小説 - 泣ける作品一覧

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  • 『地検のS』第1話無料試し読み
    無料あり
    4.4
    1巻0円 (税込)
    2018年2月刊行され話題をよんでいる検察ミステリー『地検のS』より、第1話「置き土産」を全文無料公開。

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  • 父が消えた
    3.0
    表題作は、父の遺骨を納めるべく売り出された墓地を見に行く青年の奇妙な一日をポップ・アート風に描いて注目を浴びた第84回芥川賞受賞作。他にカメラ狂のフェティシズムを考察する「星に触わる」、晴れた日に雨樋を買うことこそラディカルだと思う男を描く「自宅の蠢き」、銭湯の出前をとるという奇想天外な世界を描く「お湯の音」、友人から屋上をもらった男の日常生活を垣間見る「猫が近づく」。赤瀬川原平の別名を持つ著者の、初期の秀作五篇を収録した純文学短篇集。
  • 父と暮せば
    4.4
    「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」愛する者たちを原爆で失った美津江は、一人だけ生き残った負い目から、恋のときめきからも身を引こうとする。そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」をかってでて励ます父・竹造は、実はもはやこの世の人ではない――。「わしの分まで生きてちょんだいよォー」父の願いが、ついに底なしの絶望から娘をよみがえらせる、魂の再生の物語。
  • 父と子の旅路
    4.1
    青年弁護士・祐介のもとに難題がまわってきた。その難題とは、自分の両親を惨殺した死刑囚の再審を担当して欲しいという酷い依頼だった。悩み苦しんだ末、祐介はひとつの結論をだした・・・。法廷ミステリーの第一人者が新境地を拓いた意欲作の文庫化!! ※TVドラマ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』(フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」枠/東海テレビ開局60周年記念作品/2018年2月~/全8話予定)の原作本です。本作を原作としたドラマは、滝沢秀明・遠藤憲一・谷村美月など豪華キャストの熱演が話題の心揺さぶられる作品。原作と共に必見です!
  • 父のおともで文楽へ
    3.5
    父と私と文楽。共感度100%の家族小説。  母の3回忌の法要で、佐和子は実家を訪ねた。久しぶりに顔を合わせた父・敬一郎から文楽を観に行こうと誘われる。仕事が休みの土曜日、小学生の娘・梨々花は別れた夫・義彦との面会日で家にない。「面白いぞ」と敬一郎は言うが、半信半疑で国立劇場へ向かった。  演目は『心中天網島』だった。天満で紙屋を営む治兵衛が曾根崎新地の遊女と恋仲になり、妻子を捨てて心中するという筋書きだ。治兵衛は、妻のおさんへの未練も断ち切れず、遊女の小春との心中も踏ん切りがつかない。佐和子はまったく共感できなかった。そんな佐和子に、「また付き合え」と敬一郎は言った。  ニューヨーク州の弁護士資格も持ち、アメリカで仕事をする予定の義彦が、梨々花を連れていきたいと言い始めた。佐和子は梨々花を手放したくないが、契約社員としての収入は多くなく、夫からの養育費に頼る身だ。そんな中、敬一郎から検査入院をすると連絡が入る。  37歳でシングルマザー、派遣社員の佐和子には、精神的にも経済的にもゆとりは少ない。公私に亘って、課題が山積みだったが……。
  • 父の声
    4.2
    地元を離れ、東京で暮らす娘ののぞみが婚約者の本間を連れて帰省した。 父親の順治は、二人を明るく迎えたが、娘のある変化に不審を抱く。 心配になった順治は、娘を追って上京することに。 どうやらのぞみは、男に騙されて覚醒剤に手を染めているらしい。 娘を救うため順治はある行動に出るのだが……。 感動のミステリー長編。
  • チッチと子
    4.2
    息子のカケルと二人暮らしの“チッチ”こと青田耕平は、デビュー以来10年「次にくる小説家」と言われてきた。だが、作品は売れず、次第にスランプに陥ってしまう。進まない執筆、妻の死の謎、複数の女性との恋愛……。ひとつの文学賞を巡る転機が、やがてカケルや恋人達との関係を劇的に変化させていく。物語を紡ぐ者の苦悩、恋、そして家族を描いた、切なく、でも温かい感動長篇。
  • 血と砂
    値引きあり
    3.0
    9月初めの仮面舞踏会の夜、下弦の月が照らす広い庭を里子は眺めていた。その時、枯山水の白砂を踏んで、痩男の能面をつけた若い男が近づいた。夢幻能のようなその場面が、北ノ庄浩作との奇妙な出会いであった……。鎌倉の剣道場を破門された浩作は、繁栄と享楽の時代に身を置きながら、そうした自分を冷めた意識で見ていた。陽光溢れる湘南の海辺と街を背景に、70年代初頭の放恣で無軌道な青春の光と影を、虚無とペシミズムの色濃い視線で捉え、鮮かに定着した長編小説。
  • 血の歌
    4.2
    1巻1,430円 (税込)
    痛ましい歌声が、俺の胸を血まみれにする。 戦争の昂揚と絶望、そして戦後の果てない堕落。兄の人生を見つめたその娘は、「謎の歌手」に生まれ変わった。 代表作『兄弟』の原型にして、いまに鮮烈な未発表作品、なかにし礼の死後1年目に衝撃の単行本化! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 血のない殺人 上
    4.7
    吊された女と、消えた女。旧敵との再会直後に起きた、冷酷な殺人事件――世界シリーズ累計2000万部突破! ロス市警の警部補デッカーはホテルのスイートで美しい人妻と密会していた。彼女、テリーは暴力的な夫クリスとの別居を望んでおり、裏社会に生きるクリスと因縁浅からぬデッカーに仲裁を頼んできたのだ。だが直後にテリーが失踪したと、彼女の息子ゲイブから連絡が入る。ゲイブは14歳にして父親が犯罪者であることを達観したような少年だった。そんな折、近くで女性の他殺体が見つかり――。
  • ちびねこ亭の思い出ごはん~黒猫と初恋サンドイッチ~
    3.8
    新進俳優として注目されていた兄が、自分をかばい交通事故で亡くなった。やり場のない悲しみと後悔を抱える琴子は、死者に再会できるという千葉の内房にある食堂へと向かう。その店で故人との思い出の料理を食べると、ありえない現象が起こるというのだ。半信半疑で訪れた彼女を包んだ温かな奇跡とは? 感動の涙をおさえきれない切なくて優しい連作短編集。
  • ちびねこ亭の思い出ごはん~チューリップ畑の猫と落花生みそ~
    4.5
    中学教師の櫻井登は、妻を早くに亡くし、男手一つで娘の桃子を育て上げた。その大切な娘が、結婚を考えているという男を家に連れてきた。アルバイト暮らしで、自分の店を持ちたいと夢みたいなことを語る年下の男だ。大反対して追い返した後、二人は事故に遭ってしまう。登は二人の遺骨を携え、死者に会えるという食堂を訪れるのだが――。好評シリーズ第7作。
  • ちびねこ亭の思い出ごはん~ちょびひげ猫とコロッケパン~
    3.9
    小学5年生の純はずっと学校を休んでいる。夏休みに親友の大和と自転車で行った冒険の旅。小さないさかいから別れ別れになった後、大和は二度と帰ってこなかった。自分のせいだ。どんなに後悔しても何度謝っても、親友は永遠に戻らない。そんなとき、死んだ人と会える店があるという話を思い出す――。感動の涙がとまらない、切なくて温かい連作シリーズ第4弾。
  • ちびねこ亭の思い出ごはん~三毛猫と昨日のカレー~
    3.9
    病気のため余命5年を宣告されていた早川凪は、恋人からプロポーズを受けた。彼のことは好きだ。ずっと一緒にいたい。でも、長く生きられない私が、彼を幸せにできるわけがない。彼女は死者に再会できるという、千葉の内房にある食堂へとやって来た。自分が5歳の時に亡くなった母と話すために――。訪れる奇跡に温かな涙がとまらない、切なくて優しい連作短編集。
  • チャイナ・オレンジの秘密
    4.0
    切手・宝石収集家として知られる出版業者のオフィスで、一人の男が殺されていた。驚いたことには何もかもが“あべこべ”だ──死体の衣服、絨毯、本棚・・・・・・この奇妙な“あべこべ”殺人は何を意味するのか?そして被害者の正体は?秀れた着想による密室トリックで世の激賞を浴びた国名シリーズ中の大傑作!
  • チャイルド・ファインダー 雪の少女
    3.6
    周囲を雪と氷に覆われた山。両親の車から降りた5歳の少女は、次の瞬間深い森に消えていた。折しも降り始めた雪は吹雪となり少女の足跡を消して、捜索を困難にした。3年の月日がむなしく過ぎ、みな少女は死んでしまったものと考えた……少女の両親以外は。そして両親は、“子ども見つけ屋(チャイルド・ファインダー)”のナオミに最後の望みを託した。自らも過去に消すことのできない傷を負ったナオミは、行方不明の子どもを見つけ出すことに自分のすべてを捧げていた。生きていようが死んでいようが、必ず見つけ出す。深い森に閉ざされた山のなか、ナオミの闘いが始まる。
  • 忠義な犬
    無料あり
    4.0
    1巻0円 (税込)
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  • 中世王朝物語『白露』詳注
    1.0
    1巻9,350円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天下の孤本である早稲田大学蔵本を底本に、翻刻本文・語釈・評より構成。一字一句を丁寧に考証し、表記・表現を他作品を通して検証するなど、詳しい語釈・評が作品の真の面白さを伝える労作。解説では、『白露』の作者が、文学史上最初に『徒然草』の真価に気づいていたことなどが証される。
  • チョコレートTV
    3.5
    映像制作会社・チョコレートTV。〈老若男女に愛されるチョコのようなコンテンツを提供する〉はずが、いまや謝罪の手土産にチョコを持参する始末。時と場所を選ばずダジャレを連発、周囲をドン引きさせる社長の荒巻源次郎のもと、ドラマやバラエティー、はては息子の運動会のビデオ撮影まで、さまざまな現場で奮戦する社員たち。テレビをこよなく愛する人間たちのくすっと笑える裏事情。ユーモア溢れる物語。
  • チョーク!
    4.0
    セックス中毒の僕は、毎晩カウンセリング集会に通い、中毒から抜け出そうと悪戦苦闘してる。だけど、知り合った売春婦や教師やナースたちの誘惑をやっぱり僕は断りきれないんだ。だって、セックスより気持ちいいことなんてこの世にあるかい? しかも、ママがいかれてしまって月に3000ドルの入院費を払わなきゃならないんだ。世の中うまくいかないね。しかたなく、僕は毎晩レストランに出没し、「ある演技」をして金を稼ごうと思いついたんだけど……『ファイト・クラブ』で一躍スターダムにのし上った著者が描く型破りで切ない、愛と友情とセックスと親子の物語。全米ベストセラー。
  • 鎮魂
    4.5
    世間を騒がせている半グレ集団「凶徒聯合」のメンバーが殺された。警察は暴力団や半グレ同士の抗争と見て捜査をはじめるが、それを嘲笑うかのように次々にメンバーが殺害されていく。疑心暗鬼になっていくメンバーたち。そして、犯人を持ち上げるSNSの住民たち。犯人の正体はいったい……。大ベストセラーになった『悪い夏』やドラマ化、映画化などで注目を集める『正体』の著者が「都会の闇」に斬り込む傑作社会派サスペンス。
  • 鎮魂(鶴見京介弁護士シリーズ)
    3.5
    森塚翔太は、包丁で隣人を刺殺し、現行犯逮捕された。だが、凶器は被害者が持ってきたと主張し、殺意を否認。担当弁護士の鶴見は、接見のたびに供述を二転三転する森塚に不審を抱く。さらに森塚のDVから逃げている女性の存在が明らかになり……。阪神淡路大震災から20年の時を経て明らかになる驚愕の真実! 償いとは何かを、犠牲者たちへの祈りを込めて描く、号泣ミステリー。
  • 古惑仔
    3.0
    5年前、中国から同じ船でやってきた阿扁(アービエン)たち15人。だが、毎年仲間は減り続け、残るは9人。減った6人は流氓(リウマン)となり、阿扁と会った直後に皆死んでいた。自分は死神なのか。自問する阿扁だったが――。(「死神」)歌舞伎町の暗黒の淵で藻掻く若者たちの苛烈な生きざまを描く傑作ノワール、全6編。
  • 沈黙のエール
    3.7
    「家族だから、言えなかった」最後に明かされる真実に、あなたは涙する。修行中のパティシエ、里菜。七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。すべての始まりは十年前。大切だからこそ生まれる家族の秘密。
  • 沈黙のひと
    4.0
    吉川英治文学賞受賞、小池文学の最高峰! 亡き父が遺した日記には娘への愛、家族との不仲、そして恋人との心の交流が記されていた。生と死、家族を問い直す魂を揺さぶる傑作!
  • 終の日までの
    4.1
    1巻539円 (税込)
    母が他界した五年後に、独り暮らしの父が亡くなった。納骨を済ませ子供たちは実家に集まり、ぽつりぽつりと両親の想い出話をする。遺品整理を始めたところ、父は意外なものを遺していた。そして初めて父の家族に対する想いを知るのであった(「月の庭」より)。それぞれの「人生の閉じ方」を描く終活短編集。
  • 月

    3.8
    1巻1,034円 (税込)
    障がい者施設のベッドに“かたまり”として存在するきーちゃん。施設の職員で極端な浄化思想に染まっていくさとくん。二人の果てなき思惟が日本に横たわる悪意と狂気を鋭く射貫く。文学史を塗り替えた傑作!
  • 月島慕情
    4.0
    「あたし、あんたのおかげで、やっとこさ人間になれたよ」吉原の年増女郎・ミノにふってわいた結婚話。しかし、身に余る幸せに浸る間もなく、思いもかけない真実が叩きつけられる。ミノが選んだ道とは…。過去をかかえた女の、哀切あふれる恋を描いた表題作「月島慕情」。ワンマン社長とガード下の靴磨きの老人の生き様を描いた、傑作「シューシャインボーイ」。ほか、市井の人々の優しさ、矜持を描いた珠玉の短篇集。著者自身が創作秘話を語る「自作解説」も収録。
  • 月の小屋
    3.8
    1巻550円 (税込)
    38歳になった彼女は、断固として12月24日からお正月休みをとることに決めた。 不思議な摂食障害を描く表題作ほか。 <もくじ> 母の夢、オセチアの夢 石鹸 逡巡、あるいは骨の記憶について 詰めもの そうじする人 小屋 <著者紹介> 15年の海外生活を経て、現在津田塾大学勤務。 主な著者『オノババ化する女たち』『昔の女性はできていた』『きものとからだ』他
  • 月のスープのつくりかた
    3.7
    母のレシピは、幸福の“おまじない”。  姑とのトラブルから婚家を飛び出した高坂美月は、自活するため、学生時代の先輩・北條を頼って学習塾で働き始めた。ある日、家庭教師として派遣された先で出会ったのは、中学受験生の倉橋理穂と弟の悠太。絵本作家だという母親は、海外留学中で不在にしているらしい。母親のレシピイラストが飾られた家は、一見、幸福そのものだ。だが、理穂は美月に壁を作り、心を開いてくれない。  美月は北條の力を借りながら、理穂に少しずつ歩み寄っていく。ようやくその距離が縮まったとき、理穂と悠太から、一緒に夕食を食べようと誘いを受けた。だが、その言葉に美月は臆してしまう。料理研究家の姑は、美月に“きちんとした”料理を強いた。そのあまりの強硬さに、美月の心は怯え、萎縮し、閉じこもってしまった。そして、包丁を持つことができなくなってしまったのだ――。  母親不在の食卓を囲むことになった美月、理穂と悠太。それぞれ、どうしても言えない“秘密”を抱えた三人は、絵本に描かれた幸せになるための“おまじない”を探してゆく。 「第1回日本おいしい小説大賞」隠し玉。良い嫁とは、良い母とはなんだろう……。号泣必至、悩み多き女性たちに送る救済の物語。
  • 月の立つ林で
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。
  • 月のない夜に
    3.0
    結婚して東京で暮らす月光(つきみ)のもとに急な連絡が入った。 故郷の京都で暮らす双子の妹・冬花が殺人の容疑で逮捕されたという。 被害者は、冬花の高校時代の同級生・川井喜代。 二十年前、冬花を自分の思うままに支配し、不幸にした喜代が許せず、二人を引き離したはずだったのに、なぜ……。 京都に戻った月光は、冬花に思いを寄せる男・杉田とともに真相解明を解明しようとするが、新たな殺人が起きる。 第一章 月光と冬花 第二章 再会 第三章 母娘 第四章 帰郷 第五章 見えない脅迫者 第六章 真夏の夜のパーティー 第七章 深まる謎 第八章 収獲の時期 第九章 失踪、そして逆転劇 最終章 犯人の素顔  解説 千街晶之
  • 月はまた昇る
    4.2
    北村彩芽は不動産会社の街づくりプロジェクト担当。出産後すぐに職場復帰するはずが、まだ保育園が見つからない! 思わずSNSで呟いた#保育園落ちた人この指止まれ に親たちの苦悩がたくさん寄せられた。そのオフ会で知り合った女性に彩芽は目をつける。シングルマザーで経理ができる沢村敦子。子をあやすのが上手な江上梨乃。2人の能力を見抜き、彩芽は一念発起する。「保育園つくっちゃいませんか?」実現に向けて彩芽は突き進む! 人生をかけたプロジェクトがはじまった。
  • ツギハギ姫と波乗り王子
    3.7
    秋葉原のメイドと、会社の経理担当の事務員という二つの顔を持つ杏は、嵐の日に大荒れの海の中でサーフィンをする青年・陸と出会い、不思議な共同生活をすることになる。アニメのキャラクターのイラストを描いている時と、blogでやりとりしている時しか感情を表現できない自分を「ツギハギ姫」と称する杏だが、陸との出会いによって、少しずつ自分が変化していくのを感じる。夢を追う陸を見て、自分も生きる目標を見つけた杏の、優しい恋の物語。
  • 告ぐ雷鳥~上絵師 律の似面絵帖~
    3.7
    授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
  • 椿姫
    3.8
    美貌の高級娼婦マルグリットはパリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な生活を送っていた。だが、青年アルマンに出逢い、彼女は初めて「愛」というものを知る。パリ近郊の別荘に駆け落ちした二人だが……。
  • 翼に息吹を
    3.8
    1945年知覧特攻基地。死地に赴く若き特攻隊員の戦闘機をひたむきに整備する担当将校がいた。ある日異常が発生したと万全のはずの一機が戻ってきて……。戦後世代だからこそ描き得た切実な戦争青春文学。
  • つばさものがたり
    4.3
    パティシエールの小麦は、ケーキ屋を開くため故郷に戻ってきた。だが小麦の店を見て甥の叶夢は「はやらないよ」と断言する。叶夢の友達の「天使」がそう言っているらしいのだが……感涙必至の家族小説。
  • 円谷幸吉 命の手紙
    3.7
    「父上様、母上様……」で始まる有名な遺書を残し、命を絶った円谷幸吉。 膨大な数の手紙、関係者の証言を元に、自殺の真相を追う。 オリンピックの重圧、婚約者との破談、最期の日々に付き添った謎の女……。膨大な数の書簡、親族・関係者への取材から、日本中に衝撃を与えた自殺の真相に迫る──。著者渾身のルポルタージュ。 【目次】 はじめに 見えない力に導かれ 第1章 師弟愛 第2章 夢のあとさき 第3章 独裁者 第4章 転落 第5章 最期の九日間 第6章 謎の女 おわりに 君原と神立が手を携えて
  • 妻の終活
    4.1
    末期がんで余命1年の宣告 先逝く妻の心情は? 残された夫の胸中は? そして妻は生涯最後の行動に出た――。 夫婦とは、家族とは。感涙必至の傑作! 余命1年。42年連れ添った妻杏子が末期がんを宣告された。70歳を前になお嘱託として会社に人生を捧げる一ノ瀬廉太郎は愕然とした。 炊事や洗濯など自分の身の回りのことは何もできないのに、子供じみた意地を張るばかりの夫であった。そんな父に、娘は母をもう解放してと責め立てる。 妻への後悔と自分の将来に対する不安に襲われた廉太郎は……。 感涙必至の傑作!
  • 罪人が祈るとき
    4.0
    主人公の少年が住む町では、三年連続で同じ日に自殺者が出たため「十一月六日の呪い」と噂されていた。学校でいじめに遭っている少年は、この日に相手を殺して自分も死ぬつもりでいた。そんなときに公園で出会ったピエロが、殺害を手伝ってくれるという。本当の罪人は誰?感動のヒューマンミステリー!
  • 冷たい太陽
    3.5
    1巻660円 (税込)
    「子供を預かった」高村家に突如もたらされた誘拐犯からの凶報。身代金は5000万。父親の謙二は、倒産の危機に瀕する自社の専務や、前妻にも頼むなど金策に奔走。警察も介入し、事態はさらなる混乱の渦に呑み込まれていく。捜査線上に浮かぶ無数の容疑者の中で、人々を翻弄するのは誰だ!? 第15回本格ミステリ大賞にもノミネートされた、誘拐ミステリーの新たなる傑作!
  • 冷い夏、熱い夏
    3.9
    1巻583円 (税込)
    何の自覚症状もなく発見された胸部の白い影――強い絆で結ばれた働き盛りの弟を突然襲った癌にたじろぐ「私」。それが最悪のものであり、手術後一年以上の延命例が皆無なことを知らされた。「私」は、どんなことがあっても弟に隠し通すことを決意する。激痛にもだえ人間としての矜持を失っていく弟……。ゆるぎない眼でその死を見つめ、深い鎮魂に至る感動の長編小説。毎日芸術賞受賞。

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  • 連舞
    4.1
    昭和初期の東京・上根岸。日本舞踊の名門梶川流の師匠を母とする異父姉妹。家元の血を享け、踊りに天賦の才を見せる妹の千春の陰で、姉の秋子は身を慎んで生きてきた。しかし戦後の混乱期、梶川流の存亡を賭け、秋子が進駐軍の前で挑んだ驚くべき舞台が彼女の人生を予想もつかぬ方向へ導いていく――。伝統と因襲の世界で生きる女たちの苦悩と希望を描く、波瀾万丈の人間ドラマ。傑作大河長編。
  • 低温火傷I たとえすでに誰かのものでも
    3.5
    1~3巻437~477円 (税込)
    音大受験に失敗して生きる意味を見失った音海は、妻子ある男との恋に逃げ道を求めていた。暴力を振るう父、従順な母、死んでしまった兄……家族は誰も助けてくれない。ある日、男との逢瀬から戻った音海は兄の仏壇に供えられた花に気付く。その花には、兄の死と家族に関する秘密が隠されていた。全三話シリーズ第一弾。
  • 定食屋「雑」
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていたある日、突然夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味付けの料理を出すその店には、愛想のない接客で一人店を切り盛りする老女〝ぞうさん〟がいた。沙也加はひょんなことから、この定食屋「雑」でアルバイトをすることになり——。個性も年齢も立場も違う女たちが、それぞれの明日を切り開く勇気に胸を打たれる。ベストセラー作家が贈る心温まる定食屋物語。
  • 鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパ-ティーへようこそ
    5.0
    蓮實重彦、大岡昇平、西江雅之、篠山紀信ら9人のゲストを迎えて、70年代後半から80年代前半に収録された若き日のおはなし。野球のこと、時間のこと、言葉のこと、写真のこと、そして映画のことなどを忌憚なく語り合う、知的興奮に満ちた鼎談集。鼎談のお相手との思い出を語り合う「目白姉妹の語り下ろし対談」も収録!
  • 摘出
    3.0
    腎移植後、順調に回復していた元新聞記者の容体が急変し死亡した。後輩記者・木村は、不審に思い調査を始める。その頃、劉邦大学の吉岡医師は、殺人の罪に問われるリスクを負いながら、脳死による肝臓移植を行なおうとしていた。二つの移植手術、その背後に隠された秘密に迫る二人! 衝撃の医療サスペンス。
  • 手と目と声と
    4.2
    「長いあいだ、ぼくは抵抗してきたよ。長い抵抗だった」――在日朝鮮人水泳選手のきびしい生きざまが、中学生たちの心を熱く揺さぶる「水の話」。沖縄を旅する少女の心情を細やかに綴った「手」。インドネシアで出会った子どもたちの澄みきった瞳が印象的な「目」。そして、障害を持つ子どもたちが内に秘めた豊かな世界を生き生きと描き出す「声」。さまざまな人生、さまざまないのちを真摯に見つめ、読む人の心に豊かな光をやどらせる、宝石のような四編の小品。
  • テネシーワルツ
    3.5
    大スター歌手と異父姉との人生の光と影。時代を鮮やかにとらえた力作。人の幸せとは何かを問うモデル小説――戦後間もないころ、いつも街角に流れていた、甘美なメロディー。その大ヒット曲「テネシーワルツ」を歌ったスター歌手・葉山サチと異父姉・向井とき江。この二人の交錯する人生を織りなす、光と闇のドラマを追いながら、人間にとって、また女にとって幸せとは何かを問いつめる、衝撃の長編モデル小説。
  • 手のひらの音符
    4.4
    デザイナーの水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。45歳独身、何より愛してきた仕事なのに……。途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。〈あの頃〉が、水樹に新たな力を与えてくれる――。人生に迷うすべての人に贈る物語!
  • 掌の読書会 桜庭一樹と読む 倉橋由美子
    3.7
    一九六〇年代に登場し、熱い支持と批判を浴びつつ孤高の文学世界を創造した倉橋由美子。その多彩な短篇群から、桜庭一樹が厳選し紹介する。「パルタイ」他初期作品、「移転」他文庫初収録の後期幻想作品、人気を博した「残酷童話」シリーズ、エッセイまでを網羅した新たなベストセレクション。〈対談〉桜庭一樹・王谷 晶〈解説〉小平麻衣子
  • テノヒラ幕府株式会社
    3.7
    フリーターの拓真は、女性社長・寺井サチが切り盛りするアプリ開発企業で住み込みで働くことになった。同期は一流企業から転職してきたビジネスマン・小野里。拓真は一流の流儀を説く小野里と、ベンチャーマインド溢れる社員の間で板挟みになり困惑する。あまりに異なる価値観を持つ人々が集ってしまったテノヒラ幕府。彼ら、そして彼女らは、わかり合うことができるのか? 交差する人間模様の果てに待つ衝撃のラストとは。
  • テルリア
    3.0
    21世紀中葉、近代国家が崩壊し、イスラムの脅威にさらされる人々は、謎の物質テルルに救いを求める。異形の者たちが跋扈する「新しい中世」を多様なスタイルで描く予言的長篇。
  • テレビCMの青春時代 ふたりの名演出家の短すぎた生涯
    5.0
    民間放送開局後10年を経た1960~70年代、テレビコマーシャルは、商品名連呼の時代を脱し、フィルムがひとつの「作品」として完成度を高めていった。なかでも日本天然色映画の杉山登志と電通映画社の松尾真吾とは、その短くも華やかな活躍によって、伝説的な演出家といわれている。本書は、長年企業の広告担当者として大ヒットCMにも携わった著者が、多才な人々が触発しあった熱い時代の息吹を伝えようとするものである。
  • テロルのすべて
    3.0
    一九八六年に生を受けた僕、宇津木の鬱屈の正体、それはアメリカという国家だ。都合のいいようにルールを決め、世界の覇者気取りで澄ましているあの国を、心の底から軽蔑している。嫌いじゃない、大ッ嫌いだ。では、僕の取るべき行動は何か。強者の脳天に斧を振り下ろすこと。そう。テロルこそもっとも有効な手段なのである! 僕はまずアメリカの大学への留学を決め、そこから事を始めた。
  • 天狗岬殺人事件 山田風太郎ベストコレクション
    3.5
    あらゆる揺れるものに悪寒を催す「ブランコ恐怖症」である八郎。その強迫観念の裏にはある戦慄の事実が隠されていた……表題作を始め、初文庫化作品17篇を収めた珠玉の風太郎ミステリ傑作選!
  • 天国からの宅配便
    3.9
    1~2巻759~770円 (税込)
    大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものは何ですか? 依頼人の死後にしかるべき人の元へ遺品を送り届ける「天国宅配便」で働く七星律は、今日もバイクで配達先へ向かう。友人たちに先立たれた孤独な老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、幼馴染みと結ばれなかった中年男、顧問の先生を喪った部活仲間……。会えなくなった人から届いた思いがけない小包みの中身とは? 言いそびれた言葉と伝えられなかった想いにきっと涙があふれる。今を生きる力が湧いてくる感動作、待望の文庫化!
  • 天国からのメール
    4.0
    沢田麻里、29歳、ハワイ・ホノルル在住の日系五世。私立探偵として独立したばかりの彼女の事務所に、最初の依頼人が訪ねてきた。依頼人は榊という日本人男性で、30年以上前にハワイで真珠の養殖を学んでいたことがあるという。榊の願いは、当時の恋人を探し出し、自分が養殖した真珠のネックレスを渡すこと。ところが「ダイアナ・パール」と呼ばれるそのネックレスを巡って、麻里の周囲で事件が続発、危険な状況に追い込まれて――。爽やかで少しビターな探偵ストーリー。
  • 天国が降ってくる
    4.6
    主人公・葦原真理男は、九州の没落した旧家の末裔。新聞社に勤める父親の転勤によりロシアに暮すが、高校受験のために単身で帰国。父の友人の若い大学助教授・中之島妙子の家に寄寓し、異国からの転校生として特異な日常が始まる。高速回転する真理男の精神は、やがて晩年の感覚を所有し、自己昇華をめざす。パロディを駆使し、自意識を追究した、島田文学の初期集大成。
  • 天国の声、お伝えします 父が遺した不思議なミシン
    5.0
    東京のアパレルで働く中村みどりのもとに幼い頃に生き別れた父親が突然亡くなったと知らせが届く。唐津でテーラーを営む父は大事な遺品を小物などにリメイクする仕事をしていた。残った数件の注文を引き継いだみどりが年代物のミシンを使い始めるとなんとミシンの中から遺品の持ち主だった故人が話しかけてきた。生前伝えられなかった秘密や想い。託された伝言をみどりが遺族や関係者に届けると……「ほろりとさせつつ、前へすすむ元気がもらえる作品でした」などの声が寄せられた感動作、待望の文庫化。 ※本作品は2022年5月に刊行された単行本『奇跡のミシン 天国の声、届けます』を文庫化に際し改題したものです。
  • 天国へのドレス 早月葬儀社被服部の奇跡
    4.0
    「早月葬儀社で、フューネラルデザイナーとして働いてみないか? ご遺族の感情と、故人様の人生を思いやり、人生の最期に身に着ける衣装をご用意する、責任ある仕事だ」年上の恋人に裏切られたショックから仕事をやめ、逃げるように東北へと向かったファッションデザイナーの朝川糸花。弔井町の崖から身を投げようとした彼女を救ったのは、葬儀社の若き社長・早月霜だった。糸花の作ったドレスに目をとめた霜は、故人が葬儀で身に着ける衣装を用意する“フューネラルデザイナー”として、葬儀社で働かないかと持ちかける。霜の強引さに戸惑いながらも、糸花は早月葬儀社の一員として働くことになり……。思い出のワンピース、着ることができなかったウエディングドレス――大切な人の旅立ちのために、特別な一着を作る葬儀社を描いた感動作!
  • 天国までの百マイル 新装版
    4.3
    会社を潰し家庭も失った40歳の主人公は、心臓病を患う母の命を救うため、天才的な心臓外科医がいるという病院をめざし、命がけの旅に出る。親子の絆、男女の悲しい恋模様を描く、累計50万部突破の感動作。文字を大きく、新装版として出版。
  • 天国までの49日間【スターツ出版文庫版】
    4.1
    1~5巻550~737円 (税込)
    14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。死んだ直後に目覚めると、そこには天使が現れ、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように言い渡される。幽霊となった安音は、霊感の強い同級生・榊洋人の家に転がり込み、共に過ごすうちに、死んで初めて、自分の本当の想いに気づく。一方で、安音をいじめていたメンバーも次々謎の事故に巻き込まれ――。これはひとりの少女の死から始まる、心震える命の物語。
  • 天使がいた三十日
    3.4
    作曲家の日吉友哉はクリスマスイブに、子供を身籠っていた最愛の妻を事故で亡くしてしまう。喪失感から酒に浸り、ギャンブルにはまり、借金を重ねた。音楽もやめ、配達の仕事を始めるも解雇される。何もかも失った一年後のイブの日、自身も旅立つ決意をした友哉の前に、チョコレート色をしたアイリッシュ・セターが現れる……。珠玉の純愛小説。
  • 天使の代理人(上)
    4.0
    1~2巻495円 (税込)
    生命を誕生させるはずの分娩室で行われた後期妊娠中絶。過去、数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子はある日、無造作に放置された赤ん坊の目に映る醜い己の顔を見た。その時から罪の償いのために半生を捧げる決意をした彼女は、声高に語られることのない“生”を守る挑戦を始める―。胎児の命、そして中絶の意味を問う衝撃作。
  • 天使のにもつ
    4.2
    中学二年生の風汰が、授業の一環である職場体験として選んだ先は保育園。「子どもとあそんでいればいいってこと?」と安易な気持ちで選んだ体験先だったけれど、いざ始まってみればもちろん楽な仕事のはずはなく、なかには親との関係が気がかりな園児もいて……。保育士や園児たちと過ごした5日間、風汰の目や心がとらえたこととは? 青少年読書感想文全国コンクール課題図書(2020年中学校の部)選出作。等身大の十代読者をはじめ、大人にも読んでほしい物語。 解説・椰月美智子
  • 転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
    3.0
    43年前、二重密室から姿を消した女性が国会前のデモの現場に現れた。 当時とまったく同じ容姿で──。 捜索依頼を受けた私立探偵・飛鳥井は「ジン」と名乗っていた彼女の消失事件の調査を引き受ける。 過去の関係者を訪ねるうちに現代日本社会の病理につながる犯罪が浮かび上がる。 新しき社会派ミステリー!
  • 天体少年。 さよならの軌道、さかさまの七夜
    4.0
    天文学者の父親とともに遠く南国の孤島に暮らしている少女・海良。ある日、彼女が闇夜の草原で出逢ったのは、星空から降りたった不思議な少年・τ(タウ)だった。 「僕という天体は、宇宙を未来から過去へと進んでいる。でもこの姿を浮かべていられるのは、ほんの七日間だけ。だから今夜は僕にとって、君との最後の夜なんだよ――」 果たしてその謎めいた言葉の通りに、海良は毎夜、タウと出逢い続ける。約束された出逢いの、避けられない別れの時へ向けて――。 時を遡る少年とすれ違い続ける少女が織りなす、たった七夜のラブストーリー。
  • 展望塔のラプンツェル
    4.3
    労働者相手の娯楽の街・多摩川市。この地の児童相談所に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問している。一方、フィリピン人の母親を持つ海は、崩壊した家庭から逃げ出してきた那希沙とともに、倉庫街で座り込んでいた幼児を拾い、面倒をみることにするが……。荒んだ街の子供たちに救いはあるのか?
  • 深い河 新装版
    4.3
    愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向かう人々。自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。人と人のふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は流れる。純文書下ろし長篇待望の文庫化、毎日芸術賞受賞作。
  • 出口のない海
    4.4
    人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは――。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。
  • でりばりぃAge
    3.8
    夏期講習を抜け出した14歳の真名子は、広い庭のある古びた家が気になって、入り込んでしまう。そこでは青年がひとり静かな時間を過ごしていた。彼と話していくうちに、真名子の悩みが少しずつ明らかになる。友情、家族、進路、誰もが共感する、思春期の苦悩を瑞々しい筆致で描いた講談社児童文学新人賞受賞作。
  • 田園発 港行き自転車 上
    3.9
    1~2巻759円 (税込)
    滑川駅で父が突然亡くなった。駅前には一台の自転車が取り残されていた。父は、宮崎へ出張に行ったはずなのに、なぜ――。十五年後、絵本作家になった娘・真帆は父の足跡を辿り富山へと向かった。一方、東京で働いていた千春は、都会での生活に疲れ故郷へと戻る。そこで年下の従弟・佑樹と入善の町に広がる田園風景に癒されていく。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が静かに交差する物語。
  • 伝言
    4.8
    わたしは、やっと、自分がなにを作っていたのか知った。 満洲国・新京。 そこで彼女たちに何があったのか。 戦後80年 『きみはいい子』『世界の果てのこどもたち』『天までのぼれ』の著者がおくる、語り継ぐべき物語。 『世界の果てのこどもたち』には書かれなかった、もう一つの真実。 わたしは気づけなかった。 気づけなかったことはたくさんあった。 この物語の中で繰り返されるこの言葉が、いまを生きる、私に迫る。(略) 私はこの作品が『伝言』と題されたことの重大さを、ずっと考え続けている。                         ――小林エリカ(解説より) 満洲国・新京で暮らす、ひろみ。 聖戦とよばれた戦に勝つため、工場に集められた彼女たちは、鉄の機械とのり、刷毛を使って畳ほどの大きさの「紙」を作り続ける。 それが何なのか、考えもせずに。 五族協和、尽忠報国――信じていた国でひろみたちはどう生きたのか。 これはわたしたちが忘れてはならない物語。
  • トイレのピエタ
    3.7
    1巻1,119円 (税込)
    最後の夏、世界にしがみつくように、恋をした。 画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏は、突然余命三ヶ月の宣告を受ける。残された時間を知るまでは、この夏もいつものように、ただやり過ごすだけの季節になると思っていた。それが人生最期の夏に変わってしまった時、立ちはだかるように現れた女子高生の真衣。 「私が生きてるんだから生きろ」 宏は、容赦なくありのままの感情をぶつけてくる真衣に翻弄され、戸惑いながらも、生と死の間に強烈な光を見る……。 もっとも純粋で痛切なラブストーリー。 漫画家・手塚治虫氏が亡くなる3週間前まで病床で書き続けていた日記を原案とし、 カリスマ的な人気を誇るロックバンド「RADWIMPS」のヴォーカル&ギター野田洋次郎が主演を務めた映画の原作小説!
  • トウェイン完訳コレクション 不思議な少年44号
    3.3
    ある日突然村に現れた44号と名乗る少年には、並外れた腕力の他に、他人の心を読み、時空を旅するという信じられない能力が隠されていた。同名異本も存在するが、本作はトウェインの手による決定版の完訳! ※本作品は一九九四年六月、小社より刊行された単行本を改題の上、文庫化したものが底本です。
  • 東京
    3.0
    1巻1,672円 (税込)
    人間と情念を精緻に濃密に描いた大人の文学。心に隙間風が吹くことは誰にだって何度かある。それでもまた気を取り直して生きていく。西新宿、矢口渡、葛西……東京の街々を舞台に描きだされる男と女の情念。
  • 東京家族
    4.2
    瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこは、久しぶりに3人の子供たちに会うために東京へやってきた。最初は年老いた両親を気遣う子供たちだったが、日々の仕事や生活に追われ、少しずつ溝ができていく。そんななか、とみこが突然倒れ……。山田洋次監督がいまの家族を描いた感動作を完全小説化! (講談社文庫)
  • P+D BOOKS 東京セブンローズ(上)
    -
    1~2巻715~990円 (税込)
    戦争前後の人々の暮らしをユーモラスに描く。  東京の下町で団扇屋を営んでいた山中信介は、戦時中でも体制べったりではない、ちょっと気骨のある一市民。戦火に焼かれて変わりゆく町の姿や、それでもめげずに生きている市井の人たちの様子を、ときにはユーモラスに、ときにはシニカルに日記に記していく。  終戦直前、特高警察に捕まった信介が、敗戦で出所してきたところから物語は大きく動き始める――。 「別冊文藝春秋」に足かけ15年間にわたって連載され、第47回菊池寛賞を受賞した名作長編の上巻。あえて旧仮名遣いで書かれているが、読みやすさを損なうことは一切なく、“これぞ井上ひさし”という世界に浸ることができる。
  • 東京ダモイ
    3.7
    感動の江戸川乱歩賞受賞作が待望の文庫化! 極限の凍土、シベリア捕虜収容所で起きた中尉斬首事件。60年の沈黙を自らに強いた男が突如、姿を消した。歴史の闇に光を当てた、魂を揺さぶる渾身の一作。(講談社文庫)
  • 東京の昔
    3.7
    幾千年かの歴史の中で、人間というものはどれだけ進歩し、どれだけ洗練することができたのだろうか。下宿先のおしま婆さん、自転車屋の勘さん、帝大生の古木君、実業家の川本さん。いずれも味のある登場人物を相手に、おでん屋のカウンターや、待合、カフェーで繰り広げられる軽妙洒脱な文明批評。第二次大戦に突入する前の、ほんのわずかなひととき。数寄屋橋が本当に橋で、その下を掘割の水が流れていた頃の、慎ましやかで暮らしやすい東京を舞台に、人間と人間の社会を論じた、吉田健一最晩年の珠玉の一篇。
  • 東京普請日和
    3.3
    「一気に街が更新されるチャンスなんて、そうそうないんだよ」 建築に携わるぼくを焚きつける芸術家の兄。 五輪を間近に控えた首都のざわめきの中で、ぼくは自分の仕事に対する確信を持った。 第11回日経小説大賞受賞! (選考委員:辻原登・髙樹のぶ子・伊集院静) TOKYO2020、と書かれたまっしろな紙を目にして、かあっと頭に血がのぼった人と、そうでない人がいる。ぼくはともかく、業界的にぼくの勤めている会社は圧倒的に前者でできている。関東大震災からほぼ100年、表皮の入れ替わり続ける街でぼくは何をすべきなのか―― 第11回日経小説大賞を受賞した本作は、五輪を目前に控えて新たな施設の建設・再開発ラッシュに湧く東京で、地道に建築設計に携わる若者が、陶芸作品が現代アートとして海外で高く評価されている破天荒な芸術家の兄に振り回されながら、自身のアイデンティティを見いだしていくタイムリーなお仕事小説。 「日本はまだ普請中」。兄の創作活動に欠かせないパートナーの女性との奇妙な関係もあいまって、登場人物のスリリングな会話が読む者の胸にグサグサ刺さってきます。テンポ良く、しかしどこに転がっていくのかわからない会話の端々には、現在の東京、日本へのかわいたまなざしが、最新トレンドと現代風俗を絶妙にからませながら顔をのぞかせます。五輪を目前にした今こそ読んで欲しい、知的エンターテイメント小説です。
  • 透光の樹
    3.6
    「心に決めていたんです……わたし、郷さんの娼婦になるって」加賀平野の清冽な自然に抱かれる鶴来町で、25年を経て再会した男女。テレビ業界駆け出しの青年は制作会社社長となり、セーラー服ではにかんでいた少女は、母となりやがて離婚、借金をかかえる病床の父のもとへ戻っていた。迸る性愛に突き動かされながらも、魂の奥底を求めあい、逢瀬を重ねる二人。人生の後半で燃えあがる奇跡の恋愛を描き、第35回谷崎潤一郎賞受賞を受賞。秋吉久美子主演で映画化の話題作。
  • 「とうさんは、大丈夫」
    3.5
    1巻1,353円 (税込)
    児童相談所に勤め、温かい家庭を持つ主人公、澤村。父として家族の柱となり、児童福祉司として他の家庭を救うなか、突如事件は訪れた――。妻の声も子どもの声も、もう心には届かない。正しく生きてきたやさしい男の人生は、ひとつのできごとに殺された。果たして最後に彼を救うのは、叫びか、ささやきか、誰の声なのか。
  • 逃走
    3.7
    死んだはずのあの男がいた。小さかった妹とふたりで懸命に生きてきた二一年間はなんだったんだ? 傷害致死で指名手配されたのは妹思いで正義感が強い青年。だが罪が重くなるとわかっていて彼は逃げ続ける。なんのために? 誰のために? 渾身の全面改稿、ほぼ書下ろしの秀逸ノンストップ・エンタメ!
  • 藤村の「夜明け前」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
    3.7
    日本近代文学を代表する大長編小説を一冊分にダイジェスト。各章にあらすじ、段落ごとに小見出しをつけ、中・高校生でも読みとおせるスタイルに工夫。関連する歴史や制度・事件などのコラム一六編も掲載。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]
    5.0
    建物と対話をし、そこに住む人びとの知り得ぬ事柄を聞くことができる“家読み”のシガは、ある惑星で行き場を失ったクローンのナガノと出逢う。ともに旅をすることになった二人は、互いの存在を通して世界の豊かな一面を知っていく(「とても寒い星で」)。“塔の中”と呼ばれる特権階級の官吏でありつつ世間に違和感を覚える「私」は、家出中の若者を助けたことから新たな生きる意味を獲得する(「シールの素晴らしいアイデア」)。四篇収録の単行本に、文庫化に際して新作二篇を追加して贈る、歌人でもある著者の類い稀な言語感覚で描かれる超未来のハートウォーミング・ストーリーズ。/【目次】とても寒い星で/徐華のわかれ/シールの素晴らしいアイデア/銀河ボタン/二人という旅/CLONEHOOD DREAMS 1 この星の皆(みんな)があなたと/解説=泉谷瞬
  • 逃避行
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    ある実業家が変死体で発見された。妻はひとり東京へと向かったという。疑念を抱いた刑事たちは後を追うが、髪形、髪色、服装を変えた妻は都会の人込みに紛れこむ。そして偶然、妻が身を寄せた家で起きた誤解が新たな悲劇を生むのだった。この女は魔女なのか!? ヒューマン・ミステリーの名手が挑む新境地!
  • 透明な耳。
    5.0
    都内の公立高校に通う原田由香は、ダンス部のエースとして活躍する17歳の高校生。彼女はある日、学校の帰り道で交通事故に遭い、突発性難聴となってしまう。交錯する絶望、葛藤、希望。そして音楽とダンスをこよなく愛する女子高校生が、聞こえと引き換えに手に入れたものとは――。 突然、「音」を奪われた主人公と、両親、恋人、友人、それぞれの心情を、リアルな描写とけれんのない筆致で書き上げた青春群像劇。
  • 透明人間は204号室の夢を見る
    3.4
    コミュニケーション能力皆無の実緒は、高校3年生の時、ある出版社の小説の新人賞を受賞する。ペンネームは「佐原澪」。デビュー当時は話題になったが、6年経った今、佐原澪の名前を覚えている人間は少ない。実緒はデビュー以降、スランプに陥り一作も小説を書けなくなっていた。自分のデビュー作が未だに置かれている書店へ行っては、誰か手に取らないかと監視する日々。するとある日、実緒の本を手に取る大学生風の男の姿を確認する。思わずあとをつけ、彼の家を特定する。部屋の番号を確認し、ポストに手を突っこみ郵便物を抜き取ると、そこには大学からの封筒と彼の名前・春臣の文字が。それからというもの、今まで一行も書けなかったことが嘘のように、実緒は春臣のことを連想した小説を書くようになる。その小説を春臣のポストに投函することで実緒は満足感を得ていた。ひょんなことから実緒は春臣の恋人と仲良くなるが――。第三十七回すばる文学賞受賞第一作。
  • 遠い空の下、僕らはおそるおそる声を出す
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    長崎の中学校で仲良くなった同級生のすぐりと気持ちがすれ違ったまま、親の仕事の関係でニューヨークに移住し、高校生となった一葦(いちい)。激動する社会で悩み、恐れ、ふさぎ込みそうになる。そんな彼を救ってくれたのは、NYの高校でオタク友達(ナーズ)と一緒に始めた“アカペラコーラス”だった。障害にぶつかりながらも、彼らの歌声は海を越えて、遠い長崎のみならず世界とも繋がっていく――。
  • 遠野殺人事件
    3.0
    民話と伝説の里、岩手県・遠野の五百羅漢で女性の絞殺死体が発見された! 被害者は東京の会社に勤める貴代。遺品のカメラには同行するはずのなかった同僚・貞子の笑顔が! 貞子には経理上の不正も発覚し、容疑者として浮上するが、一ヶ月後自殺死体として発見される。先輩二人の死に疑いを持った留理子は、巧妙に仕組まれた事件の謎を執念の推理で解き明かせるのか!?
  • トオリヌケ キンシ
    4.2
    人生の途中、はからずも厄介ごとを抱えることになった人々。 でも、「たとえ行き止まりの袋小路に見えたとしても。根気よく探せば、どこかへ抜け道があったりする。」(「トオリヌケ キンシ」より) 他人にはなかなかわかってもらえない困難に直面した人々にも、思いもよらぬ奇跡が起きる時がある――。 短編の名手・加納朋子が贈る六つの物語。 (収録作品) ・高校に入ってから不登校・引きこもりになってしまったある少年。ある日彼の家に、一人の少女がやってきた。少女はかつて少年に助けてもらってもらったことがあるという――。『トオリヌケ キンシ』 ・「ある形」を見つけてしまう能力以外はごくごく平凡な女子高生。そのふしぎな力を生物の先生は「共感覚」と分析した……。『平穏で平凡で、幸運な人生』 ・やさしかった母がある日豹変、家の中でいじめられるようになってしまったタクミ。つらい日々の救いは、イマジナリーフレンド(想像のお友達)の存在だった。『空蝉』 ・人の顔が識別できない――「相貌失認」の「僕」は、高校入学を機にそのことをカミングアウトする。あろうことかその後「僕」はある女の子から「好きです」と告白される。不思議な始まりの恋の行方は? 『フー・アー・ユー』 ・長く連れ添った夫人を突然に亡くし、気落ちする亀井のおじいちゃん。家の中でひとりのはずが、ある日「座敷童がいる」と言い出した!『座敷童と兎と亀と』 ・前日に高熱を出して受験に失敗した「俺」は、ある場所に引きこもり、自分でコントロール可能な「明晰夢」を見る日々を過ごしている。そんな中で出会った女の子「ミナノ」、彼女は夢だったのか、それとも?『この出口の無い、閉ざされた部屋で』
  • 特捜検事 新編集版
    4.5
    一般市民からの告訴や告発を受け付ける東京地検特捜部の直告係から、今日も立花検事に事件が回ってくる。小さな傷害や名誉毀損・詐欺・贈収賄・強制わいせつ事件として処理されるはずの案件が、なぜ殺人事件にまで変貌してしまうのか。立花検事の調書が今、紐解かれる! 直木賞作家が見つめた人生の黒い果実とは!? 昭和末期の名推理〈特捜検事〉シリーズから7編を再編集! 人生の真実に時代は関係ない。今野敏さんお勧め「さすが三好さん、熟練の筆の冴えだ。捜査小説ブームの今こそ、実直な立花検事の活躍を味わってほしい」。
  • 特別法第001条DUST<ダスト>
    3.9
    1巻715円 (税込)
    2011年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。ある日突然、孤島に“棄民”された章弘と五人の若者たち。刑期は500日。絶えず襲いかかる敵の襲撃と飢餓の恐怖。生死を賭けたサバイバルの中で、仲間同士の裏切り、殺し合い、そして友情と恋愛。この島から、いったい何人が生きて出られるのか。
  • 匿名
    3.8
    秘密は、あたしを自由にしてくれる。 超人気YouTuber・ぶんけいが匿名時代の若者を描く、渾身の初小説! 覆面アーティストとして活躍するFと、ファンアカウントでFの正体を追う友香―― 渋谷の屋上で命を絶とうとしていた越智友香を救ったのは、Fの歌声だった。 Fへの思いが生きる原動力となった友香だったが、彼女は覆面アーティストだった。 Fを追い続けた友香は、衝撃の事実を知ることになる。
  • 鳥取雛送り殺人事件
    4.0
    新宿歌舞伎町で起きた殺人事件の第一発見者となった浅見光彦。遺留品の藁細工に着目し、被害者が雛人形作家だと知る。ところがその直後、今度は若い刑事が鳥取で行方不明に。浅見は謎の迷宮から抜け出せるか。
  • 十津川警部 あの日、東海道で(十津川警部シリーズ)
    3.0
    日下刑事は大学時代に「青春18きっぷ」を使い、東海道本線を西へ向かう旅に出た。その出発当日に2件の鉄道人身事故が起こり足止めされた。それから5年後、日下がかつて旅の途中に寄った静岡県吉原駅の喫茶店店主が轢き逃げで死亡し、東京で音楽事務所社長が刺殺される。事件を結ぶ糸を感じた日下は、十津川警部に相談。あることを伝えるが……。東海道本線、岳南鉄道、大井川鐡道の三路線を舞台にした奇跡のアリバイトリックに、十津川警部の名推理が冴えわたる長編旅情ミステリー!
  • 十津川警部 哀しみの吾妻線
    3.0
    東京で弁護士が射殺された。一週間前、静岡で毒殺されたコンビニ経営者夫婦がこの弁護士の名刺を所持していたと判明。さらに十津川警部は、二週間前に長野で起こった刺殺事件に注目した。いずれも水曜日に発生していたのだ。しかし十津川は、各事件を無関係とする上司と対立、窮地に陥る。やがて、被害者たちが吾妻線沿線の出身と判明、闇社会の大物の名も浮上し……!?

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