パシヨン

パシヨン

小説・文芸
1,999円 (税込)

9pt

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受難(パシヨン)を越えて、求めよ、自由を――。『熱源』で直木賞を受賞した著者による、新たな到達点! 禁教下における“最後の日本人司祭”となった小西マンショの人生を軸に、異文化同士の出会いと摩擦、争いの中での“希望”を描いた圧巻の歴史小説。キリシタン大名・小西行長の孫で、対馬藩主・宗義智の子として生まれた彦七(のちの小西マンショ)の運命は、関ヶ原の戦さによって大きく変わった。離縁された母・マリヤとともに彦七は長崎へ。キリシタンへの迫害から逃れてきた、小西家の遺臣らの世話になりながら成長していく彦七だったが、彼には小西家再興の重圧がのしかかっていく。キリスト教が禁じられ、信徒たちの不安が高まるなか、彦七はある重大な決断を下すのだが……。“受難の時代”を生きる者たちの魂の叫びが刻まれた、著者渾身の長編小説。 〈目次〉●序章 主の孫 ●第一章 天国の門 ●第二章 出日本 ●第三章 求めよ ●第四章 走る群雲 ●第五章 受難(パシヨン) ●終章 世の終わりまで

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    パシヨン
  • タイトルID
    :
    1380834
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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パシヨン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    教科書では記されてない詳細なキリスト教弾圧の史実をもとに作られた物語
    とても面白く…近代まで続く日本人の本質みたいなものを感じました。
    この切り口で語られる島原の乱は、初めて。
    時代背景やそれぞれの登場人物の思惑が立体的に絡み合う。
    なのに文章はまとまりがありスッキリとしていて読みやすかった。最高でした。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    戦国末期から江戸初期にかけての日本を舞台に、信仰と権力、そして個人の尊厳が真正面からぶつかり合う物語だった。序章から、当時の宗教状況の厳しさや、価値観が揺らぐ時代の空気が濃密に描かれていて、読み始めた時点でかなり重い話なのかな? と勘繰ったものの、思ったよりも読み口は軽い。
    信仰に生きることを最初から選び取っているわけではない彦七が、状況に流されながらも“自分の意志”をつかもうとする過程がとても良い。派手なヒーロー像ではなく、迷いながら、それでも真摯にあろうとする姿が印象に残った。周囲の人物たちも一面的ではなく、最初は苦手に感じた人物が別の角度から見えてくる瞬間があり、読んでいて視点が更新される。
    また、幕府側の人物である政重の描き方も容赦なく鋭い。苛烈で冷たく見える一方で、"体制の論理"としての公平さや、背負っている矛盾も描かれていて、単純な勧善懲悪に回収されない苦さがある。誰かが何かを守ろうとすればするほど、別の何かを切り落とさざるを得ない。その積み重ねが読んでいて非常につらいものがあった。
    終盤に向けては、歴史の大きな流れのなかで、個人の祈りや決断がどれほど脆く、同時にどれほど尊いかを突きつけられる。救いの形がひとつではないこと、そして“赦し”が持つ意味を、簡単にきれいごとにせずに描き切っているのが心に残った。
    重くてつらい場面も多いのに、不思議と読み終えたあとには、余韻として静かな熱が残る。歴史小説としての面白さと、人間の信念の物語としての痛切さが両立していて、かなり満足度が高かった。

    0
    2026年03月19日

    Posted by ブクログ

    「パシヨン」(川越宗一)を読んだ。

    こんなにも胸が苦しくて目を閉じてしまいたいほどに悲しいのにページを繰る手が止まらない。
    そうして最後にじんわりとした暖かさが身体の中に灯るのだよ。

    これはね、もう、誰も彼も読みなよ!

    「熱源」よりもさらに熱い力作だった。

    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    小西マンショの生涯をたどりながら、天草の乱をはじめとする、キリシタンの弾圧を描いている。キリシタン側、幕府側からの正義を描いており、どちらにも感情移入してしまい揺さぶられてしまった。平和とは、権力とは、信仰とは、自由とは、多様性とは、様々な場面で考えさせられる。
    登場人物も魅力的で、主人公の飄々とした感じや、友人の岐部渇水の豪楽な人物像もかっこよく、幕府側の井上政重が残忍(に見える)なキリシタン奉行になるまでの心の動きの描写もよかった。
    悪魔をてんぐ、愛をごたいせつ、といった和訳のルビやクレドの和訳なども心地よく、当時のキリシタンの信仰風景もしっかり考証されている印象を持った。

    0
    2025年04月07日

    Posted by ブクログ

    政治と信教、自分も以前からずっともやもやしていたことを真っ向から描ききって下さり感謝しています。二人の主人公の問答は令和の名場面として、大河ドラマなどで後世に伝えたいです。

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    小西マンショの半生を描いた歴史小説。
    史実に基づいたネタをここ迄ドラマチックに書ける川越さんはやっぱり凄いです。昭和の大作家,吉村昭先生を彷彿させる1人ではないでしょうか。
    読み応えのある1冊でした!

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    天正遣欧少年使節の深堀りを忘れていたことを思い出させてくれた。小西マンショについては深堀れなさそう…?

    0
    2023年11月10日

    Posted by ブクログ

    小西行長の孫、彦七と、徳川家家臣、井上政重。立場が異なるこの二人が何処で出逢うのか…歴史上、日が当たらぬ人を生き生きと描く筆力は秀逸。彦七の『赦す』のひと言が尊く響いた。

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    すごいね

    王道、オーソドックスな内容と思うが、
    読み応えあり

    終わったあと、
    人の一生とは!?

    と考えてしまう

    最初の頃の青春時代を思い出すと
    泣けてきちゃうよ

    なんか歴史小説に甘いんですけど、
    オススメ★5作品入りです

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    大絶賛します。こんな素晴らしい小説が読めて幸せ。

    川越宗一さんの時代小説は、史実を基礎にしながらも大胆な解釈をほどこし、今を生きる私のこころにググッと突き刺さってくる。

    0
    2023年07月02日

パシヨン の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    パシヨン
  • タイトルID
    :
    1380834
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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