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Posted by ブクログ
非常に評価の難しい作品。メフィスト賞の問題作という触れ込みだが、逆にメフィスト賞でしか日の目を見なかったかもしれない。序盤から終盤までかなりキツめの出来の悪いコントのような会話と地の文が続き、メタ発言が連発される。この辺りは多くの人にとって苦痛だろう。推理のできなくなった探偵とその助手が様々なミステリのシチュエーションをパロディしながら皮肉りつつ進行していき、196ページ以降の展開は一気に新境地に突き抜ける。その点は評価に値する。しかしそこまでがあまりにナンセンス、個人的には趣向は好きだがもっとうまく仕上げて欲しかった。最後の展開は良く出来ていて、ある種の試みとして成功していると言っていいかもしれない。しかしこれを許容できるか否かは、どこまで序盤からしつこいくらいに続く寒いギャグとコントを受け入れられるかにかかっている。地の文や会話やメタ発言は地続きに展開を揺さぶるため、そこが許容できないとラストも受け入れがたい。正直なところ同人誌でやれ、と思わないでもないが、ミステリの多様性としてこんな作品の一つも世に出ない世界の方がよほど不健全なようにも思う。とりあえずは好意的に捉えたい作品。
Posted by ブクログ
あ゛?(怒)
いやまぁ、前評判聞いて覚悟してたよりは序盤の4章もめんどくさくはなかったですよ。
エロゲの日常パートとかに慣れ親しんでる層なら「あー、こういう方向性ね」って思いながら、テキストウィンドウをかちかちクリックする感覚でさくさくページを繰れるような。
多分この作者さん実はすごくミステリ愛が強いんだろうな。
昔ながらの本格も斬新なメフィスト賞まわりのも大好きなんだろうな。
パロディの方向性が、なんていうか岡崎体育とかに似てる気がする。
基本的には全編アホみたいなおふざけなんだけど、大好きなものを敢えて擦ってる感じのいじり方だから不快ではないんですよね。
爽やかな気持ちで「ふざけんな!!おいメフィスト賞審査員ふざけんな!!」って叫べる良いバカミスでした。
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