銀の匙

銀の匙

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

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なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙。伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々。少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴ったこの作品には、子ども自身の感情世界が、子どもが感じ体験したままに素直に描き出されている。漱石が未曾有の秀作として絶賛した名作。改版。(解説=和辻哲郎)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    銀の匙
  • タイトルID
    :
    172620
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年04月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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銀の匙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    橋本教諭ほど深く読めてはいないけど、自分の幼少期を思い出し、伯母を思い、私なりに愛されていたなぁと思いを馳せる。大人への成長を感じさせる後編は、ハッとさせられることもしばし。いつから素直に物を見聞きできなくなったんだろう…

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    古い木箱から見つけた銀の匙をきっかけに、幼い頃の記憶が語られる。
    子どものころの世界の見え方、考え方が、大人が思い出しながら話すそれとは違い、本当に子ども心に語られているよう。
    前に読んだ『センス・オブ・ワンダー』に近い印象を持った。
    子どものころには、子どもにしか感じられない世界がある。
    周りのものに一々感動したり、悲しんだり、驚いたり。
    大人になるにつれ、色々なものを知る中で、そうした感動は薄れていく。
    私は息子と度々山登りをするが、いかに大人の私とは見ているものが違うかを実感する。
    変わった形の枝、街では見かけない虫。
    そうしたものに逐一足を止め、「パパ見て!」と呼ぶ。
    大人であっても、そんな驚きや感動に満ちたこの世界の一端を、見逃さないように生きていきたいと思う一冊だった。

    0
    2025年07月29日

    Posted by ブクログ

    読んでいる間、幸福な時間でした。

    春夏秋冬の一場面を映し出す、芸術的な日本語。
    息を飲む表現の数々に酔いしれました。

    静かな空間、想像力と集中力を用意して読む本。
    小説というより芸術作品、映像、絵画を見る感覚に近い。

    唯一無二の日本文学、一番好きな本のひとつ。

    0
    2024年08月29日

    Posted by ブクログ

    前篇で特におもしろかったのは「お蕙ちゃん」との顛末で、後篇では伯母との再会や、友人の「姉様」との経緯が心惹かれた。

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    何が起こると言うわけでもなく、確かに変化していく少年の日々が描かれている。
    流れる水を見ているようにぼんやり読んだ。

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    読み始めると読み耽ってしまう幼少期の細かく綺麗な心理描写。
    いま咲くばかり薫をふくんでふくらんでる牡丹の蕾がこそぐるほどの蝶の羽風にさえほころびるように、ふたりの友情はやがてうちとけてむつびあうようになった。

    私はまた唱歌が大好きだった。これも兄のいる時には歌うことを許されなかったのでその留守のまをぬすんでは、ことに晴れた夜など澄みわたる月の面をじっと見つめながら静な静な歌をうたうといつか涙が瞼にたまって月からちかちかと後光がさしはじめる。

    0
    2021年09月12日

    Posted by ブクログ

    子供の頃の思い出を子供そのままの瑞々しい感性で綴った私小説。病弱な幼少時代の前編と就学後の後編からなるが、いずれも人見知りで感受性豊かな筆者の体験は何処か懐かしい。毎年読み返すたびに「すべてのものはみな若く楽しくいきいきとして、憎むべきものはひとつもない。」そんな風景が当たり前であった過去を思い出し、大人になって失ったものの大きさを振り返る。

    0
    2021年08月28日

    Posted by ブクログ

    2020.7.22
    体が弱いことからこの時代にしては甘やかされて(実際にしょっちゅうお菓子やらおもちゃやらを買ってもらえているのでそれなりにお金がある家と思われる)育ったのに、そんなに傲慢にならず感受性豊かに育った主人公の話。
    前半は子どものころ面倒を見てくれた伯母とのやりとりがほとんどだが、文体が流麗で景色がありありと浮かぶ。現代語訳ではないけれど昔すぎないのでよく読めば意味は十分わかる。当時の流行り物やかけあいもおもしろく笑ってしまうところも多々あり、原文だからこそ伝わるものもあると思った。
    日清戦争あたりの描写や「兄」に代表される、画一的でダイバーシティを良しとしない、「戦時下の日本」のような日常にたいして、男なのに星を見たりきれいな貝を拾ったり仏教的な慈しみに関心を示してしまう主人公。生まれた時代が遅すぎたか(平安時代だったら良かったのに)、または早すぎたか(2015年以降なら良かったのに)と思った。
    とくに「あらすじ」はないけれど、読むとはまってしまいほろりとする、不思議な作品だった。

    0
    2020年07月22日

    Posted by ブクログ

    かつて灘中学校で、国語の時間をこれ一冊で三年間学んだという伝説の小説を読んだ。結論から言うと、なぜこの小説が?という気持ちが拭えない。
    漱石がほめる気持ちも分からない。
    作者は30歳代になって、「銀の匙」を発見して
    それがきっかけに幼少時代を振り返ることになるのだが。
    この時代の小説って、結末はあまり重要視されていなかったのだろうか。
    結末部分はかなり端折るような感じで処理されているように思えた。
    いまの自分が、それでどうなんだというところが書けていない。
    と、えらそうに(笑)

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    なんかほっこりする話でひきこまれていった。
    文体にはなかなか慣れなかった。
    伯母さんと私のやりとり良かった。愛されていることを感じられた。
    「五つぐらいまで殆ど土のうえに降りたことがないぐらいで……」甘やかされ愛されていた。

    0
    2026年07月01日

銀の匙 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    銀の匙
  • タイトルID
    :
    172620
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年04月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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