無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
『プラチナデータ』東野圭吾さん
------------
【第1章:完璧なシステムの誕生】
東野圭吾さんが描く『プラチナデータ』は、科学技術の進化と国家権力の恐ろしさに切り込んだ傑作ミステリーだ。
物語の前半は、国民のDNAデータによって圧倒的な検挙率を誇る近未来の捜査システムが描かれる。
------------
【第2章:追う者と追われる者】
そのシステムを構築した科学者・神楽自身が「容疑者」となったことで事態は一変する。
追う側の刑事・浅間と、逃亡する神楽。
二人の視点で進むスピーディーな展開に、一気に引き込まれた。
------------
【第3章:権力と欲望の真相】
本作の真骨頂は、後半に明かされる「システムの裏側」にある。
国家が謳う「国民の安全」の陰で、特定の人々を守るための隠蔽工作が行われていたのだ。
便利で完璧に見えるテクノロジーも、それを扱う権力者の「欲望」によって歪められてしまう現実を突きつけられ、思わず背筋が凍る。
データですべてが管理されかねない現代だからこそ、この物語が鳴らす警告は重い。
最後に問われるのは、科学の精度ではなく「人間の心と尊厳」なのだと感じた。
読後、自分の内なる声に耳を澄ませたくなる一首を添えたくなる名作である。
久しぶりの東野圭吾作品。
あなたが犯人でしたか、、、という気持ち。
DNAを使った捜査ってそんなに国民の反感を買うものだったっけ?って思ってたら10年以上前の作品で納得。
最後まで飽きない展開でした。
最後の最後まで飽きの来ない展開が続き読んでて楽しかったです。何をもってその人がその人であると見做すのか、それがDNAなのか身体なのか、考えさせられる話でした。
国民のDNAを登録する犯罪捜査
個人情報、マイナンバー制度などの更に先の世界。管理する側の利便性と、国民のデメリット考えさせられる。単なるミステリーでない問題提起がある。
東野作品の醍醐味は事件解決後!
事件解決まで様々な犯人像を想像して読み進めていくことももちろん面白いのですが、事件解決後のストーリーでいつも感動させられます。この作品もしかり。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。