芭蕉 「かるみ」の境地へ

芭蕉 「かるみ」の境地へ

990円 (税込)

4pt

3.5

古典文学の名作に数えられている『おくのほそ道』だが、芭蕉にとって紀行文を書くことは趣味であり、修練の一つであったにすぎない。芭蕉は、「俗」を対象とする俳諧を、和歌や連歌と同等の文学に高めることに苦心したが、生前それが叶うことはなかった。本書は俳諧師の名乗りをあげた『貝おほひ』以降の作品を丹念に読みながらその足跡を追い、「俳聖」としてではなく、江戸を生きた一人の人間としての実像を描く。

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芭蕉 「かるみ」の境地へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    松尾芭蕉の生涯をたどり、その実像にせまっている本です。

    芭蕉は「俳聖」と呼ばれ、「歌の聖」と称された柿本人麿に比される存在として神秘化されてきました。とくに彼の前半生については史料が乏しいことも、その実像が知られないままになった理由でもあります。著者は、『芭蕉―転生の軌跡』(1996年、若草書房)

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    古典文学の名作に数えられている『おくのほそ道』だが、芭蕉にとって紀行文を書くことは趣味であり、修練の一つであったにすぎない。
    芭蕉は、「俗」を対象とする俳諧を、和歌や連歌と同等の文学に高めることに苦心したが、生前それが叶うことはなかった。
    本書は俳諧師の名乗りをあげた『貝おほひ』以降の

    0
    2011年04月06日

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