光の領分

光の領分

1,353円 (税込)

6pt

4.3

夫との別居に始まり、離婚に至る若い女と稚い娘の1年間。寄りつかない夫、男との性の夢、娘の不調、出会い頭の情事。夫のいない若い女親のゆれ動き、融け出すような不安を、“短篇連作”という新しい創作上の方法を精妙に駆使し、第1回野間文芸新人賞を受賞した津島佑子の初期代表作。

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光の領分 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とにもかくにもひとつひとつの生活。死を捨て、子を必死に育てる四捨五入の生活。必死になってやりくりするシングルマザーの私で、死が脳裏にやってくることは滅多にないけれど。たとえば人身事故。たとえば子の夜泣き。ためいきのような出来事がふっと死をよぎらせるけれど、ぶんぶん。私ゃこの子を育てねばならぬのだずん

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    文体が懐かしい。
    はっきりした描写も、終わりがすっきりするわけでもない、それでもどこか読まずにいられない不思議な本です。母親として、女としての苦悩が丁寧に描写されています。随所に出てくる光の表現と心情の対比がとても美しく、ゆっくりと小説の中に引き込まれます。

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    ゼミで扱われる関係で読んだ小説。先生が、「心が元気なときに、そこそこ気合いを入れて読んだ方がいい」と言っていたので、かなり身構えて読んだのが、思ったよりすんなり読めた。
    こういう言い方をしていいのか分からないが、不穏な空気の流れる母子家庭の物語、というのが第一印象。読めば読むほどに、語り手である母を

    0
    2025年06月23日

    Posted by ブクログ


    生活能力の低い女が、未成熟な娘と孤独やストレスに耐えながら生活する中で、何となく光が見えてゆく過程に心が洗われる。
    全篇に透き通った雰囲気があり、読後もサッパリした良短編集。

    0
    2023年01月12日

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