作品一覧

ユーザーレビュー

  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    切ないけど温かい……。読んで良かったです。
    これは子どもの立場でも、親の立場でも泣いてしまう。

    養育里親家族との別れに向き合う日々を描いた作品。里親制度を物語の軸に家族を描きながら、里父が弦楽器職人ということで音楽小説のような側面も感じました。

    養子縁組とは異なり、寄託期間が設けられ、実の親の元に戻されることが前提の「養育里親」という制度。驚いたのは、実の親との暮らしが始まれば、里親と会うことはほぼ許可されないという厳しい現実。(許可されるケースもあり)
    子どもの立場になってみると、自分では選べない従うしかない大きな環境の変化に無力さを感じるし、歯噛みしたくなる。

    理由あって子供を手放し

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    2026年02月17日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    涙が込み上げてくる本に久しぶりに出会えた。
    里子の拓実が抑え込んでいる気持ち、里親の父母が想う気持ち、実の母親の気持ち。前半はそれぞれが強く相手を思うからこそのすれ違いがとても苦しく切ない場面が多かった。自分に選択肢がないことや、諦めの中に常にいた拓実だったけど、好きなことをもっと好きだと言っていいと気づかせてくれた友人との出会いや、適度な距離感で見守る祖父との関係ができて少しずつ変化していく過程がとても良かった。
    淋しさの中に優しさと愛が溢れている。

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    2026年02月08日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    主人公の生みの母親の境遇が自分とかさなり、ぐっと物語りに入り込んでしまいました。私の息子も主人公のような思いをしてたのかなと思い、涙が止まりませんでした。とても繊細で暖かい物語りでした。

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    2025年12月13日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    9冊目。
    繊細で不器用な主人公の心情が丁寧に描かれていて、読んでいて何度も胸が痛くなり、思わず泣いてしまった。
    人の温かさや拓実の成長にもまた涙。
    読み終えたあとはとても清々しく、読んでよかったと心から思える一冊だった。

    ヴァイオリンの場面では曲を流しながら読み、この本がなければ出会わなかった音楽の良さに気づいて、自分の世界が少し広がった気がした。読書のすごさを再確認できた。
    拓実のその後をもっと追いかけたいので、続編を強く希望。映像化もぜひ見てみたい。

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    2025年12月04日
  • パルティータを鳴らすまで

    Posted by ブクログ

    【作中に登場するバイオリン曲】
    タイスの瞑想曲
    ブラームス 子守唄
    ブラームス 雨の歌
    くるみ割り人形よりトレパーク
    ラフマニノフ ヴォカリース
    クロイツェル練習曲集 第一番
    きらきら星変奏曲
    バッハ無伴奏パルティータ第三番全曲

    アマチュアバイオリン弾きとしてはバイオリン曲がたくさん出てくるだけで嬉しいです。
    拓実君、ずっとバイオリン続けて欲しい。

    登場人物みんないい人達で、それぞれがそれぞれの形で主人公のことを考え、見守っていました。

    心が温かくなるお話でした。

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    2025年11月25日

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