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在宅医療専門クリニック看護師のわたし(中嶋享子)と新米医師の三沢、クリニック院長の一ノ瀬らが様々な患者本人と家族、病とその終焉、そして安楽死の問題にも向き合う。「綿をつめる」膵臓がん患者の60代女性が亡くなった。わたしは三沢に死後処置――遺体に綿をつめる作業を教えることに――。「いつか、あなたも」在宅医療は老人ばかりではない。26歳の女性患者は統合失調症に見えたが、症状は複雑だ。その女性がわたしに投げかけた言葉「いつか、あなたも」の意味は――。カルテに書かれることのない医療小説、六つの物語。著者は、2001年から14年まで、在宅医療が専門のクリニックに非常勤医師として勤め、多くの患者さんを診察してきた。本作は、そのときの経験をもとにした、ほぼ実話の小説です。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年04月19日
在宅医療でも様々な患者がいて苦労も多いし、どんなケアするのか知りたくてノンフィクションとあったので手に取る。
内容は介護をしてる方々そこまで苦労しているようにみられず、お金に余裕がある患者が在宅医療を受けるのだろうか?と無知な自分は最下層で余裕のない人が在宅医療を受けていると思っていたので驚きと、自...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月15日
ただただ壮絶。
その一言につきる一冊。
「綿をつめる」での死後処理の大変さ
「セカンドベスト」でのALS患者の実態。
の2話は特に全く知識がなかったぶん衝撃も大きく
家族を看取るのも、自分が看取られるのも
大変なことなのだと、腹をくくる覚悟が
少しは持てたかな、と思う。
自宅で最期を迎えたいかどう...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月01日
初めて読む作家さんです。
たまたま電子書籍のキャンペーンがあって、目にして購読してみました。
実体験を元にした在宅医療の短編集。
「医療」といっても、ほとんど終末期の看取り
読んでいてつらいものばかりでした。
タイトルの「いつか、あなたも」は
いつかあなたも終末期の看取られることになるっていう...続きを読む
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