【感想・ネタバレ】百年の時効のレビュー

あらすじ

刑事たちの昭和は終わらない。
真犯人が見つかる、その日まで。

1974年に起きた一家惨殺事件。
未解決のまま50年――。
アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。

嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。
現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。
感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス

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Posted by ブクログ

読書備忘録981号。
★★★★★。

出ましたね。
まだ4月に入ったばかりですが2026年ベスト候補。
マクベスか昭和か!

昭和100年の時を超えて繋がる事件の真相を、世代を超えた刑事達の襷リレーによる執念で暴く!
巻末の参考文献を見ると住友銀行暗黒史がある。そして満洲事変も。
どういう思考回路してるんでしょう。伏尾さん。
満洲からの銀行不正からのやくざからのオウムからの施設の子供たちからのDNA鑑定だっ!

巻頭に登場人物一覧があるので、「おっ!こりゃ読み易いわ!」と思ったら大間違い。
昭和25年、昭和49年、平成元年、令和6年・・・。
登場人物がこんがらがる!
あれ?およ?はて?ちょっと待って?
って感じで混乱しながら。

ただ、それでも圧巻です。
昭和・平成の捜査が膨大な量なんですが、そこは最後、令和での怒涛のストーリー展開に必須の情報なので絶対に読み飛ばしたらアカンやつです!
読みながらの備忘メモはとんでもない量になりましたが、備忘禄に記したら薄っぺらくなること間違いない。だからもう諦めた。550pの作品を備忘録になんて出来る訳ない!私の能力では。ストーリー忘れても良い。

物語の核となる事件は昭和49年の佃島一家四人殺傷事件。
捜査を担当したのは警視庁捜査一課鎌田幸三と月島署の湯浅卓哉。
気の遠くなるような捜査の結果、主犯格は逮捕するも、実行犯は複数いたとみられ、共犯者は捕まらず。主犯格が病気入院したために公判停止。時効が成立していない状況に陥る・・・。

そして令和。
共犯の容疑者だった人物が不審死する。
真っ先に臨場したのは葛飾署刑事藤森菜摘。

菜摘は、警視庁捜査一課の草加に呼ばれる。
そして昭和49年の事件を託される!

膨大な鎌田ノート。
莫大な湯浅ノート。
そして長時間に渡る草加ストーリー。

事件から50年・・・。主犯格は98歳になるも病院で生命維持装置に繋がれ微かな命を繋げている。
果たして彼が存命中に事件は解決できるのか!
それとも主犯格死亡により時効が成立してしまうのか!

執念ですよ!執念!
昭和25年の事件、平成におきた数々の事件。
50年保存しておいた血。科学は進歩する。捜査技術は進歩する。この血は犯人を特定するはずだ!それだけを思い。

そして藤森菜摘。
カップラーメンを啜りながら、模造紙に大量の疑問を付箋紙にして貼り付ける。
縦縦横横。ブレーンストーミングですわ。
伏尾さんの作品には一本筋の通っている女性刑事が必ず登場する。

北海道警中南署沢村依理子しかり!
花園警察署刑事課強行犯係広中承子しかり!
そして今回、葛飾署刑事藤森菜摘しかり!

備忘禄は諦めましたがこの作品は、分厚い小説が好きなヒト!骨太な警察小説が大好物なヒト!おススメです!
証明されていない数学問題を解くかのような物語と言っても良い。

目が離せませんぜ!伏尾さん!

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

これもまた、唸らされるほどの傑作だった。

​昭和の未解決事件が、時を経て現代の事件と交錯していく。その構成の緻密さは圧巻だ。タイトルの「百年の時効」が持つ真の意味が明らかになるにつれ、単なる捜査記録を超えた、組織の業と個人の執念が浮き彫りになっていく。

​特筆すべきは、道警という巨大組織の中で、時効という制度に抗い、泥臭く真実を追い求める者たちの造形だ。派手なアクションがあるわけではない。しかし、一つひとつの地道な積み重ねが、最後には巨大な壁を穿つ瞬間は、カタルシスさえ覚える。
ここにも「真実を知る者の苦悩」と「正義への執念」が色濃く流れている。

複雑に絡み合った糸が、最後に見事な一本の線へと繋がる快感。ミステリーの醍醐味が凝縮された一冊だ。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

最初から最後までずっと面白い

図らずもこの前に読んでた『最後の皇帝と〜』に出てきた満州と溥儀が登場して謎の運命めいたものを感じ、
シベリアの捕虜とか、『ラーゲリより愛をこめて』を思い出して勝手に感慨深くなったり

こういう、登場人物の熱さを丁寧に描いている作品が好きなんだよな〜とつくづく…
警察側に比べたら犯人側の描写はやや薄いけど、あくまで警察視点の物語だから犯人側のことは当人達から語られる言葉と捜査内容でしか表現できないよね、と今気付く。なかなか現実的な作品ということか…(解釈浅め)

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

戦後から昭和、現代を舞台にした刑事ものです。
重厚でかなりの長編。読み応えがありました。

昭和中期におこった一家惨殺事件と、さらに過去に遡った戦後の銀行支店長殺害事件
という未解決事件を主軸に捜査は進み、
複雑な相関図によって複数の事件が繋がり、真相が明らかにされていきます。

時効を迎えてもなお事件解決に向け諦めずに次世代へと思いを繋いでいく刑事たちに
胸が熱くなりました。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

とても読み応えのある長編の警察小説。昭和百年の歴史の流れを背景に四人の刑事達に引き継がれ未解決事件の謎が明らかになっていくのが面白い。小さな違和感にこだわって深掘りしていき、新たな事実や背景が見えて繋がっていく。状況証拠から犯人がだんだんと特定されながらも、動機やそこまでこだわる理由が見えてこなかったものが、最後には小さな違和感を回収して明らかになる。事件捜査の技術は進化するが、刑事のこの視点、直感が必要なのだと思った。 AIが進化する現代における人間の価値にも通ずる話だと思う。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本を手に取った時は、500ページ越えの圧巻に思えたが、読み始めると勢いよくページが進み気が付いたら読み終わっていたってくらいに没頭する。昭和に起こった事件が奇跡的に時効がなくなり平成、令和と捜査官がそれまでの捜査ノートや資料を引き継ぎ執念的に犯人を追い詰めていく。ある一家の殺人事件を調べると過去に起こった函館一家殺人事件に繋がる。そこからが面白い。人物相関図から欠ける謎の人物、理解を超えた動機、そして進化していく科学捜査DNA鑑定。篤い刑事たちの些細な盲点までも疑問で終わらせない探求心。
そして火種は満州の地での結束にまでたどり着く。途中阪神大震災やオウム真理教などの実際の事件なども入り込み時代の移り変わりを感じさせるのは良し悪しなところもあり、それを細かく説明文を入れるもんだからテンポが落ちる。孤児院の火事騒動であーこれはって思ったのがそのまま正解したのは気持ちよかったけど、冒頭のクレヨンの件が衝撃的な結末に繋がるのは思わず唸ってしまった。
久々の満点でした。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

久しぶりに心の底から読んで良かったと思える作品に出会えた気がします。
とても読み応えがあり素晴らしい読書体験ができました。
昭和、平成、令和の時を超えて捜査のバトンを引き継ぐ刑事たちの執念の物語です。
まさに百年の時効というタイトルそのままです。

社会派小説であり、刑事ものであり、ミステリーでもある、なんとも贅沢な作品です。
読み応えのある作品が好きな読書家さんなら全員読むべきだと思います。
必ず満足できます。
全ての事柄がひとつに繋がっていく終盤は圧巻でした。
著者の知識量の多さに脱帽です。
私自身、新たな発見と知識を得ることができました。
本当に読んで良かったです。

事件の発端についても、時代背景をしっかりと踏まえたものであり納得がいく構成です。
人の心に関する描写も大変良かったです。

素晴らしい作品でした。
著者の他の作品もぜひ読んでみたいと思います。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

骨太!重厚!

昭和平成令和を貫く警察官たちの執念に脱帽。
一つまた一つと事実を積み上げ、その時代には届かなかった事実が後の時代の技術で裏付けされる展開に時の流れを感じる。
同時に、私は昭和生まれの平成育ちだけど、自分が生まれた10年前の大人たちには当然ながら戦争やGHQの記憶が色濃くて、平成初期にも満州からの引揚者が現役に近い世代だったことに改めて驚く。
当時起きていたオウム関連や薬害エイズは記憶にあるけど、そのひとつであったかもしれない暴力団幹部殺人の裏にこんな事件が絡まっていたのかもと思わされる。

登場人物も展開も多くて全部読み切れず爽やかなカタルシスを得る作品ではないけれど、面白かった!
草加さんが、藤森に『当時のことだと何卒了解してね』って再三伝えるところが令和〜って感じ。

そして積み重ねていく展開自体は素晴らしいけど、最後の話はそこかぁっていうのが少しだけ肩透かし。
永遠のテーマといえばそうだけど、それまでが骨太だっただけに残念。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

『これは刑事たちが、捜査のバトンを引き継いでいく物語なんだ』
そう気がついてから急に、それぞれの刑事たちの思考の細やかな描写の迫力や、分厚い本の重みが増したような気がした。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

今年一番読み応えを感じた本。長さに見合った内容でもあり、4者4様の刑事の執念が胸に迫ってきました。良質な刑事ものを読みたければオススメできます。「幻冬舎だし、広告はすごいけど中身は?かも」という期待を見事に裏切ってくれとても良かったです。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

時代が変わっても、想いは変わらない。
ひとつひとつの時代にそのまま飛び込んだかのような緻密な筆致。そして、その重厚な物語に圧倒された。すごい、の一言に尽きる

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

壮大な物語
読み切ったーとの達成感が半端ない
昭和の刑事の執念と令和の科学的捜査の刑事との比較が面白い

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

これは超弩級と呼ぶにふさわしい小説でした。
昭和、それも戦前から令和の現在に至るまで脈々と受け継がれたもの。
読む方も大変ですが、これを書き上げられた著者は本当に偉大だと感じました。
とにかく分厚い、そして深い。
警察組織と犯人のプライドがぶつかり合い、勝負する様に心を震わせない人は、どれだけいるだろうか。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

本当に最高傑作ですよね。
500ページもあるから読むの迷いましたが、読んでよかった。人としての正しい生き方、考え方、いろいろ考えさせられました。
もう一度読みたい、今度はじっくりと出てくる人物全員が正しい生き方、考え方をしていると思いながら。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

令和六年二月二十一日。
アパートの一室から変死体が見つかったという通報を受けて、葛飾警察署に所属する二十八歳の刑事 藤森菜摘は現場へ向かった。
そこから昭和四十九年に起こった未解決事件『佃島一家四人殺傷事件』が再び動き出す──。


とても面白かった。
書いてあることは主に刑事たちの地道な捜査の様子だ。なのになんでこんなに読めてしまうのだろう。

湯浅や鎌田が通った道を草加や藤森が通り、湯浅や鎌田が見た光景を草加や藤森が見る。
時効の廃止や科学捜査の発展により将来的な可能性が広がっていく。
時代をこえてひとつの事件で繋がっている彼らがほんとに凄いと思った。

展開も多岐にわたり 最後まで読めない。途中 読めた! っと思っても所詮
作家さんの手の上だった(^_^;)

湯浅さんと鎌田さんの真逆のコンビが好きだった。


伏尾美紀さん。初読だったけれど とても良かった。また読みたい。


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2026年02月21日

Posted by ブクログ

「百年の時効」(伏尾美紀)
2026.3 祝「第47回吉川英治文学新人賞」受賞

 昭和の時代に起きた事件を平成、令和の視点で刑事が追う小説でした。まさに自分が育った時とも重なるため、過ごした時代を考えながら読みました。また、犯人を追う刑事達の焦りにも似た渇望、迫力には引き込まれました。戦争の風がまだ色濃く残る昭和の事件を昭和の刑事と平成、令和の刑事がどう追って行くのかにも。
 2025.12.10の今日はニュースで世田谷区一家斬殺事件関連の報道を聞きました。現実の未解決事件が思い出され、どうして犯人が捕まらないのか?その真相背景は何なのか?せめて小説の中にカタルシムを求めたのかもしれません。
 それにしても、この小説を書き上げた作家さんは凄いと思います。フィクションですが、我々の現実に起こったオーム真理教や、住銀イトマン事件、満洲事変までもが取り上げられて少しも破綻しない。読み取る、汲み取るべきは事件ではなく人間でした。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

第28回大藪春彦賞第47回吉川英治文学新人賞ダブル受賞。昭和49年(1979)3月「佃島一家四人殺傷事件」を巡る昭和、平成、令和。時代を繋ぎ真実を求める警察官の矜持が熱い

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昭和49年(1974年)、東京都佃島で起きた一家殺傷事件。
令和6年(2024年)に重要参考人の1人の不審死が発生したことから、幾度もの断念を余儀なくされ、足踏みしていた未解決事件捜査の歯車が今一度動き出す。
昭和、平成、令和と3つの時代を通して不屈の粘りで事件の真相を追う刑事達の物語。。

ザ・骨太警察小説。
調べを進めるうちに発端となる事件は昭和25年に起きていた別の事件との繋がりが浮かび上がり、さらには関係者達の生い立ちを追ううちに満州での接点にまで遡りまさに百年単位での犯罪の根を追う展開。

連続企業爆破事件や地下鉄サリン事件など各時代の実際に起きた重大事件を絡めながら、またその影響を捜査の機運に色濃く反映させることで、戦中戦後から令和の今に渡る一大捜査絵巻感を出すことに成功している。

各時点で成し得なかった事件解決への無念がどのような決着となるのか、次第に明らかになるも点と点だった事実の関係がどう収斂するのか、令和編に期待と高揚感を感ぜずにはいられない。

この流れでは意外な真相がもたらされないと締まりが悪いなと思いながらも、いざ明かされると、うーんなんか急に技巧的な話になってしまい、それまでの捜査熱たぎる色合いとの差に、この要素いらなかったかもとちょっと思ってしまった。
また、「時効」の無期限化を扱いつつ「それは時効だが」というような記述がぽっと出てくるような展開も、後にその説明はあるもののその時点で「ん、どういうこと?」となり集中力を削がれた気がした。

ただ全体としてはさすが大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、このミス2026年度版国内編4位という作品。
伏尾美紀さん、あんまり聞かない名前だなぁと思っていたが、2021年、『北緯43度のコールドケース』で江戸川乱歩賞受賞でデビューした比較的最近の作家さんの模様。
もちろん本作は代表作ということになるだろうけど、この書き方は毎回使えるものではない。
次の一作で実力が問われるところだろう。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

重厚だった。意味がわかるとタイトルにより重みが増す。〝百年の時効〟そのものにもだけど、なによりも事件に関わった刑事たちの受け継がれていく想いと執念に感服。各時代にその事件を担当する刑事たちも個性的で読み進めるうちに愛着が湧いてきて、次第に感情移入してしまう妙。今まで著者の道警シリーズしか読んだことがなく、新しい一面を楽しませていただいた!そして作中にまた北海道が絡んできた時には思わずニヤッとした。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

昭和から平成を経て令和へと、時代を継いで事件と犯人を追う刑事の物語。1974年に起きた一家惨殺事件に始まり、その後の捜査だけでなく、遡った過去の事件との繋がりも明らかにされてゆく。
被告が未決で共犯者がいることがわかっている場合は時効が停止するそうだ。時効が存在した時代の事件だが、時効が停止したまま昭和100年を迎える50年後、新たに事件が動き始める。
時間の経過と共に、実際に起きた事件が背景として描かれる。オウム事件はこの事件を捜査する刑事の運命にも関わってくる。1974年の事件が遠い過去のものではないことを思い出させてくれる。
必ず真相を突き止め犯人を逮捕する。その強い気持ちを原動力に捜査を続ける刑事たち。時代が変わり、捜査方法が変わることで、新たに見えてくるものもある。
事件を追っていくうちにヤクザが関わってくる辺りまでは想定の範囲だが、操作が進むにつれ、物語は予想外の方向に向かう。更に犯人として、それまでに関わってこなかった人物が登場し、そこに至るまで置き去りにされていた、幾つもの小さな謎がすべて明かされる。
最も長く事件に関わった鎌田が犯人逮捕を見届けることができなかったことだけが心残りだった。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

今年こそ読みたいと思っていたうちの一冊を読み終えた。タイトルの意味も理解できた。昭和〜平成〜令和に渡る刑事の執念、それも一人ではなく、事件を引き継ぎながらというのが脅威に思えた。時代とともに技術が進歩したことが事件の解決につながっていったが、過去の全てを頭に叩き込んで、事件を解決した刑事の能力にも感心した

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

現実で実際に起こった出来事や事件が物語に上手く絡められていて、物語にリアリティと厚みを増す良いエッセンスになっているなと思った。
事件の内容は凄惨であり、相当な年月をかけて解決の道を辿っていくので読むのに体力がいりそうな印象だが読ませる力がとにかくすごいのでご安心を。
刑事たちのバトンを繋ぐような絆に胸を熱くし、事件の真相がゆっくりと紐解かれていく様に興奮した。
本の分厚さの通りに読みごたえのある骨太な一冊だった。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読み。面白かった。
特に前半は素晴らしい。鎌田・湯浅時代がよかった。
藤森に至っては、DNA判定ができるようになったおかげとしかいいようのない。あっさり解決。
相関図が複雑だから、前出の人物紹介を何回か見直しているうちに、アレっ?重要人物のはずなのにまだ、あまり出てきていない人が…と言う気付きがヒントになってしまい、ちょっと残念。
富岳銀行も富士銀行かと思っていたら、内容は住友がだいぶはいっているんですね。
満州を絡ませずに作った方がわかりやすかったような。オウムのエピソードもいるかなぁ?
詰め込み過ぎている感。
でも、一気読みさせるのは確か。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

100年は、長かった。
けれど、途中でやめることができなくて
一気に読んでしまった。
面白かったなー

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

初めての作家さん、ランキング上位だし、ワクワクして読み始めた!
火サスか、土曜ワイド劇場ばりの序盤に、どーなのコレ!ってちょっと不安ありつつ読めば読む程に、のめり込む感じで、読み進めまんまと嬉しい厚みのある本でした。
最初から、最後迄裏切られる事無く、捜査する刑事達の、歴史、その時代時代に起きた様々な事件も絡んで、久々に当たった!大当たりの作品でした。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

2025年。
2025年は昭和100年だから。超大作。このミス4位(快挙)。なので読んでみた。
昭和25年の函館。銀行支店長一家惨殺事件。
昭和49年の佃島。サラリーマン一家惨殺事件。
昭和のヤクザ対応できる刑事、これからDNA検査だと思うインテリ刑事。最初は反発する二人がお互いを認め合い、捜査するが解決には至らない。
昭和の施設(孤児院)。孤児院といえばポニーの丘しか知らんから、そんな現実は知らんかった。そんな施設も絡め。昭和と言えば満州。もちろんこれも絡め。
三億円事件はモンタージュ失敗。そうだったんだねw
平成。平成の刑事は、幼馴染がオウムだというだけで閑職に回される。平成は短かったんだぜ。
令和。結局DNA検査で明らかになる。鎌田(ヤクザ対応刑事)は死んだが、湯浅(インテリ刑事)は解決を見届けた。解決したのが女性刑事というのも、今っぽい。
超大作すぎて、一気読み不可だったのだが、それぞれの時代のエッセンス散りばめられていて、歴史書物としても良いのでは。
昭和は重い時代だった。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

1974年に起きた一家惨殺事件。世代を超え事件を追う刑事たち。

面白かったです。惨殺事件を調べていたら過去の事件だとか新たな事件だとかどしどしでてきて結構なスケールに。それでもお話としてとっ散らかったりすることなく最後まで楽しめました。どんどん謎が増える中「一家の母をめった刺しにしたのは誰なのか?」というものが浮き彫りになって話の核になっていくのが見事。。。ではあるんですが、あれは推理できないだろう・・とも思いましたが。
読み応えもばっちりの力作です。文章が読みやすいのでボリュームのわりにはサクサクと読み終われました。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

長かったけど、先が気になりサクサク読めた。
予想外の展開。。
悲劇の事実に迫る刑事ドラマを観てるようだった。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

オーディブルで鑑賞、満蒙開拓まで遡る壮大なストーリーで、作者の創作力には感服。
しかし、月島事件の被害者の義理の兄が母親の殺害にかかわったという部分は、その前から屋根裏に潜んでいたというところを含め納得感が無かった。序盤のネズミの話の回収なんだとは判るが。それと埠頭で孤児のひとりのヤクザを殺害する場面は凝っていて面白いのだが、外国籍の船員らを雇用して云々はどこで誰が何時というところがわからない。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

面白くなかったとは言わない。が長い!
この作者さんのはたくさんの主人公が出てくる。と最初から分かってれば、まあ良し。
昭和生まれなので、ウーマンリブとか時代を感じる言葉が出てくるのは楽しめました。

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2026年03月28日

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