中勘助の作品一覧

「中勘助」の「銀の匙」「銀の匙」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 銀の匙
    値引きあり
    -
    1巻500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治時代の東京の下町を舞台に、病弱で人見知りで臆病な少年の、成長の日々を描いた、半自伝的作品。ふりがなを多くふり、語注を豊富に掲載して小中学生に読みやすくしています。<解説:昭和女子大学名誉教授・児童文学者 西本鶏介>
  • 銀の匙
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 安野光雅が描く、自らの幼少期の思い出と、少年の目でとらえた美しい世界。 漱石が絶賛した日本文学の不朽の名作が、心に残る情景とともによみがえる。 「本だけは子どものころの続きだった。はるかむかしのことになった今でも、 おもいだすのはきのうのことではなく、少年時代のことである。」――安野光雅 古い茶箪笥の抽匣から銀の匙を見つけたことから始まる、伯母の愛情に包まれて過ごした 幼少期の日々を綴った自伝的作品。 安野光雅によって情感豊かに描きだされた子どもの内面世界は、誰しもの心にある郷愁、 幼き日のさまざまな感情を思い起こさせる。 作:中 勘助 1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。 漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載。主な著作に小説『提婆達多』『犬』、詩集に『琅玕』『飛鳥』などがある。 絵:安野光雅 1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。 1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。 主な著作に「『旅の絵本』シリーズ(全9巻)」(福音館書店)、『本を読む』(山川出版社)、 『小さな家のローラ』(小社刊)などがある。 2001年、津和野町に「安野光雅美術館」、2017年、京丹後市の和久傳ノ森に「森の中の家 安野光雅館」が開館。
  • 母の死
    4.0
    1巻528円 (税込)
    死にゆく母を見まもる日々、私は悪いことでもするように、そっとひとつ母の額にくちづけた。そしてある日、母はかすかに「あした……」とつぶやく。透明な悲しみに満ちた表題作「母の死」。年の離れた少女・妙子との純粋無垢な愛の交流を、淡々と描く「郊外 その二」など八篇を収録。漱石が絶賛し、戦前・戦後を通じてよみつがれてきたロングセラー『銀の匙』の作家・中勘助の珠玉作品集。
  • 銀の匙
    5.0
    1巻110円 (税込)
    中勘助による自伝的小説。本棚の抽斗の小箱の中にあった銀の匙。それは少年の日の懐かしい思い出であった。伯母の愛情いっぱいに育てられた幸せな日々。移り変わる自然や動物、植物を少年は驚きの眼で観察する。しかし幼い頃から虚弱で知恵遅れ、人見知りで憂鬱な性格だったが、やがて小学校に入り、いやいやながら他の人たちとの関わるようになっていく。瑞々しい感性豊かな描写と味わい深い文章に夏目漱石も絶賛したと言われる。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 銀の匙
    4.0
    1巻484円 (税込)
    書斎の小箱に昔からある銀の匙。それは、臆病で病弱な「私」が口に薬を含むことができるよう、伯母が探してきてくれたものだった。成長していく「私」を透明感ある文章で綴った、大人のための永遠の文学。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 銀の匙
    4.0
    1巻715円 (税込)
    なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙。伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々。少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴ったこの作品には、子ども自身の感情世界が、子どもが感じ体験したままに素直に描き出されている。漱石が未曾有の秀作として絶賛した名作。改版。(解説=和辻哲郎)

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ユーザーレビュー

  • 銀の匙

    Posted by ブクログ

    古い木箱から見つけた銀の匙をきっかけに、幼い頃の記憶が語られる。
    子どものころの世界の見え方、考え方が、大人が思い出しながら話すそれとは違い、本当に子ども心に語られているよう。
    前に読んだ『センス・オブ・ワンダー』に近い印象を持った。
    子どものころには、子どもにしか感じられない世界がある。
    周りのものに一々感動したり、悲しんだり、驚いたり。
    大人になるにつれ、色々なものを知る中で、そうした感動は薄れていく。
    私は息子と度々山登りをするが、いかに大人の私とは見ているものが違うかを実感する。
    変わった形の枝、街では見かけない虫。
    そうしたものに逐一足を止め、「パパ見て!」と呼ぶ。
    大人であっても、

    0
    2025年07月29日
  • 銀の匙

    Posted by ブクログ

    「銀の匙」は、以前からいつかは読みたいと思っていた作品です。しかし、他に読みたい現代小説がたくさんあって、なかなか手にすることはありませんでした。ところが、教育学者の齋藤孝さんが書かれた本に、読むべき名著として「銀の匙」が推薦されていたことから、背中を押されたように、この度ようやくこの作品を手にして、時代や環境は違うけれど、自分の子供の頃を思い出すような優しい世界に浸ることが出来ました。

    「銀の匙」は、岩波文庫、新潮文庫、角川文庫などから出版されていますが、調べたところ、本書は巻末ではなく同じページに注釈が書かれており、何より画家「安野光雅」さんの挿絵も描かれているということで、いちばん読み

    0
    2025年05月23日
  • 銀の匙

    Posted by ブクログ

    120年前ほど前の東京で暮らしていた筆者が子供の頃に経験したことなどを日記風にまとめたもの。
    やや癇癪持ちであった子供の頃の筆者と、その面倒を見てくれた伯母さんとのやり取りが主軸に据えられていて、筆者が成長して伯母さんが亡くなったあたりまでが書かれる。
    当時の物事が子供目線でかつ細かに書かれていて、解像度が高く面白かった。

    話に出てくる筆者の家は文京区の小日向辺りのにあったようだ。あの住宅しかない地域が自然に溢れていた時期に書かれていることもあり、少しギャップを感じた。
    小高い台地の上にやたらでかい家が多く建っている印象だったのだが、当時の区画がそのまま今まで残っているのかもななども思った。

    0
    2025年04月13日
  • 銀の匙

    Posted by ブクログ

    読んでいる間、幸福な時間でした。

    春夏秋冬の一場面を映し出す、芸術的な日本語。
    息を飲む表現の数々に酔いしれました。

    静かな空間、想像力と集中力を用意して読む本。
    小説というより芸術作品、映像、絵画を見る感覚に近い。

    唯一無二の日本文学、一番好きな本のひとつ。

    0
    2024年08月29日
  • 銀の匙

    Posted by ブクログ

    前篇で特におもしろかったのは「お蕙ちゃん」との顛末で、後篇では伯母との再会や、友人の「姉様」との経緯が心惹かれた。

    0
    2024年05月18日

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