかなかったので☆四つに。
    笑顔は背中向きにするとかして見せずに終わったほうがよかったんじゃないかな~と。自分的にはですが。

    0
    2013年10月14日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    読み応えあり♪でした ^^ 続編が出てるのは知っていたんですが、前作を読んだのがかなり前で、その内容を余り覚えてなかったのですぐには続編に手が伸びなかった(上下巻だしw)んですが、DVDで映画を観て、俄然読みたくなって即買いでしたw
    長いし専門用語は飛び交うしで、正直とっつきにくさはありましたが、ダレることなく一気読み♪
    最重要人物の登場シーンが意外に少なかったりするのは展開上仕方ないことだったんだろうな、と思いつつ、次回作では前面に押し出してきて欲しいなあと思わずにいられない。それほどの存在感。イイ♪
    映画は原作とかなり設定に差異があったみたいですが、どっちも出来が良かったので、映画の方でも

    0
    2013年10月08日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    脳男の続編として期待して読んだが、今のところ一部のキャストがダブっているのみで続編の色合いは薄い。とはいえ、脳男より面白い。大抵、続編の方が残念な事が多いのに、珍しい例⁈
    作者の腕が上がってるのを感じた。下巻楽しみ

    0
    2013年06月27日
  • 指し手の顔(下) 脳男2

    Posted by ブクログ

    上巻で蒔いた種が下巻で実を結ぶというか、バラバラだった情報が一気に集約されていく。
    読むのを中断したくない感じ。

    まだ続くような終わり方だったけど、
    どうなんでしょうか…

    0
    2013年04月28日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    面白い。
    が、前作が頭に残っていないので、この人誰だっけ?状態になっている。
    もっとも、前半は前作の登場人物がほとんど出ない。話に引き込まれてグイグイ読み進められるが、前作との関係性が見えないので、よけいこの人誰だっけ?になったのだと思う。
    とは言え面白いのは確かで、最終的にはどうまとまるのか楽しみ。

    0
    2013年04月14日
  • 指し手の顔(上) 脳男2

    Posted by ブクログ

    上下巻完結。脳男の続刊。
    この話は完結していますが、シリーズはまだ続きそうです。

    本当の指し手は誰か。
    下巻の中盤から引き込まれて一気に読みました。
    前作に比べ、サイコ要素が強いかもしれません。

    個人的に猿給黎が好きです。

    0
    2013年03月24日