母子草の記憶

母子草の記憶

1,870円 (税込)

9pt

3.2

ノンフィクション作家の草下彰は、自身をテーマに作品を書く決意をした。草下の両親は彼が小学生のときに殺害され、犯人はいまだ不明だった。唯一の手がかりは犯行前に草下を訪ねてきた謎の男だったのだ。草下は男の足取りを辿るのだったが……。深く切ない母親の愛情を描く長篇ミステリー。

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母子草の記憶 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月28日

    中学生の時に両親が殺害されるという体験をした草下彰は、自分の過去を小説にしようと事件を含めて過去を探る取材を始める。物語の進展速度が上がってくるのは、2/3ページ程を読み進んだ頃からか。両親の秘密、母親が子供を想う愛情の深さ、無戸籍者の暮らしの辛さ、幼馴染の友情絡みの関係等など、複雑な要素が絡みなが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    ノンフィクション作家の草下彰は、中学のときに両親を殺害され、未だ容疑者の特定すらされていなかった。
    ある日、男の死体を見つけ…
    その男が、15年前両親が殺害される前に家に来たことがあり、5年前のノンフィクション大賞の受賞パーティーでも声を掛けられていたことを思いだす。
    そして、亡くなる前にも草下のマ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月10日

    2.5
    親の残した世田谷の土地を売却したお金はどこに消えたのか?それさえあれば高校くらいは行けたのではないか?親戚がねこばばしてしまったのか?

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    面白かったが、主人公が謎を探っていくと、次々にわかっていき、最後生みの母親にまで突き当たる。う〜ん、あまりに都合のいい展開。昔の小説?と思ったら、最近書かれた小説で、個人情報がうるさい現代でこんなことはないだろうなと思う場面が多々あった。

    主人公が訪ねたことで実の母と、一緒に住んでいた青年が変わっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月30日

    ノンフィクション作家・草下彰は、全国ノンフィクション大賞を受賞した5年前から、次の作品が書けず、悩んでいた。
    あの一作だけで終わってしまうのか。
    そんな不安を抱えていた時、同じノンフィクション作家で、大御所の松柴大三郎に「君自身に焦点を当ててみたらどうだ」とアドバイスされた。

    草下は、中学生の時に...続きを読む

    0

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