海神の子

海神の子

1,001円 (税込)

5pt

4.3

明の海賊と日本人の間に生まれた少年は海へ――。
「国性爺合戦(こくせいやかっせん)」のモデル・鄭成功を描く
闘いと冒険の物語。

鎖国時代の平戸。孤独な少年・福松を迎えに来た母は、
台湾を根城にする大海賊の頭だった――
明に渡った福松はやがて鄭成功となり、清と闘う道を選ぶ。
日本と中国の血を持つ男が台湾の民族的英雄に、
後に「国性爺合戦」主人公として江戸の人々を熱狂させる。
生きる場所を求め闘う魂を描く大スペクタクル長編!

解説=仲野徹

※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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海神の子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1人の青年が海賊になり、更には民族的英雄になるまでの大スペクタクル。

    国や立場によって個々の名前が変わるため覚えるのが大変だがとても面白い。

    同じ学校で学んだ友達が違う道を選ぶように、同じ釜の飯を食った仲間と道を違えば殺し合うことになる時代に、自分の選んだ道を直向きに貫き通す情熱に感服した。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    あっぱれ、国姓爺!海風に乗っている心地を何度も味合わせてもらいました。
    "アジアの大海賊時代"、国家交替期の空気感、中華の地の果てしない大きさ、国家というものの矮小さと遠大さ、ままならない世の中や人生、人間社会の歪み、そうした中でも寄り添い合い生きる者たちの温かさ、時代のうねり。

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    川越宗一『海神の子』文春文庫。

    以前読んだ『熱源』が非常に面白かったので期待は大きい。

    本作も『熱源』のような熱量を感じる歴史小説であったが、面白さという点では『熱源』の方が一枚上であった。

    本作は、後に台湾の英雄となり、江戸の人々を熱狂させた舞台『国姓爺合戦』の主人公のモデルとなった鄭成功の

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    歌舞伎の題目に「国性爺合戦」というのがある、ということは聞いたことがあるけど、観たことはないので、どんな話かは知らない。しかし、鄭成功の一生を題材にしたものだったら、かなり壮大な作品なんだろう。でも、この小説の通りの生涯だとしたら、2時間くらいの舞台では収まらない、と思う。

    0
    2024年06月15日

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