あらすじ
男は父の命令でイギリスに留学し、巴里に移ったところで陸軍士官と決闘する羽目になる。撃たれた顔は異様な有様となった。帰国後、湯治に訪れた箱根で出会った少女に一目惚れするが、その思いを隠して結婚したために、二人の気持ちはすれ違ったまま。ついには――。(「湖畔」)多彩なジャンルに縦横無尽の活躍を見せた作家の、奇想天外なミステリ作品集が登場!
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Posted by ブクログ
芥川龍之介、谷崎潤一郎に引き続き、初読みの久生十蘭でした。
人間の醜悪で触れたら恐ろしい部分が沢山書かれていたけど、この人間心理って底が無さそうに思われる。
「湖畔」「ハムレット」の読み比べも出来て充分に楽しめた。
読後の後味の悪さは前作に引き続きで、このシリーズもっと続いて欲しいと思ってる。