こんばんは、太陽の塔

こんばんは、太陽の塔

2,000円 (税込)

10pt

3.8

アメリカ人の著者が全編日本語で書き上げた小説第二作。
少女時代から陶芸家を目指してきたカティアは、ある出来事をきっかけに、
師匠であり恋人でもあったライダーと決裂、偶然舞い込んだ
大阪の女子校の英語講師の椅子にとびつき、逃げるようにアメリカを離れた。
カティアの新地は、大阪の北摂。そこには、師ライダーとそっくりの顔をした
「太陽の塔」がそびえたち、あたりを睥睨している。
カティアにはひとに言えない悩みがあった。少女時代のある日、
ライダーに「伝承」されて以来、自分の手が師匠のものになってししまった。
ありえないことだが、腕先に、骨ばった長い指の「ライダーの手」がくっついているのだ……。
胸に傷を抱えながら、異国の地で未来を探して奮闘する、若きカティアの青春物語。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私は私、あなたはあなた、それでも仲良しって感じ。
    この言葉が気に入りました。

    ガイコクジンから見た日本の嫌なところがたくさん書いてあって面白かったです。最後はなんだか救われて良かったです。サイコパスが幻想だったのか本当にいたのかわからないけど、私も電車で何度も性犯罪にあってきたので日本は確かにこう

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    性的虐待についてそしてグルーミングについてリアルに描かれていて、気分が悪くなりましたが、とても勉強になりました。また、日本で暮らす外国人の思いも。作者に感謝します。
    ハッピーエンドでほっとしました。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    太陽の塔や馴染みの地名が出て来て嬉しい。
    トラウマを抱える女性で、どこまでが妄想かどこからが現実か、と思いながら読んだ。

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    前作と同じく、独特の世界観にはとまどいも感じましたが、翻訳よりは、日本語が多少不自然でも、「ガイコクジン」が感じる日本を理解できるようにも思いました。

    「助ける」と「手伝う」で迷うというのも、私も日本語学習者の間違いを直すことが多いので納得。

    「ビーマイフレンド」と言いたいときにビーを日本語でど

    0
    2023年06月28日

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