作品一覧

  • こんばんは、太陽の塔
    3.8
    1巻2,000円 (税込)
    アメリカ人の著者が全編日本語で書き上げた小説第二作。 少女時代から陶芸家を目指してきたカティアは、ある出来事をきっかけに、 師匠であり恋人でもあったライダーと決裂、偶然舞い込んだ 大阪の女子校の英語講師の椅子にとびつき、逃げるようにアメリカを離れた。 カティアの新地は、大阪の北摂。そこには、師ライダーとそっくりの顔をした 「太陽の塔」がそびえたち、あたりを睥睨している。 カティアにはひとに言えない悩みがあった。少女時代のある日、 ライダーに「伝承」されて以来、自分の手が師匠のものになってししまった。 ありえないことだが、腕先に、骨ばった長い指の「ライダーの手」がくっついているのだ……。 胸に傷を抱えながら、異国の地で未来を探して奮闘する、若きカティアの青春物語。
  • ばいばい、バッグレディ
    3.0
    1巻2,530円 (税込)
    高校2年生のあけびは両親をうらんでいた。自分を捨てて台湾で女優の道を進んだ母に、それをよしとしている売れないエッセイストの父に。そんなとき、父親がとんでもない災難を拾ってくる――様々な袋を大量に抱えた老人・バッグレディをマンションに連れて来た!?米国人の著者が日本語で書き上げた青春小説

ユーザーレビュー

  • こんばんは、太陽の塔

    Posted by ブクログ

    私は私、あなたはあなた、それでも仲良しって感じ。
    この言葉が気に入りました。

    ガイコクジンから見た日本の嫌なところがたくさん書いてあって面白かったです。最後はなんだか救われて良かったです。サイコパスが幻想だったのか本当にいたのかわからないけど、私も電車で何度も性犯罪にあってきたので日本は確かにこういう人多いよなあと思いました。職場のいじめも日本ぽくて笑えなかったです。日本ではみんなと同じようにできない人はだめな人とされるので、作者の方も日本に来たとき辛かったのかなとおもいました。

    0
    2024年02月12日
  • こんばんは、太陽の塔

    Posted by ブクログ

    性的虐待についてそしてグルーミングについてリアルに描かれていて、気分が悪くなりましたが、とても勉強になりました。また、日本で暮らす外国人の思いも。作者に感謝します。
    ハッピーエンドでほっとしました。

    0
    2025年09月09日
  • こんばんは、太陽の塔

    Posted by ブクログ

    太陽の塔や馴染みの地名が出て来て嬉しい。
    トラウマを抱える女性で、どこまでが妄想かどこからが現実か、と思いながら読んだ。

    0
    2025年01月09日
  • こんばんは、太陽の塔

    Posted by ブクログ

    前作と同じく、独特の世界観にはとまどいも感じましたが、翻訳よりは、日本語が多少不自然でも、「ガイコクジン」が感じる日本を理解できるようにも思いました。

    「助ける」と「手伝う」で迷うというのも、私も日本語学習者の間違いを直すことが多いので納得。

    「ビーマイフレンド」と言いたいときにビーを日本語でどう言えばいいのか忘れて、「もちろん、これからも友達です!」と言われて、なんだ、「です」だけ付け加えればよかったんだ、と思ったという場面なども共感できました。

    全体的にネガティブな感情が続きましたが、主人公が過去の呪縛から解き放たれて、新しい一歩を踏み出せそうなラストに、読んでる方もやっと明るい気持

    0
    2023年06月28日
  • ばいばい、バッグレディ

    Posted by ブクログ

    アメリカ人の作者が日本語で書いた作品、ということに興味を持ちました。

    理解が難しい部分も多かったし、表現など「?」と戸惑うところもあったので、「アメリカ人が書いた」とものとしての評価ですが、最後まで読み切ると、なかなか面白かった、と思えました。

    0
    2023年06月06日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!