Posted by ブクログ
2018年04月07日
悪医。
久坂部羊さん。
もうだめだとなったら、
治療はしない。
治療の余地がないという現実を、しっかり受け止めて、
残された時間を大切に、
その時が来るまで、
一生懸命に生きる。
抗がん剤ではガンは治らない。
延命効果でしかない。
アフリカでは助かる命が死んでいるが、
日本では助からない命を無理に...続きを読む助けようとしている。
患者の気持ちは複雑。
医療者側の理屈。
患者側の理屈。
助かる患者。
治らない患者。
答えの出ない疑問な森。
患者は、
治療=病気を治すこと。
医療者は、
治療=やりすぎると大変な事になる。
医者と患者。
永遠の平行線
患者の希望は、病気が治るということだけじゃない。
医者が見離さないでいてくれることが励みになる。
希望は患者なりの、心の準備。
命を縮める治療でも、いい面がある。
患者側の気持ち。
医者の気持ち。
支える看護師の気持ち。
それぞれの気持ちが、
痛いほどわかった。
伝わった。
気持ちが変わる本です。
おススメ。
素晴らしい本でした。
涙があとからあとから。
止まりませんでした。
大号泣。
清々しい涙です。
良かった。
第3回日本医療小説大賞受賞