作品一覧

ユーザーレビュー

  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    主人公の生みの母親の境遇が自分とかさなり、ぐっと物語りに入り込んでしまいました。私の息子も主人公のような思いをしてたのかなと思い、涙が止まりませんでした。とても繊細で暖かい物語りでした。

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    2025年12月13日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    9冊目。
    繊細で不器用な主人公の心情が丁寧に描かれていて、読んでいて何度も胸が痛くなり、思わず泣いてしまった。
    人の温かさや拓実の成長にもまた涙。
    読み終えたあとはとても清々しく、読んでよかったと心から思える一冊だった。

    ヴァイオリンの場面では曲を流しながら読み、この本がなければ出会わなかった音楽の良さに気づいて、自分の世界が少し広がった気がした。読書のすごさを再確認できた。
    拓実のその後をもっと追いかけたいので、続編を強く希望。映像化もぜひ見てみたい。

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    2025年12月04日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    【作中に登場するバイオリン曲】
    タイスの瞑想曲
    ブラームス 子守唄
    ブラームス 雨の歌
    くるみ割り人形よりトレパーク
    ラフマニノフ ヴォカリース
    クロイツェル練習曲集 第一番
    きらきら星変奏曲
    バッハ無伴奏パルティータ第三番全曲

    アマチュアバイオリン弾きとしてはバイオリン曲がたくさん出てくるだけで嬉しいです。
    拓実君、ずっとバイオリン続けて欲しい。

    登場人物みんないい人達で、それぞれがそれぞれの形で主人公のことを考え、見守っていました。

    心が温かくなるお話でした。

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    2025年11月25日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    感動しました。この作品で養育里親のことを知りました。主人公時本拓実が里親岸根央太郎との関係、バイオリン製作者としてのバイオリンとの関係性が実に見事に表現されていました。実母の元に帰ることへの不安やバイオリンの演奏に対する考え方などすばらしいことだらけでした。央太郎の父から教わるバイオリンの演奏場面は感動ものでした。ラストの演奏会に対する拓実の試練はもう胸がいっぱいになってしまいました。あなたも読んで震えて下さい。感動して下さい。

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    2025年10月29日
  • クリームイエローの海と春キャベツのある家

    Posted by ブクログ

    穏やかな内容の本を読めるということは、自分の心の状態が穏やかだということ。
    自分の苦手分野を主題とした内容の本を読めるということは、苦手を克服したいという願望が芽生えてきているということ。
    今、このタイミングでこの本に出会えてよかった。

    主人公は、商社の激務で身体を壊して退職し、家事代行サービスで働き始めた津麦(つむぎ)。
    幼い頃から、毎日取り憑かれたように家事にのめり込む母親に手厳しく教育されてきた影響で、一通りの家事はこなすことができるようになっていた。
    彼女が新しく受け持つことになった織野家には、シングルファーザーと、五人の子どもたちがいた。
    部屋の床一面は家族全員分の洋服で埋め尽くさ

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    2025年10月10日

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