小説・文芸 - 幻冬舎一覧
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3.8君はもう懲戒免職だ――。突き付けられた最後通牒。それでも信念を貫けるか? 本部と所轄の狭間でもがく刑事を描く警察ミステリー 内藤剛志、絶賛! 「“今"の社会を色濃く反映させながら、地道に歩む人間を鮮やかに描いている」 東京の荒川の河川敷で高校生の水死体が見つかった。所轄の警視庁千住署が自殺と断定したが、遺族は納得していない。高校生は生前旅行を計画しており、遺体の首筋には引っかき傷があったという。両親が司法解剖を求めたものの千住署の刑事に断られ、恫喝までされていた。本部捜査一課の樋口は別働で調べ始める。しかし、我々の捜査にケチをつけるのかと千住署からは猛反発を受け、本部の理事官には「手を引け」と激しく叱責されてしまう。特別な才能はなく、プライドもないが、上司や部下、そして家族を尊重する――。等身大の男が主人公の人気シリーズ最新作。
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4.2「彼女は無理やりこの国に連れてこられただけなのだ」 この女性(拉致被害者)を連れて、日本に亡命するーー。 祖国に絶望した北朝鮮海軍の精鋭達。 45年前、島根の海岸で拉致された日本人女性。 彼らを乗せた潜水艦が辿る壮絶な運命とは? 「お父さん、お母さん……日本に帰りたいよっ」 北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月(ケ・ドンウォル)大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。しかも、拉致被害者の女性を連れて--。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すはずがない。特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦、そして……。息つく間もなく送り込まれる殲滅隊の攻撃をくぐり抜け、東月達は日本に辿り着けるか? 極限状況ゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。超弩級エンターテインメント!
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3.9東京都世田谷区の住宅街で投資ファンド会社を経営する中年男性が刺殺され、捜査一課の樋口顕も現場に急行した。警視庁が特捜本部を設置すると、東京地検特捜部の検事・灰谷卓也が現れる。灰谷は野党の衆議院議員・秋葉康一を政治資金規正法違反容疑で内偵中だった。秋葉は殺された男性と大学時代から親しかったらしく、殺害現場付近の防犯カメラには秋葉の秘書が映ってもいた。それらの事実だけを理由に灰谷は秘書の身柄を拘束。樋口は証拠不充分を主張するも、灰谷は独断で逮捕に踏み切ってしまう……。自己評価が低く、上司の顔色を窺い、部下を気遣い、家族も大切にする――等身大の刑事の生き様を照らし出す人気シリーズ、最新作。
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4.4累計46万部突破「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ、最高傑作! 警視庁上野署の若手署員がナイフを持った男に襲われ、品川では元警官が銃弾に倒れた。いずれも犯人は捕まっていない。一方、指定暴力団の印旛会も幹部の事故死や失踪が続き、混乱を極めていた。組織犯罪対策課の八神瑛子は傘下の千波組の関与を疑う。数ヶ月前から、ご法度の薬物密売に突然手を出し、荒稼ぎしているからだ。裏社会からも情報を得て、カネで飼い慣らした元刑事も使いながら、真相に近づいていく八神。だがそのとき、彼女自身が何者かに急襲され……。手段を選ばない捜査で数々の犯人を逮捕してきた八神も、ここで終わりなのか?
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3.7直木賞候補『スモールワールズ』で注目を集めた一穂ミチ。 期待の書き下ろしは、あらゆる世代に刺さりすぎる群像劇! 日々頑張るあなたが、きっとこの本の中にいます。 舞台はテレビ局。旬を過ぎたうえに社内不倫の“前科"で腫れ物扱いの四十代独身女性アナウンサー(「資料室の幽霊」)、娘とは冷戦状態、同期の早期退職に悩む五十代の報道デスク(「泥舟のモラトリアム」)、好きになった人がゲイで望みゼロなのに同居している二十代タイムキーパー(「嵐のランデブー」)、向上心ゼロ、非正規の現状にぬるく絶望している三十代AD(「眠れぬ夜のあなた」)……。それぞれの世代に、それぞれの悩みや壁がある。 つらかったら頑張らなくてもいい。でも、つらくったって頑張ってみてもいい。続いていく人生は、自分のものなのだから。世代も性別もバラバラな4人を驚愕の解像度で描く、連作短編集。
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4.3孤独な女子大生・千歳は、二十歳の誕生日に神社の鳥居を越え「千国」という異界に迷い込む。イケメン仙人の薬師・零に拾われ彼の弟子として働くが、「この安本丹!」と叱られる毎日。しかし、客を癒す薬膳料理を作るうちに、ここが自分の居場所に……。そんな中、夢で自分を探す家族の姿を見てしまう。ほっこり師弟コンビの異世界幻想譚、開幕!
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4.3国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。
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3.8これは日本で初めて起こったテロ事件なのか? 事件は現場ではなく会議室でも起きている!! 捜査と家庭に追われる刑事の奮闘を描く、シリーズ最新作!! 四谷にある大学の門近くで自動車の爆発事故が起こった。 死者と怪我人を出したこの爆発は、やがて「爆弾」が仕掛けられていたことが判明する。 警察はテロと断定し、警視庁刑事部捜査一課の樋口顕は情報収集に動き出すが、 上司である天童隆一管理官から「かつての部下、因幡が『テロを防ぎたい』という 電話をかけてきた」と打ち明けられる。 国際テロ組織に入った噂のある因幡からの電話は、今回のテロとの関連するのか? そんな最中、樋口の娘・照美が、バックパッカーで海外旅行に行きたいという。 公安も捜査に乗り出す中で、テロ捜査と家庭の間で奮闘する樋口は何を思うのか――。
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3.6『婿殿開眼』に始まる「算盤侍影御用」シリーズなどが絶好調の牧秀彦氏、新シリーズ始動! 時は江戸幕末、深川にある甘味屋・笑福堂では主の十兵衛が作る美味しい菓子と、妻のおはること遥香の笑顔が評判を呼んでいます。しかしこの二人、夫婦というのは世を忍ぶ姿。国許で主君の側室だった遥香と、その娘・智音を暗殺から救った十兵衛は、三人で江戸へと逃れてきたのです。身分違いな恋心を胸に秘め、二人を命がけで守り抜くことを誓った十兵衛の前に、穏やかな暮らしを打ち破る不審な侍が姿を現し……。すがすがしい人情譚とスリルあふれる剣戟をお楽しみください!
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4.2公立小学校教諭のひかりは、都内の赴任先で衝撃を受ける。立ち歩き、暴力、通じない日本語……。強くならなければ、子どもたちは守れない。 公立小学校の教師になって五年目のひかりは、都内の赴任先で出会った人々に衝撃を受けていた。日本語が話せないベトナム国籍のグエン・ティ・ロン、授業中に教室を出て行く今田真亜紅、不登校気味で給食だけ食べに来る佐内大河、クラス分けに抗議をしにくる児童の母親…。 ひかりの前任者は鬱で休職中。さらに同僚からは「この学校ではなにもしないことです。多くのことを見ないようにしてください」と釘をさされてしまう。 持ち前の負けん気に火がついたひかりは、前向きな性格と行動力で、ひとりひとりの児童に向き合おうとするが……。 虐待、貧困、性暴力――。過酷な環境で生き延びる子らに、悩みながら寄り添うひかりが最後に見た希望とは。
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3.6「綾羅木有紗のワトソン役を務めたこの一年は、俺にとっても楽しく忘れられない日々になったのだから」 天才美少女探偵&ヘタレ三十路男が難事件に挑む! 大人気シリーズ涙の最終巻 勤め先のスーパーをクビになり、地元・武蔵新庄で「なんでもタチバナ」をはじめた橘良太。最近は名探偵一家の主である綾羅木孝三郎の娘・有紗のお守役を仰せつかっている。しかしこの有紗が曲者で、幼いながら名探偵気取り。 実際、推理力は父親をしのぎ、数々の難事件を解決してきた。 そんなある日、依頼先に出かけた良太が密室殺人に遭遇してしまい……。 溝ノ口&南武線を舞台に凸凹コンビが大活躍! 王道のユーモアミステリー、堂々の完結
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4.2国籍?いじめ?血の繋がり?受験?将来?は?なんだそりゃ。 「生きる自由を謳歌せよ! 」 『ヴィオラ母さん』で規格外の母親の一代記を書いた著者が、母になり、海外を渡り歩きながら息子と暮らした日々を描くヤマザキマリ流子育て放浪記。 ●いじめっ子のところに押し掛ける●エリート学校こっちからお断り●一緒に遊ぶ。むしろ自分の方が遊ぶ●宿題で寝られないような学校はやめちまえ! …… 『ヴィオラ母さん』で規格外の母親の一代記を書いた著者が、母になり、海外を渡り歩きながら息子と暮らした日々を描くヤマザキマリ流子育て放浪記。 ムスコによる「ハハ物語」も収録 「息子にとってこの世で誰よりも理不尽でありながらも、お人好しなほど優しい人間である母ヤマザキマリ。そんな母のおかげで国境のない生き方を身につけられた私は、おかげさまでこれから先も、たったひとりきりになったとしても、世界の何処であろうと生きていけるだろう。」――山崎デルス(ムスコ)
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3.8極道の娘に生まれ、覚醒剤、暴力、セックスに明け暮れた十代。収監された鑑別所の窓から見た月はあまりに遠く、現実は少女に対し容赦なかった。出所後もさらなる薬と肉欲の快楽に身をまかせ、初めて愛した男との生活も破綻。過去と決別するため、彼女が自らに科した想像を絶する試練とは…。35年間の凄絶な半生を赤裸々に綴った問題の私小説。
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4.3誰もが避けては通れない、 愛する人の、 そして自分の「最期」について静かな答えをくれる、 各紙誌で絶賛された現役医師のデビュー作。 2018年6月21日のNHK「ラジオ深夜便」にて紹介され、話題沸騰中! 「生とは何か。死とは何か。答えの出ない問いへの灯りのような一冊」(書評家・吉田伸子さん) 「本書を読んで何よりも私は、救われた、と感じた」(書評家・藤田香織さん) 大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷”を命じられた37歳の水戸倫子。そこは、在宅で「最期」を迎える患者専門の訪問診療クリニックだった。命を助けるために医師になった倫子は、そこで様々な患者と出会い、治らない、死を待つだけの患者と向き合うことの無力感に苛まれる。けれども、いくつもの死と、その死に秘められた切なすぎる“謎”を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けすることも、大切な医療ではないかと気づいていく。そして、脳梗塞の後遺症で、もう意志の疎通がはかれない父の最期について考え、苦しみ、逡巡しながらも、大きな決断を下す。その「時」を、倫子と母親は、どう迎えるのか?
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4.2登美彦氏史上、これまでになく毛深く、波乱万丈。(登美彦氏談)「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。
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4.0見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、「痛み」の感覚をまったく持たない男、別れた妻を執拗に追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した 十四歳少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条――。神戸市内の閑静な住宅地で、これ以上ありえないほど凄惨な一家四人残虐殺害事件が起こった。凶器のハンマー他、Sサイズの帽子、LLサイズの靴痕跡など多くの遺留品があるにもかかわらず、捜査本部は具体的な犯人像を絞り込むことができなかった。そして八カ月後、精神障害児童施設に収容されている十四歳の少女が、あの事件の犯人は自分だと告白した、が……。
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4.5どこまでいっても、自分の人生は自分のものよ。謎に包まれた経歴と存在感で人気のYoutuberが、傷つきやすく自分を見失いがち&他人を簡単に傷つけて追い込みがちな現代人に、「ちゃんとここにある幸せ」を伝える一冊。 なぜか心が救われる! 謎の多すぎるYouTuberブリアナ・ギガンテ、待望の初書籍。 メイクやオシャレ。恋愛のこと。人間関係のこと。心のこと。――「素敵」も「悲しい」もたくさん経験してきた、波乱万丈なブリちゃんの言葉。 ・弱点だと思ってるポイントを活かしてメイクしたら、あなたは素敵になれる ・無意識のうちにあなたの内側が現れるのが、所作、姿勢、声 ・失敗しないとわからないんだから、失敗してよかったの ・明日会えなくなるかもしれないから、毎日ハグしよう ・「友達の作り方」なんてないと思うわ ・何も起こらないことの幸せを大切に ・自分にとって好ましいものだけを記憶に残す ・顔は内面を表している ・それっぽっちと思うようなことでも、伝えるのと伝えないのとでは全然違う ・強い人間になることが正解だなんて、偏った考え方よ ・自分を大事にすることが、大好きな彼を大切にすることになる ・わたくしをストレスから守れるのは、わたくししかおりません。 ・最高の出会いのために、たくさん下手こいていきましょう。 ・どこまでいっても、自分の人生は自分のものよ など 本当の母だと思っていた人が、そうではなかった。 祖父母の介護に追われる日々。 ゲイであることを認めてくれなかった父と、数年越しで和解するが、和解してすぐに父を亡くす。 引きこもりから、ポールダンサーになり、ユーチューバーに転身。 ――ブリアナの人生は、他人が見たら波乱万丈だが、本人はそれを特別だと思っていない。そして、たくさん傷ついてきた人生だから、穏やかで人に優しい。
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3.92021年12月、北村匠海主演で映画化決定! ! 9万部突破の話題作、早くも文庫化。 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。 明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。 世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。 それでも、振り返れば全てが、美しい。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
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-「幸せの分母を増やす」。プロサッカー選手になることを諦め、先生になった。その後、鳥羽は料理の世界へとギアを変えた。27歳で料理の世界へ。数多くの苦境や挫折を乗り越え、ミシュランを獲得するスターシェフへ登りつめた。最注目シェフ兼実業家による人生哲学。 なぜ、鳥羽の店は常に満席なのか?鳥羽は言う。「ぼくは(食の世界に)選ばれた人間だと思う。待遇があまり良くないと言われる食の世界を変えていきたい。食を通じて、愛を配り続けます。プロと一流の違いは愛の濃さだと思うんです。お客さんへの愛、クライアントへの愛、愛があれば、最高の想像力が生まれるし、プラス最高の技術で仕事をすれば、それが人に幸福をもたらす。もう、そこの差しかない」 1章 料理に出会う 2章 店をつくる 3章 センスを磨く 4章 会社をつくる 5章 厨房を去る 6章 シェフに至る道
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4.0心が豊かになる、考えが深まる、日本人がよくわかる。 万葉集研究の第一人者が挑戦、目から鱗の日本語練習帳 「言葉を鍛えるということは、心を磨くということと一体である」と著者は語ります。本書では『万葉集』に使われている、美しい「万葉ことば」を数多く紹介している、日本語練習帳です。日本語が持つ言葉の深みや、伝統にひたる楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。 【もくじ】 第一章 ずっと伝えていきたい美しいことば 紹介している言葉……「はつはな」「ちはやぶる」 ほか 第二章 ことばに表れる万葉びとの心もよう 紹介している言葉……「うつろひ」「うつしごころ」 ほか 第三章 ほんのり、わくわく、万葉ことばで遊ぶ 紹介している言葉……「さやけし」「たまきはる」 ほか 第四章 ことばから古の暮らしがありありと 紹介している言葉……「ひねもす」「はろはろに」 ほか 第五章 本来の意味を知り、ことばに親しむ 紹介している言葉……「うつらうつら」「いとふ」 ほか 第六章 ひと言に深い思いが隠されている 紹介している言葉……「みやび」「あしび」 ほか 第七章 「ことば比べ」で微妙な違いを楽しむ 紹介している言葉……「鳴神」「明星」 ほか 第八章 教養として知っておきたい万葉ことば 紹介している言葉……「たらちねの」「あらたまの」 ほか
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4.0人は、何歳からだって「動ける」。 継男、“まだ”75歳。――“弟分”に頼み込まれ、「オレオレ詐欺」の受け子に!? 海平、“もう”22歳。――寝坊で卒論を出しそこね、まさかの留年!? 老人と青年の荒川での出会いが、足踏みしていた自分たちと、周りの人たちの人生を少しずつ動かしていく。人生を優しく肯定してくれる、小野寺史宜ならではの、長編小説。 寝坊で卒論を出しそこね、留年が決定した22歳の海平。片見里の実家に報告に戻ると、ばあちゃんからこづかいとともに頼まれた。東京に出た同級生・中林継男を探してくれと。 一方、大学入学で片見里から上京して、一人で生きてきた荒川在住の75歳の継男。同郷の次郎から「オレオレ詐欺」の受け子の代役を頼まれ、老女の家を訪ねることに。 同じ片見里出身ということ以外接点がなかった継男と海平が荒川で出会った。継男はある〈ヤバい〉ことを海平に相談する。 当たり前に正しく生きることの大切さが、優しく染みる、長編小説。
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-映画監督、俳優、プロデューサー、歌手として世界で活躍するジャッキー・ウー。 夢を追い続け、実現し、それでも夢を追い続けている彼の生き様。 【目次】 第1章 自分を生きる ・自分のアイデンティティに悩んだ子ども時代 ・気持ちを譲り、最後に残ったのが自分の個性 ・「できるか、できないか」という方程式を捨てる ほか 第2章 人生における成功 ・映画製作の穴場だったフィリピン ・制作スタッフだったのに、突然主役に抜擢 ・イギリスを拠点にヨーロッパで勝負する ほか 第3章 平和への祈り ・フィリピンで経験した戦争の傷跡 ・実話をもとにした戦争映画を立て続けに制作 ・日本とフィリピンとでは俳優へのまなざしが違う ほか 第4章 人生を輝かせる ・夢はもっと自由であっていい ・人生は自転車をこぎ続けるようなもの ・まだ夢に達していない、だから、無我夢中 ほか
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4.0人を愛し人から愛されるには、何が必要なのか。 ゲイだとバレて単身上京、大学に通いながらゲイ風俗で働く。 個性豊かな仲間たちから学んだ、強かで温かな生き抜き方。 書き下ろし漫画、イラストを多数掲載! ツイッターフォロワー58万人越え! ! ゲイ風俗やゲイバーでの体験を描いたエッセイで注目を集め、今では小説や対談など様々な場所で大活躍中のもちぎさんが綴る、自分を大事にできる生き方とは──。 いつも人との競争にさらされる今の社会。 羨ましかったり、妬ましかったりするけれど、人と一緒に過ごしたい。 本当は自分も相手も認めたい。 生きづらさを抱えるわたしたちが、自分を曲げることなく幸せになる知恵が詰まっています。 【※本作品は過去別作品として同内容のものが配信されておりました。重複購入にご注意ください】
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3.6ムンクの言葉で新しい人生が目を覚ます。原田マハの名訳により待望の刊行。 懊悩と官能をつづった画家ムンクの『愛のぬけがら』。 生涯書き続けた創作ノートには、愛と死、人生がむきだしにしたためられていた。 旅先で見つけたこの一冊に震えが止まらなくなった大人気作家が、アートへの愛をこめて翻訳。 臆病なのに、取り返しのつかないことを繰り返してきた人生。道ならぬ恋の果て、相次ぐ家族の死・・・・・。 得体の知れない心の動きをエネルギーにした言葉たちは、読んだ人間の心を突き動かし、新しい人生を呼び込む。 「生きること」への恐怖と不安を、鮮烈な輝きに変化させるメッセージの数々。
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4.0誰が引き金を引いたのか? 「ゴッホの死」。アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ。 パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴(たかとおさえ)は、小さなオークション会社CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)に勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。 高額の絵画取引に携わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。 それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。 「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか? 」 「――殺されたんじゃないのか? ……あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」 ゴッホとゴーギャン。 生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、真実の物語。
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1.0「総理、緊急事態宣言を出すべきです」 未曽有のパンデミックを前に、この男はどう戦ったのか? 初めて明かされる前コロナ担当大臣、苦闘の全軌跡! 政治に何ができるのか。自分に何ができるのか−−。 緊急事態宣言に効果はあったのか?給付金の目的は? 人々の苦しみ。都知事との確執。専門家の分析。そして政界の動き。 あらゆる情報を集め、議論を交わし、時に激し、涙した男が語る578日間戦記。
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5.0脱毛症も隠さない。“荒れ地の魔女からハウルになる"動画で話題の美容クリエイター・GYUTAEが語る「メイクの力」。 ないものは描けばいい、メイクだから 美容系YouTuberであり、メイクアップアーティスト、インフルエンサーとして幅広く活躍するGYUTAE(ギュテ)の初書籍! 「どうして眉毛がないの?」 メイクを見て欲しいのに…YouTubeにはこんなコメントが多く寄せられました。 勇気を振り絞り、動画で自身の病気、いじめ、鬱の経験を告白した結果、同じ悩みを抱えた多くの人たちから大反響。どんな状況でも、自分を大切にする、そして“好きなもの"で輝く! 人と比べ、普通に飲み込まれがちな私たちに刺さる、GYUTAEとメイクの物語。
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3.0いつの時代も女の人生、いとめんどくさ。 諸行無常の更年期。花房観音、盛者必衰の理を知る。 とはいえ花の命はしぶといもので生理が終われど女が終わるわけじゃなし。 五十路直前、滅びるか滅びないかは己次第。 綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか? 子宮はパワースポットじゃありません、ただの臓器です。 下半身とは死ぬまでお付き合い。 子供子供言うな。ワシがいらんゆーたらいらんのじゃ! 下のグレイヘア問題。 男の自慢話をいつまで聞いてあげるべきか。 笑われる女にはもう笑えない。 死ぬまでにあと何回「する」のか。 私が巨大なおっぱいを好きになれた日。 母性って誰か見たことあんのか。 ------------ほか いくつになろうが女たるもの、問題色々、煩悩色々。
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4.1大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……すべてを手にしていたはずの男はなぜ“カネの沼”にハマり込んだのか? 創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。出所後の独白を加え文庫化!
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4.4ままならない日も、涙に舵はとらせない。 料理、家族、仕事、社交。笑顔と涙、頑固と寛容、面倒と小さな喜び――。 女の人生のやりくりを描く25篇のエッセイ。 一生懸命生きてるのは、みんな同じじゃないですか 家のことに手をかけているとき、どういきていったら良いか――どう生きてはいけないか――ということだけは、分かっている気がする。(本文より) 台所から、生き方を考える。 『わたしのごちそう365』で話題の著者最新刊! 〈目次〉 ・かまどの神様 自己紹介に代えて ・食いしん坊の心得 ・ゴム手袋に告ぐ ・こたこたなもん ・三月の蓑、八月の鯨 ・ルイさんの声 ・二四〇〇年の家事 ・不祝儀袋 ・桜の木、檸檬の木 ・手のひらの東京 ・同級生 ・新宿ケセラセラ ・終戦記念日のシュプレヒコール ・叱るという字、裁くという字 ・日記 ・ただ白いクロスを汚したくないだけ ・空飛ぶ手紙 ・結婚小景 ・ホテルニューオータニの朝 ・母の長い春休み ・体との約束 ・ブラック アンド ホワイト ・気働き ・木陰の贈り物 ・泣いてちゃごはんに遅れるよ
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3.7批判をされないということは、何もしていないということだ! あの時、私は何を考えていたか――? 1999年に東京都知事に就任して以来、3期プラスαの約14年間に実施した政策は枚挙にいとまがない。複式簿記・発生主義の会計制度の導入。都レンジャー(自然保護官)の立ち上げ。ディーゼル車排ガス規制。羽田空港再拡張事業。臨海副都心開発。不法移民対策・歌舞伎町浄化作戦。東京マラソンの実施。東京オリンピック招致運動……その足跡は、首長のやる気一つで住民の暮らしが一変することを証明した歩みでもあった。 ついに明かされる石原都政の舞台裏。 「比類なき権力」を預かる責任と苦悩。 脱官僚と変革に身を捧げた14年、魂の記録!
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3.9我が家こそ、沼でした! お金がない、推しのグッズは増える、孤独死は嫌だ! そんなわけでアラフォー女子がはじめた快適ルームシェアの日々。 一生を約束したくはないけれど、淋しいから誰かと暮らしたい、 推しのグッズは増える一方なので広い部屋に住みたい、 節約して将来への不安に備えたい…… 意見の一致したオタク女子4人がルームシェアをすることに! 本名すら知らなかった仲間との生活は、 オタクならではの出来事や会話が飛び交う毎日で、全然キラキラしてないけど、すごく楽しい。 そんな4人が同居に至るまでと、春夏秋冬の暮らしを綴った、ゆるっと日常エッセイ。 〈目次〉 第1章 私は如何にして心配するのを止めてオタクと暮らすことにしたのか 第2章 【メン募】同居人募集・当方オタク、完全ゆるふわ志向。 第3章 春夏秋冬ルームシェアリング! 第4章 ガチャも回すし人生も回す
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3.5オムツ替えて、荷物の再確認して、靴を履かせて…… 「なんで5分で出発できると思ってんの!?」 それ、私の言いたかったこと! と全国の妻、共感の嵐! SNSで話題沸騰。 一人では受け止めきれなかった夫が思わずシェアした、切れ味鋭く、愛情深い言葉たち。 「毎日の家事・子育てのなかで、妻が息するように吐き出すパンチラインをつぶやきます。」 そんなbioを掲げて始まったTwitterアカウント「妻のパンチライン」。 厳選したツイートに、妻による解説を書き下ろしました。 また、Twitterでも人気の「妻パン相談室」も掲載します。 「夫の最もかけがえのない仕事は、妻に寄り添い、妻の話を聞くこと」 「結婚はたとえるなら毎日が文化祭前日」 「ポンコツな夫は、ただ未熟なだけ」 「家事・育児に参加しない夫は、幽霊部員みたいなもん」 「"いる″と″コミット″は違うで」 「夫婦は最小であり、最強のチーム」 「完璧な妻ってね、特殊技能を持った天才なの」 伝え方ひとつで、あなたの夫婦関係も変わる!
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