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Posted by ブクログ 2021年12月14日
先日『鷗外の怪談』という舞台を観劇し、森鷗外の作品に興味を持った為、拝読した。
収録されているのは独逸三部作と言われている『舞姫』『うたかたの記』『文づかい』と、舞姫と関連の深い『普請中』、そして翻訳『ふた夜』。今回は鷗外の作品が読みたかっただけなので『ふた夜』はとばしてしまった。
独逸三部作は文語...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月25日
無垢な坊ちゃんエリートが。
水商売の踊り子の少女と、ずぶずぶの関係になっちゃった。
堅気な出世街道に戻るには、今、このときに、すがりつく少女を、残酷に捨てるしかありません。
無い夢を追わせた。
希望を与えて奪った。
絶望の倍返し、に突き落とすことになります。
つまり、そういうお話です。
これがほぼほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月23日
読みにくい。わざと古語のような言葉を用いて書かれた文章は面白い試みだとは思うが読みにくい。
有名な「舞姫」は、貧乏で病気の母親と暮らす身重な身体になったエリスを、豊太郎がしれっと捨てて無傷のまま帰国するのがいただけない。
あと文章にどこか人間として冷たすぎないか?と感じる部分が節々にあるのだけど、森...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月03日
男性が、男性視点でものを書いているのにも関わらず、男性から見た女性よりもむしろ、女性から見た女性を不思議に感じ取った。
読み手の性がそう読ませた可能性もあるが、「うたかたの記」「ふた夜」「舞姫」「文づかい」「普請中」と終わりに向かうほどにその傾向は強まったように感じる。
現代口語的な文章ではないため...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月18日
これも青空文庫にて。いろいろなレビューやらなんやら、豊太郎は酷い酷いと言われていたけど、私は豊太郎を酷い奴だと一言では言えないなと。豊太郎の気持ち、わからなくもない。エリスが好きだからこそ、言えなかった。家族も仕事も大切だから、悩む。でも、相沢の口から真実を知らされるエリスにとって拷問に等しい程の苦...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月03日
うたかたの記:
何とも救いのない話。国王の身勝手に振り回されるマリイ親子。権力者から一方的に向けられる恋慕の情は怖い。(これは先輩後輩程度でも成り立つでしょう。)妻が襲われて、王に殴りかかるスタインバハ、アカデミー賞のウィルスミスを彷彿としてかっこいい、けどどちらも失うものが大きいことは、教訓にせね...続きを読む
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