久生十蘭の作品一覧

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作品一覧

2023/06/13更新

西林図
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藤九郎の島
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野萩
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肌色の月
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黄泉から
無料あり

ユーザーレビュー

  • 久生十蘭短篇選
    初めて読む作家。
    何かで紹介されていて興味を持ったか、購入して積読になっていた。
    買っておいて良かったと思う。美文である。
    初出はほとんどが終戦から5〜6年のもの。
    まだ戦争の傷が癒えない時期で、戦争がらみの物語も多い。死が身近である。
    悲劇的な話多く、伝奇的な要素もあるが、おどろおどろしさは感じら...続きを読む
  • 魔都
    体言止めや四字熟語による独特な文章のリズム感がまず印象に残る。読みやすいとは思えないが、講談師の噺を聞いているような気分になってきて、癖になりそう。
    文集は濃く、やたらと多い登場人物は残らず胡散臭く、次から次へと事件がおこり、新事実が後出しされ、筆者自らネタバレする。
    連載物で読者を飽きさせないよう...続きを読む
  • 墓地展望亭・ハムレット 他六篇
     1937(昭和12)年-1956(昭和31)年に発表された作品を収めた短編小説集。
     初めて読む久生十蘭作品で、私はこの作家を探偵小説の作者と思い込んでいてのだが、本書を読み始めてびっくりした。最初の3つの短編「骨仏」(1948)「生霊」(1941)「雲の小径」(1956)は、驚くべき純粋芸術とし...続きを読む
  • 十蘭錬金術
    まちがいなく洋装ではなく和装の言葉。背筋をただして纏う着物のような。壮大な史実や有名な事件を背景に、そこにいた一介の人間の事情を描く。ノンフィクションからフィクションを編み出し卑金から金へ。まさに錬金術。渡仏した十蘭の目に映るフランスも味わえた。

    「爆風」には、月齢と月相で敵の爆撃機の入来時期に検...続きを読む
  • 魔都
    津原奏水『玻璃玉の耳輪』のようなミステリ仕立ての冒険小説
    のようなが逆でこちらが先だろうけれど
    ミステリとしても警察ものとしても中途半端だが
    昭和9年の時代ものとして充分な筆力
    登場人物たちにも十二分の説得力があり良い意味で辟易させてくれる佳品

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