久生十蘭の一覧

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作品一覧

2023/03/14更新

あなたも私も
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奥の海
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犂氏の友情
無料あり
キャラコさん
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黒い手帳
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西林図
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藤九郎の島
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野萩
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肌色の月
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ユーザーレビュー

  • 魔都
    体言止めや四字熟語による独特な文章のリズム感がまず印象に残る。読みやすいとは思えないが、講談師の噺を聞いているような気分になってきて、癖になりそうではある。
    文集は濃く、やたらと多い登場人物は残らず胡散臭く、次から次へと事件がおこり、新事実が後出しされ、筆者自らネタバレする。
    連載物で読者を飽きさせ...続きを読む
  • 墓地展望亭・ハムレット 他六篇
     1937(昭和12)年-1956(昭和31)年に発表された作品を収めた短編小説集。
     初めて読む久生十蘭作品で、私はこの作家を探偵小説の作者と思い込んでいてのだが、本書を読み始めてびっくりした。最初の3つの短編「骨仏」(1948)「生霊」(1941)「雲の小径」(1956)は、驚くべき純粋芸術とし...続きを読む
  • 十蘭錬金術
    まちがいなく洋装ではなく和装の言葉。背筋をただして纏う着物のような。壮大な史実や有名な事件を背景に、そこにいた一介の人間の事情を描く。ノンフィクションからフィクションを編み出し卑金から金へ。まさに錬金術。渡仏した十蘭の目に映るフランスも味わえた。

    「爆風」には、月齢と月相で敵の爆撃機の入来時期に検...続きを読む
  • 魔都
    津原奏水『玻璃玉の耳輪』のようなミステリ仕立ての冒険小説
    のようなが逆でこちらが先だろうけれど
    ミステリとしても警察ものとしても中途半端だが
    昭和9年の時代ものとして充分な筆力
    登場人物たちにも十二分の説得力があり良い意味で辟易させてくれる佳品
  • 魔都
    探偵小説であり、幻想小説であり、怪奇小説であり、冒険小説であり…ミステリでもある。

    ルポタージュ風の語り口が独特。物語と世界観の妙を引き立てている。毎度、章のはじめに前回の説明があるのだが、作者の言い訳がましい解説やら補足は微笑ましい。

    不可思議な謎はどこへ行く?事件の謎は、大きな拡がりをみせて...続きを読む

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