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Posted by ブクログ 2021年11月01日
1937(昭和12)年-1956(昭和31)年に発表された作品を収めた短編小説集。
初めて読む久生十蘭作品で、私はこの作家を探偵小説の作者と思い込んでいてのだが、本書を読み始めてびっくりした。最初の3つの短編「骨仏」(1948)「生霊」(1941)「雲の小径」(1956)は、驚くべき純粋芸術とし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月20日
日影丈吉とともに引っかかった作家。
凄い好き。
冒頭から、どんなふうに展開して落ちが付くのだろうと様々な想像を膨らませて読むのだが、そうくるか、と仰天するばかり。
『墓地展望亭』は、ものすごいファンタジーめいたラブ・ストーリーで、読み始めると止まらない面白さがある。
『ハムレット』に出てくる女性たち...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月11日
1930年代から最晩年までの作品から選び出された8編。
改稿を繰り返し、彫琢を重ねたという名品揃い。
物語が面白いだけでなく、文章そのものが美しくて、
鳥肌や眩暈を催した。
故・中井英夫が終生、師と仰ぎ続けたという話にも頷ける。
以下、特に感銘を受けた作品について。
■「雲の小径」
飛行機での...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月29日
作者の持つ世界が、広がっているようにも、一定の規則の下に従ってとんとんと置かれているようにも感じられる。短篇選では多種多様な語りぶりに心服したものだけれど、こちらは、あくまで個人の感想であるが、宙空に置かれた作者の視座のようなものが見えてしまう気がする。まあ、作者は表現に表現を重ね、読者を煙に巻くの...続きを読む
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