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廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。神戸で老人医療にあたる医師漆原は、心身の不自由な患者の画期的療法を思いつく。それは廃用身の切断だった。患者の同意の下、次々に実践する漆原を、やがてマスコミがかぎつけ悪魔の医師として告発していく――。『破裂』の久坂部羊の、これ以上ない 衝撃的かつ鮮烈な小説デビュー作。
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「廃用身」
2026年5月26日公開 出演:染谷将太、北村有起哉、六平直政
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Posted by ブクログ
老人介護をクローズアップした話だが、脳卒中による麻痺は老人に限った話ではない。明日は我が身かも知れない。動かなくなった体を切除出来るか、その時にしたいと思うかどうかは色んな観点から考えることが出来そうだ。 自身は数年前に交通事故に巻き込まれ、既に義足の身体障害者の身だが、幻肢痛は無くなったものの断端...続きを読むの痺れはあるし、身体のアンバランスさは感じるし、実際身体のラインにも表れている。普段は義足なので一見健常に見えるが、風呂の姿見で全身を確認すると未だにぎょっとすることもある。やはり視覚的なインパクトは大きい。とある義手の女性は義肢製作所なんていう特殊な場所で出会したにも関わらず、目立たないように隠していた。そういうことを踏まえると切断を簡単に選択するのは難しい気もする。それとも憎ささえ覚える廃用身なら違うのだろうか。 ただ本書を読んで思ったのは世間の流れの力が大きいということだ。デイケアの面々が次々とAケアを受けるからそういう空気に流された女性。マスコミに叩かれ、友人に異常を指摘され自身を見失った漆原医師。どちらも構造的には大差ない。周囲の空気や世論ひとつで感情も決断も簡単に揺れ動きそうだ。本当に重要な情報は何だろう。漆原医師も気の毒なくらい編集に全てをぶち撒けられていたが、不要な情報も多かったように思う。何をどう受け止め感じて判断するか、試されているなと感じた。
めちゃくちゃ面白かった。 前半で漆原先生の原稿、後半で編集者の注という構成にまず驚いた。そして作品全体に常に漂う気味の悪さ。 テーマとなっているAケア自体の不気味さ。閉鎖環境で患者やデイケア施設の関係者がある種ハイになっているような状況の不気味さ。事情を曲解して関係者を追い詰めるマスコミのグロテスク...続きを読むさ。漆原先生の本当の目的がわからない怖さ。。 老人の手足を切断するという非常にショッキングな術式をテーマにしているが、著者が医者ということもあってか、作中での漆原先生の説明は非常に合理的で、現実でもそのうち実現するのではないかと思わせる説得力が作品を身近に感じさせ、より薄気味悪い。 しかし構成や文章が上手く、一気読みしてしまった。他の作品にも期待。
麻痺で動かなくなった手足を切断する「療法」を考案した医師の語りから始まる。過度な医療や延命に関しての議論はあちこちでされているけど、この切り口は新鮮。前半は、介護現場の描き方が生々しすぎるうえにややあくどい表現でウッ…となる。自分の経験と重なるのに捉え方が違うせいで、そんなふうに書くのやめてよーみた...続きを読むいな気持ちに、つい。 ただ、この書き出しは介護保険制度の始まる1年前から始まっている。1999~2000年代だと、今よりも介護の過酷さに焦点が当たっていたような記憶があるので、このネガティブな描き方がまさに!という感じもある。
映画化を予告で見て興味をもったので読んでみた。とんでもない作品を知ってしまったという感じ。本の中でひとつの本が再現されているという、入れ子構造も面白い。単にグロテスクであるというだけでは済まされない、介護や医療といったものの本質を皮肉的に実直に描いている怪作という印象。なぜ今までこれを読んでいなかっ...続きを読むたのか。
発売まもない頃に読んだわ、なんだか急に話題なのね? 前半後半で流れというか、雰囲気がガラッと変わるお話だったように記憶してる。前半は一見、すごくいい話風なんだけど…みたいな。後半は結構衝撃。 20代で読んだからなのかな、結構記憶に残ってる。映画で観るか、再読しようか悩むわ。
新しいワード。医者である作家の処女作らしいが、大変面白かった。 フィクションであるのにやけにリアルで、忘れられない本。
久坂部羊氏の鮮烈なデビュー作。 後半視点が複数になるあたりからの怒涛の登場人物印象ひっくり返し、何度読み返してもいい。 一つの視点にとらわれる危うさ、行動を突き動かす信念はどこからくるのか、など思うことは多い。 ぶっちゃけ、大好きです。
大満足。読み終わったあとの幸福感がすごい。 終盤の展開に驚いた人も多いと思う。 内容もとても考えさせられる。是非読んでみてほしい。
ドキュメンタリーかと思った
この作家の作品を初めて読んだせいもあって、前半部分は完全にドキュメンタリー 実話の手記かと思ってしまった。それほどのリアル感で描き出されている。現代の医療の仕組み 考え方 思想に、重たい指摘 課題を突きつけている作品である。
介護現場の綺麗事を許さない壮絶さ、医療の限界、人間の尊厳、倫理とはなど、様々考えさせられる作品だった。
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