SOSの猿

SOSの猿

小説・文芸
691円 (税込)

3pt

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三百億円の損害を出した株の誤発注事件を追う「猿の話」。ひきこもりを悪魔祓いで治そうとする男の「私の話」。やがて交差する二つの話を孫悟空が自在に飛び回り、「SOS」をめぐる問いかけが物語を深化する。世界最強の猿からユングまでを召還し、小説の可能性に挑戦した、著者入魂の記念碑的長篇!

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SOSの猿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    引きこもり青年との面談を頼まれた青年と会社のミスを調べる会社員などを中心に繰り広げられる物語。狭い地域で起きている事なのに精神的スケールが大きかった。
    漫画なら分かりやすそうな展開や表現が多く、よく文章化できるなーと感心してしまう。あとがき見たら漫画とリンクする作品のようなので納得。
    いつもの怒涛の回収も素晴らしい。
    これって、もしかしたら未来や過去は変えられるという話なのでは?とか思うとむやみに希望がわく。
    伊坂幸太郎作品ではモヤモヤシリーズと言われる時期のものだそうですが、私にはかなりスッキリと刺さりました。
    ただ、語り手目線が変わるのと同時に口調も変わるので、読みにくいと思う人はいるかも。
    私には刺さりました(再)

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    この作品も大好きになりました。

    なんだか奇妙なお話なのですが、胸に残るフレーズがたくさんあって、毎度のことながら、伊坂幸太郎さんの優しさ溢れる作品になっていたような気がします。


    0
    2024年10月07日

    Posted by ブクログ

    2人の男を軸に別々のストーリーが語られ交差する、私の大好きな構成。色んな物事が後に繋がるの好き。西遊記ネタをちょこちょこ散りばめたストーリーだったので、詳しい人はさらに楽しめたんだろうなと思う。
    『完全な善人』や『完全な悪人』は居ないという考えはわりとよく聞くし納得もしていたけれど、「猿の話」編の田中徹を、『この男の中には、「繊細な男」と「図太い男」の二人がいて、失敗を反省するのはいつだって繊細な男のほうだけ、図太い奴は図太いまま、そういう具合なのだ』って書いてる部分でほぉー!と。反省は確かにしてるけど、平気で繰り返してしまうのをめちゃくちゃ上手く表現してると感じた!
    人の内面の情景を見れるなんて絶対すごい才能なんだから、遠藤二郎(真)くんが今後絵を描いていく未来があるのなら見てみたいと思った!

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    不思議な本だった。
    途中、視点が変わるし猿は出てくるし、なんだろ、この話は。。と思いながら読んでましたが、最後に全て回収されて驚いた。
    西遊記が私自身好きってこともあるけど、登場人物も少しコミカルで読んでて楽しかった。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    自分がオーデュボンの祈りの読み方で失敗したな…という反省点をふまえ、先入観をなくし、物語の設定にも違和感を感じないように読み進める事がSOSの猿を楽しく読む術かと思われる…
    主人公遠藤で進むパートと五十嵐で進む2視点の時間差がつながった時にやっとこの物語の面白さがスタートする…あとは結末が気になり一気見できた。
    必要な暴力はあるのか、人間は善と悪どちらも持ってるなど難しいテーマを孫悟空の分身を絡めながら、引き篭もり、株の誤発注事件、虐待事件と盛りだくさんの内容だった…

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    初めは孫悟空に少し戸惑いを覚えていたけれど、物語が一つに収束する中盤になると、納得した。おもしろい!!
    西遊記を元に因果応報を突き詰めていく作品!
    あとがきにあるように、なんとも妙な小説だ
    西遊記に煙に巻かれる作品。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    読んでる最中はなかなか理解に苦しみながら読んでたけど2つの話が1つに繋がった時は色々スッキリする。伊坂幸太郎さんらしい作品だと思います。

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    「私の話」と「猿の話」が交互に語られまして、察しの悪い読者は、最初ドギマギしてましたけど、「猿の話」がずっとファンタジーなのに対して、「私」の話はどうやら「私」に不思議な能力あるの?っていうじわじわ展開。
    最後は絡み合うんだなと思って、読んでましたけど、軽く裏切られました…けど、面白い。
    助けられない事象に自己嫌悪を抱いてしまう心情を掘り下げられて、染みる。

    そして、あとがきで知ることになる(事前に情報入れとかない私が悪い)本書は五十嵐大介氏の「SARU」とリンクされてるんです!!
    本書で置いていかれてた私の「はて?」は回収されるのか!?

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    株の誤発注、その原因をさぐることから始まる物語。過去や現在、誰の語りかが混乱する感じで読み進める。最後に全てがつながり、ここでつながってたんか〜と納得。人のSOSに敏感な人は自分の存在を証明したい人。わかる気がするなぁ〜。主人公同様、人を助けたいと首をつっこむが結局何も出来ず終わる、「自分のできることをやるしかない」に共感。

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    まったくの無関係だった登場人物たちが、ラストスパートにかけて一気に繋がって完結していくのが伊坂幸太郎作品の良きところですなあ。この物語のあらすじを説明するにあたって、絶対に他人に伝えても理解できないような内容なのに、読み始めたらその意味不明な状況を理解しながら読み進めている自分がいて不思議。続きが気になりすぎて最後らへん一気に読破してしまいました。

    0
    2025年03月22日

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