百年の時効

百年の時効

小説・文芸
2,194円 (税込)

10pt

刑事たちの昭和は終わらない。
真犯人が見つかる、その日まで。

1974年に起きた一家惨殺事件。
未解決のまま50年――。
アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。

嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。
現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。
感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    百年の時効
  • タイトルID
    :
    1969116
  • 電子版発売日
    :
    2025年08月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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百年の時効 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
     令和。刑事藤村菜摘は28歳刑事。高齢男性が自宅で亡くなった現場に行く。彼は昭和40年代から天才的な相場市で鳴らした桜井信吾。保証人は、富岳銀行頭取の木原則夫。
    藤村は昭和49年に起こった。佃島一家4人殺傷事件の捜査を任される。この事件は時効が成立していない。後半に市販格の男が病に倒れ、公判が停止したからだ。

    昭和編、若い刑事湯浅は科学的な方法を使って、一家殺傷事件を解決しようとする。吉川澄一、吉川線の名付け親にもなった人物の著作を参考に、犯罪手口の分析方法を取ろうとしている。結局主犯格の九重は逮捕できたが、共犯者は分からなかった。

    【感想】
     時代が昭和・平成・令和とまたがる。時は戦時中の話から始まり、地域も満州・函館・東京・横須賀と広く、あらすじをまとめきれない。事件が起こったのは戦後函館。警察組織が作られる?前でほとんど資料がなかった。函館一家殺傷事件から始まり、児童養護施設経営者親子の行方不明、佃島一家殺傷事件、建設業の男性の放火殺人など、結構血生臭い内容になっている。犯人たちは、少数で組織だったわけでもないのに、なかなか尻尾をつかませない。そんな中で個性的な捜査員たちが、しぶとく、それこそ足で稼いで真相に近づこうとしている。その途中で定年退職し、亡くなってしまった人もいる。どの時代の捜査員も熱があって、犯人逮捕を諦めていない。
    話はこんがらがっているのに、ぐいぐい読み進めてしまう。各時代ごとの実際にあった大きな事件とも絡まっていて、まるで本当にあった事件を追ってるような気になってしまう。多分、この作品は後にも残る作品になるんだろう。読み終わった後、ミステリーの傑作を読んだなとしばらく放心状態になった。結末分かっていても、再読するつもり。

    0
    2026年09月22日

    購入済み

    一気読みをおすすめ!

    紙の本にすると550ページ近いということで、買うのをためらったが、いざ読み始めるとスイスイと読める。連休などのなるべく時間のある時に一気読みしてほしい。

    文章も特に難解な言葉を使わず、かといって軽くならず。人間関係が複雑なので、読みやすい文章はありがたい。

    昭和、平成、令和と受け継がれていく刑事達の執念…。

    鎌田・湯浅コンビがいい。
    令和の事件パートは鎌田刑事の訃報から始まるのだが、彼が存命の間に解決して欲しかったと思う。もし鎌田刑事が真相を知ったらどう感じただろうか。

    本書に出て来る社会的に大きな事件(オウム真理教、幼女連続殺害事件、三菱重工爆破事件、洞爺丸の事故など。昭和の事件については知らない人も多いだろう)や、身近な当時流行のカルチャーなども巧みに取り入れられているので、実在の事件のように思えてくる。

    是非ドラマ化してほしい。

    #アツい #感動する #深い

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    重厚な刑事小説!面白かった!!
    中身の面白さはもちろん、今の時代にこの事件が受け継がれた意味があったのが特に良かった。

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    昭和から3つの時代を跨いだ壮大な事件の捜査記録であり、その情報量の多さや歴史的背景など読み応えがある傑作です。
    凶悪な事件と個性的な刑事たちの捜査と推理、被害者の心理描写など惹きつけられる要素が多々あります。
    昭和から平成にかけての凶悪な事件などが背景に描かれており、昭和生まれとしてなかなか興味深い内容でした。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    とにかく分厚い。購入時は、読み切れるか不安だったが、読み始めたらあっという間。
    情報量は多いのに、淀みなく読み進められる文章に感動すら覚えた。
    文章だけでなく、内容もとにかく厚い。
    各章や各時代で主役(目線)の人物が代わるのに、物語は途切れることなく続いていく。

    個人的には、めずらしく、映像化を望む。
    ネトフリなどで、数話に分けて濃く描いていただきたい。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの小説。
    昔は小説の中の出来事はほぼ、自分が生まれる前の出来事で、ノンフィクションだと意識したことはなかった。でも、この小説を読んで、題材になる出来事が自分が生まれてから起こっていること、それが題材として活かせるくらい年数が経っていることに驚いた。 
    大好きな警察小説。
    泥臭い捜査も、残酷な描写も小説だからこそ。
    時代が行き来しても複雑になりすぎていないところが読みやすく、読んでる最中の違和感を後に丁寧に描写し、読後はすっきりとできた。

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    オーディブルで。長い。昭和から令和にかけての時代の変遷を描写しながらも事件を追う刑事達の執念を伝える大作である。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    説明っぽくならずにストーリーに引きずりこむ。
    こういう警察小説好き。
    本当に地味な作業の繰り返しで
    少しずつ少しずつ解き明かされていく。

    移りゆく時代を感じつつ
    最後は全ての伏線を鮮やかに回収。
    この文言どこで見たっけ‼︎と
    読みながらとったメモを見たり
    その箇所を見返したり忙しい。

    この本が高評価で嬉しい。
    みんなの感想を読むのも楽しい。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    一家殺人事件の犯人を、昭和、平成、令和と引き継ぎ執念で真実を追い求める話。色々な事件に繋がり、犯人を追うのに苦労しながらも絶対に諦めないで姿勢が本当にすごかった。かなりの読み応えで、すごい話を読んだぞ…と読んだだけの私もなぜか達成感。伏尾さん初読みでしたが、他の作品もぜひ読みたい!

    0
    2026年08月25日

    Posted by ブクログ

    昭和に起こった一家惨殺事件を昭和から平成、令和と世代を超えて刑事たちが捜査していく。普通なら時効を迎えているはずなのだが、ある理由から時効が延長されている。
    面白かった!刑事たちの地道な捜査で少しずつ真相が解明されていく様子がワクワクするし、刑事たちのキャラクター、特に昭和編の鎌田と湯浅のバディが素晴らしい。出来ればずっと彼らに捜査して欲しかった。最後がちょっと駆け足で急に色々解明していくのはなんか腑に落ちないが、そこは令和になって捜査手法も色々進化したからということか。
    これからの時代、こういう刑事たちが足で稼ぐような地道な捜査も変わっていくんだろうなぁ。

    0
    2026年08月17日

百年の時効 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    百年の時効
  • タイトルID
    :
    1969116
  • 電子版発売日
    :
    2025年08月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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