見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、「痛み」の感覚をまったく持たない男、別れた妻を執拗に追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した 十四歳少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条――。神戸市内の閑静な住宅地で、これ以上ありえないほど凄惨な一家四人残虐殺害事件が起こった。凶器のハンマー他、Sサイズの帽子、LLサイズの靴痕跡など多くの遺留品があるにもかかわらず、捜査本部は具体的な犯人像を絞り込むことができなかった。そして八カ月後、精神障害児童施設に収容されている十四歳の少女が、あの事件の犯人は自分だと告白した、が……。
Posted by ブクログ 2019年02月05日
この作品は テレビドラマを先に見ました ドラマもおもしろかったですが 小説のほうが 何倍もよかったです グロイ描写ももりだくさんでしたが ^^;
考えさせられる作品でした 刑法39条には それぞれの考え方があり どちらの意見もわかるきがして 正解は見つからないのかもしれないです
ただ 病気を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月22日
読み応えのある1冊だった
目を背けたくなるシーンも多々あったが
面白かった
為頼先生に診察してほしいと思う人多そう
私もその一人
治らない病気なら入院せずに残りを好きに生きたいという選択も同感
早瀬刑事の39条に対する考えも同感
クズ過ぎる佐田という男も
ああなってむしろざまあみろと思ってしまっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月15日
とある一家におきたの残虐な殺人事件から話が始まります。
この小説のテーマは、刑法39条。精神的に異常がある場合は罰することはできない。みたいな内容だと思います。
刑法39条を逆手にとって、精神異常者の振りをする奴もいれは、本当に異常があり、罰せられないことで苦しむ加害者もいました。
せっか...続きを読む
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