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誰にも訪れる「死」。しかし、実際にどのようにして死んでいくのかを知っている人は少ない。人がどのような末期を知らないと、虐待に等しい終末期医療に苦しみ、悲惨な死を迎えることになりかねない。肉親が迎えたとき、そして自ら死を覚悟したとき、どのような死に方を選べばいいのか。在宅診療医として数々の死を看取った、作家の久坂部羊氏が、人がどのような死を迎えるのかをリアルに描き、安らかな死を迎えるために、私たちが知っておくべきことを解説する。その日に備えて、読んでおきたい「死の教科書」
はじめに
第一章 死の実際を見る、心にゆとりを持って
第二章 さまざまな死のパターン
第三章 海外の「死」見聞録
第四章 死の恐怖とは何か
第五章 死に目に会うことの意味
第六章 不愉快な事実は伝えないメディア
第七章 がんに関する世間の誤解
第八章 安楽死と尊厳死の是々非々
第九章 上手な最期を迎えるには
Posted by ブクログ 2024年02月11日
死生観を見直すきっかけになる良書。
僕は薬剤師として日常的に医療に携わっているため、胃ろうチューブは入れたくないなとか、延命治療はしたくないなとか、なんとなく終末期医療に対する想いは持っていた。
本書を読んで感じたのは、そんな"想い"だけでは足りず、"覚悟"...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月05日
人の死について考えるいい機会になった。
「死」と聞くと、不吉で、想像するだけで縁起が悪いと思いがちだが、だからこそ、自分の死について目を背けることなく考えていく必要があるのだと思う。
ただ、延命せずに死ぬことが作者の理想のように感じたが、それはあくまで自分が人生を楽しみきったと思えるから、延命しなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月29日
自分の死に向き合える好著。
色々な角度から死に対する態度、覚悟を養うことができる。
宗教によって死を受け入れられる国。
医療の不足が死を受け入れられる国。
死の不安を飼い慣らす。死後はないよ。
死に目に遭うことを過度に執着しない。
死には不都合な面がある。選べない。コロリ死は不摂生の結果。老衰も案...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月18日
引き続き「死」を知りたくて手に取る。在宅医療医師が人生一度きりの死を、どうすればうまくやり終えるかのヒントを教えてくれる一冊。
私も延命治療はして欲しく無いと思い、「尊厳死の宣言書」を書いたが、もっと確固たる意志も必要な事が分かった。周りに死が近づいたと感じたときに再度読みたい。65歳を過ぎて癌が見...続きを読む
死ぬことにも準備が必要だということ。
普段はあまりかんがえたくないことだが、
誰もがいつかは必ず死ぬのだから。
自分の死もさることながら
大事な人を送る場合も
あらかじめ、考えておかないといけない。
Posted by ブクログ 2023年01月25日
習わないからこそ自習しておきたい「死」についての一冊。医師が実際の死について紹介するために書いた本なので死の描写に説得力があり、大変勉強になりました。いろんな形の死が紹介されるので自分はどう死にたいか、考えさせられます。また死から逆に生きることについても考えさせられました。死ぬと「無」になるので、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月17日
オーディブル。一般に想像されるような”理想的な死に方”は、現場を知る人からしたらロマンチック過ぎる。
延命は正しいのか?意識のない人の体に管を刺したりしながら心臓を動かせば遺族は満足なのか?
なぜ死に目に会いたい?生前に会ってこそでは?など。
自分なりに意訳すると「ちゃんと考えてものを言え。ステレオ...続きを読む
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