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Posted by ブクログ
末期がん患者と医師、2人それぞれの目線で話が進んでいく中で、両者の葛藤や苦しみ、考え方の違いがありのままに伝わってくる。患者目線では医師からの余命宣告が突き放したように聞こえ、医師の目線では無理な治療はせず残りの大切な時間を有意義に過ごしてほしい思いでの余命宣告、という立場によって全く考え方が違うところが対象的だと思った。患者は苦しみながらも新たな治療法を求め悪戦苦闘し、医師も患者からの「私に死ねというのか」という言葉がいつまでも頭の中に残り心が晴れないまま生きる日々。医療の最善とは何か、患者に寄り添うとは何かを現実的に突き付けてくる内容が心に残る。
Posted by ブクログ
義父が膵臓癌で亡くなったばかりだったのであまり他人事とは思えず、読み進めました。義父はこの物語の主人公とは性格も選んだ治療法も全然違うのですが、何度もこんなふうに辛かったのかなと思うシーンがありました。
死の直前であっても医者には突き放されたくない、治療法がなくても一緒に考えて悩んでくれる人がいるということが死の淵において、いかに希望になるか。
治療の継続不可が事実だとしても、自分の伝え方でよかったのか、患者はどう思ったのか、もっといい言い方はなかったのか、正解のない答えをずっとずっと考えて続けている医師がいるということを知るだけでも診てもらう側が救われます。言葉の大切さもすごく考えさせられました。
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