見果てぬ王道

見果てぬ王道

2,000円 (税込)

10pt

孫文を支え続けた日本人実業家の、スケール感溢れる一代記

映画事業で大成功をおさめ、その資金で革命家・孫文を支援し続けた梅屋庄吉。その情熱と葛藤、国境を越えた友情を直木賞作家が描く。

長崎の貿易商・梅屋商店の跡継ぎとして育った庄吉は、香港で写真館を経営する。そこで出会ったのが、清朝を打倒し、西洋の武力支配からの自立を目指す若き孫文だった。西洋列強による東洋の侵略に理不尽を感じていた庄吉は、孫文の情熱を知り、革命を支援することを約束する。庄吉はやがて、日活の前身となるMパテー商会を創立。黎明期の映画事業は大成功を収め、その資金で革命を支援し続ける。

実業家・梅屋庄吉の熱き生涯!

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見果てぬ王道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白い作品でした。
    孫文のパトロンとして知られる梅屋庄吉の一代記です。時代背景等も綿密に調査されて書かれており、学び多き小説でした。この時代の日本も中国も国作りの黎明期、創成期にあたり、個人が大きな事をし得た時期であったので、男子であれば大変ではあるものの面白い時代だったろうなと羨ましく感じま

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    どう切り取っても思想、政治がが含まれてくる難しいテーマの中で、孫文を陰に日向に支え続けた日本人から語るというのは絶妙な距離感だし、もうそれだけでドラマ生まれてるすな。

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    孫文を金銭的に支えた梅屋庄吉の一代記。孫文関係でなんとなく知っていたがこんなに面白い人物だったとは驚いた。特に孫文と出会うまでの破天荒ぶりに呆れるとともに、養父母の深い愛と理解にも感服。
    裏話的な歴史も楽しめた。日活の創始者だった事も知らなかったが、南極探検に出資するなどいろんなエピソード満載の人生

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ

    史実を元にしたフィクション。孫文が日本にゆかり深かった事は知ってはいましたが、ここまでとは恥ずかしながら認識なかったです。また日本人の個人が孫文をこんなにも支えていたんだという事、フィリピンの独立運動にも関係していた事、これまた驚き&新鮮でした。見方や立場を変えた書籍を色々読んで見たくなりま

    0
    2023年06月09日

    Posted by ブクログ

    66兵庫に縁の深い孫文の解放の戦いとあまりにも人間臭い生身の姿を最大の支援者である梅屋庄吉を通して初めて知った。革命とは武力と権力闘争にあらず。市民を中心にしなければ何も成就しないということを歴史が教えている。彼の国はあと何百年経てば変わるのかな。

    0
    2023年05月18日

    Posted by ブクログ

    中国革命の父として知られる孫文を経済的に支援した日本人実業家・梅屋庄吉の破天荒な生涯を描いた歴史大作。と言っても史実を重視した作品ではなく、庄吉の人間的な魅力にあふれており、読んでいてとても楽しかった。日本の映画産業発祥にも深く関わっていたことも知り、とても興味深かった。
    にしてもこの人、運がいいん

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    国父と呼ばれる孫文、こんなになんというか正直パッとしない、始まる前からオワコン感の強い人物だったのか、、、(フィクション部分あるとはいえ)と結構ふふっとしながら読みました。

    同作者の『熱源』、また小川哲さんの『地図と拳』あたりを読んで、高校世界史の図説タペストリーを読み読み中国の近代革命については

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    中華革命の象徴的存在、孫文を主に金銭面で生涯支え続けた梅屋庄吉と、その家族の物語、と言うと、小難しい革命の話かなと思ったら、ほぼほぼ庄吉の商売繁盛記だった。それはそれでおもしろいんだけど、商売が何度かの失敗を経てだけど、結構サクサク大金持ちになったり、そもそも孫文にそこまで入れ込んだ理由がわからなく

    0
    2023年09月03日

    Posted by ブクログ

    『熱源』は良かったのですが、どうも川越さんとは相性は良くないようです。
    孫文を支えた日本人が主人公の話と聞き手にしました。孫文という名前は良く聞くけど現実にどんな人だったのかに興味があったのですが、途中からは走り読みになってしまいました。
    どうも主人公の梅谷庄吉に魅力がないのです。日活の前身を立ち上

    0
    2023年06月08日

    Posted by ブクログ

    歴史を知る小説としては面白かった。梅屋庄吉が孫文の革命への情熱に感化され金銭面で支援するのだがあまりに無頓着で無鉄砲。トクさんや登米さんらの日陰の苦労と比べてしまい庄吉が劣って見えた。

    0
    2023年02月02日

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